ホームヘルパーが知っておきたい『障がい・難病』別の支援方法まとめ

障がい・難病別支援

 

ホームヘルパーの仕事では高齢者だけではなく、障がい者や難病患者に対してもサービス提供を行います。

今回は訪問介護でよく出会い、かつ対応に悩みがちな『障がい・難病』別に支援方法をまとめましたのでご参考ください。

 

 

本記事の信頼性
  • 介護業界11年目、現役の管理者兼サービス提供責任者が執筆しています。
  • 保有資格:ヘルパー2級、基礎研修、社会福祉士、同行援護、全身性ガイドヘルパー、ほか
  • 制度などの解説は「厚生労働省の一次情報」をもとにしています。

 

ホームヘルパーが知っておきたい『障がい・難病』別の支援方法

女医 チェック表

 

今回は下記7つの障がい・難病について解説していきます。

  1. 知的障がい
  2. 精神障がい
  3. 自閉症
  4. ダウン症
  5. ALS(筋萎縮性側索硬化症)
  6. パーキンソン病
  7. 脳性マヒ

 

 

①『知的障がい』

知的障がいの方には、障害福祉サービスの居宅介護や重度訪問介護でホームヘルパーは支援する機会が多くなります。

 

厚生労働省によると知的障がいの定義は下記のとおり。

 

「先天性、出生時、または出生後初期における何らかの原因により、精神発達が持続的に遅滞した状態。心身の発達期(概ね18歳まで)に現れた生活上の適応行動を伴っている知的機能の障害を示す状態。」

(厚生労働省)

 

知識不足のホームヘルパーも多いためどのように関わって良いのか頭を悩ませます。

 

下記で知的障がいの方が「利用できる社会資源」や「支援方法のポイント」を具体的に解説してますのでどうぞ。

 

②『精神障がい』

訪問介護でよく出会う精神障がいは大きく分けて下記の4つです。

  • うつ病
  • 双極性障害(そううつ病)
  • 統合失調症
  • パーソナリティ障害

 

それぞれの精神疾患に対して知識がない状態で支援をするのは危険です。

ホームヘルパー自身のメンタルも疲弊してしまうことも多いので下記4つの記事から学んでおきましょう。

 

※うつ病はこちら

 

※双極性障害(そううつ病)はこちら

 

※統合失調症はこちら

 

※パーソナリティ障害はこちら

 

 

③『自閉症』

自閉症は発達障害のひとつです。

先天的な脳の機能障害であるとされていますが、原因解明には至っていません。

 

文部科学省によると下記のとおり。

 

①他人との社会的関係の形成の困難さ

②言葉の発達の遅れ

③興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害であり、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。

 

(文部科学省より引用)

 

「強いこだわり」や「コミュニケーションの困難さ」から知識のないホームヘルパーだとどのように関わるべきか頭を悩ませます

 

下記で具体的に解説していますのでご参考ください。

 

④『ダウン症』

ダウン症の定義は国立生育医療研究センターによると下記のとおり。

 

「Down syndrome(ダウン症候群)」は、1965年にWHOにより、最初の報告者であるイギリス人のダウン博士の名にちなみ正式名称とされました。通常21番目の染色体が1本多く3本あるため、21トリソミーとも呼ばれます。
ダウン症候群の方は、筋肉の緊張が低く、多くの場合、発達に遅れがみられます。発達の道筋は、通常の場合とほぼ同じですが、全体的にゆっくりと発達していきます。

 

(国立成育医療研究センターより引用)

 

さらにダウン症の方は

  • 4割~5割は「心疾患」をもっている
  • 大半が「知的障がい」を伴っている
  • 「食事の咀嚼面」や「歩行」に障がいがある場合もある

などの特徴を持っています。

この特徴を考慮した支援をホームヘルパーは行っていく必要があります。

 

詳しくは下記で解説しますのでご参考ください。

ダウン症の4つ特性と支援で知っておきたい関わり方の4つのポイントを解説
ダウン症と聞くと、イメージ出来る方は多いのではないでしょうか? テレビでも、地域でも目にしたり話したりした方も多くいらっしゃると思います。 それは、ダウン症の方がテレビに出たり、地域に出ているからです。 ...

 

⑤『ALS』(筋萎縮性側索硬化症)

ALSの方は特に重度訪問介護でよく出会うケースが多いです。

難病指定されている疾患で厚生労働省によると定義は下記のとおり。

 

 

主に中年以降に発症し、一次運動ニューロン(上位運動ニューロン)と二次運動ニューロン(下位運動ニューロン)が選択的にかつ進行性に編成・消失していく原因不明の疾病である。

病勢の進展は比較的早く、人工呼吸器を用いなければ通常は2~5年で死亡する事が多い。

 

(厚生労働省より引用)

 

ALSは体が徐々に動かなくなるという「精神的ダメージ」と「難病の受容」がとても大変かつ重要です。

そのためホームヘルパーにはメンタルケアを含めた繊細な介護技術が求められます。

 

下記で具体的に解説していますのでご参考ください。

 

⑥『パーキンソン病』

パーキンソン病は難病指定されている疾患で主な症状は下記の4つ。

  • 安静時振戦・・自分の意志とは関係なく、安静にしている時に手・足・顔面に震えが起きる
  • 筋固縮・・全身の筋肉が硬く強張り、スムースに体を動かせない状態になる
  • 無動、寡動・・体を動かす事が困難になる症状
  • 姿勢反射障害・・バランスを保てなくなり、転びやすくなること 

こういった症状によって、コミュニケーション面やADL面で困難さが出てきます。

この困難さを考慮した支援をホームヘルパーは行っていく必要があります。

 

下記で詳しく解説していますのでご参考ください。

 

⑦『脳性マヒ』

脳性マヒは主に重度訪問介護で出会うケースの多い疾患です。

 

日本理学療法士協会によると脳性マヒの定義は下記のとおり。

 

受胎から新生児期(生後4週間以内)までの間に生じた脳の非進行性病変に基づく永続的な、しかし変化しうる運動および姿勢の異常である。その症状は満2歳までに発現する。

進行性疾患や一過性運動障害、または将来正常化するであろうと思われる運動発達遅滞は除外する。

 

(日本理学療法士協会より引用)

 

軽度から重度まで症状はさまざまですが

  • 視覚障がい
  • コミュニケーション面での障がい
  • 食事摂取の障がい
  • 歩行障がい

などがあり、利用者個々の状態に合わせた支援を行っていく必要があります。

 

下記で詳しく解説してますのでご参考ください。

 

まとめ

今回は訪問介護でよく出会い、かつ悩みがちな障がいや難病について解説しました。

冒頭での話した通り、ホームヘルパーは高齢者だけではなく障がい者への支援も行います。

知識が必要な分野になりますので参考にしてみてくださいね。

 

また当サイトではホームヘルパーの初心者向けにも業務マニュアルを無料で公開しています。

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