
訪問介護で働きたいけど必要な資格はあるのかな・・・?

訪問介護で持ってたら有利な資格があれば教えてほしい。

了解です!資格って多すぎてどれを取得したら良いか分からないですよね。
訪問介護は必須資格もありますので要注意です。
てことで今回は
- 訪問介護の必須資格
- 持っていたら転職にも有利になる資格8選
を解説していきます!
私は現役で訪問介護のサービス提供責任者として働いていますのでリアルに必要な資格を紹介できると思います。
ぜひ参考にしてください。
訪問介護で働くうえで必須の資格とは?
最初にお伝えしておくと、訪問介護は無資格では働くことはできません。
ホームヘルパーとして従事するためには介護職員初任者研修の取得が必須です。
介護職員初任者研修の概要と取得方法
介護職員初任者研修は、もともとヘルパー2級(2013年廃止)と呼ばれている資格です。
この資格は、介護の経験がない人でも取得しやすい初級の資格となっています。

ヘルパー2級の資格を取得している人は新たに取得する必要はありません。
誰でも取得できるの?
介護職員初任者研修は、年齢制限や性別、学歴は必要ありません。誰でも資格を取得することができます。
取得方法と取得までの期間
- 取得方法・・・通信教育+通学、もしくは通学で取得可能です。
- 取得期間・・・最短で1か月、最長で4か月となっています。
取得にかかる費用
取得費用は、平均で5~6万円程度となっています。
また高いところだと15万円程度もかかるところもありますのでスクール選びには注意が必要です。
資格更新は必要?
資格更新はありません。資格の返却もありませんので、取得すれば一生涯資格を取得できます。
カリキュラム
介護職員初任者研修のカリキュラムには介護をするうえでの基本的な部分が盛り込まれています。
詳しくは下記をチェックしてください。
カリキュラム | 詳細 |
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ちなみに以前のヘルパー2級では、実習がありましたが介護職員初任者研修ではありません。その分、認知症の知識などが増えています。
初任者研修を取得したい方はシカトルから無料で一括資料請求できますので良かったらどうぞ
取得しておくと転職にも有利なる資格8選
今回は現役の訪問介護職である私が、実体験をもとに取得しておくと有利になるよっ!って感じた資格を8個紹介していきます。
それは下記のとおり。
- 実務者研修
- 介護福祉士
- 認知症介護実践者研修
- 認知症ケア専門士
- 喀痰吸引等研修
- 同行援護従業者養成研修
- 移動支援従業者養成研修
- 重度訪問介護従業者養成研修

今回紹介する資格は有名なものからマイナーなものまで盛りだくさん。
でも確実に有用な資格たちです。
それぞれ見ていきましょう!
①実務者研修
実務者研修は介護職員初任者研修の応用資格です。
2013年まではヘルパー1級とか介護職員基礎研修と呼ばれていた資格です。
実務者研修を取得しているとサービス提供責任者として働けるため転職活動ではかなり有効な資格になります。
- サービス提供責任者として働ける
- 介護福祉士の受験資格のひとつ
- 仕事の幅が広がる
- 給料アップが望める
- 資格取得の条件
年齢・性別、学歴問わず取得可能です
- 費用
- 介護職員基礎研修修了者ならば3~5万円程度
- 初任者研修、もしくはヘルパー2級を取得していれば10~15万円程度
- 無資格ならば15~20万円
- 取得までの期間
最短3か月(540時間)~6か月
- 試験
試験はありません。研修の受講完了で資格取得となります。

訪問介護でバリバリ働きたいなら実務者研修は取得しておいた方が良いですよ~
②介護福祉士
介護福祉士は介護資格で唯一の国家資格です。
介護の仕事をしていく中で介護福祉士を目標にしている人が多く、認知度も高い資格ですね。
- サービス提供責任者になれる
- 資格手当で2~4万円程度つくところが多い
- 事業所の加算要件のひとつなので転職にかなり強い
- 資格の取得方法
介護福祉士を取得するには以下の方法があります。
- 福祉系高校卒業ルート
- 養成施設卒業ルート
- 経済連携協定ルート
- 実務経験ルート
この4つの方法で介護福祉士の受験資格を得ることができます。すでに社会人としては介護の仕事をしているのであれば実務経験ルートが現実的な方法だと思います。
介護福祉士について下記で深掘りしてますので併せてどうぞ
③認知症介護実践者研修
認知症介護実践者研修は、認知症介護のプロを育成するため、知識や技術を習得する実践的な研修です。
各都道府県の指定や委託を受けた各機関が主体となって実施しているため、地域によってカリキュラムなどが若干異なります。
- 受講要件
介護現場の実務経験が2年以上
- 取得までの期間
講義・演習が6~7日間、実習が2~4週間程度で取得
- 費用
20,000~30,000円程度
- 試験
試験はありません。研修完了で資格取得となります。
下記でより深掘りしてますので良かったらどうぞ
※さらにスキルアップしたい方は下記もどうぞ(進化版です)
④認知症ケア専門士
認知症ケア専門士は日本認知症協会が認定している民間資格です。
認知症ケアのプロの証明となる資格で、この資格は個人的にかなりおすすめしています。
認知症ケア専門士を取得すると「認知症ケア事例ジャーナル」という雑誌が3ヶ月に1度送られてきます。
この雑誌から「認知症ケアの取り組みのヒント」「介護業界の流れ」「認知症ケアの流れ」などの情報を得ることができます。
つまり認知症ケアの最前線を常に知ることができるという大きなメリットがあります。
- 受験資格
認知症ケア経験が3年以上
- 試験
- 第一次試験・・・4科目のマークシート式筆記テスト
- 第二次試験・・・ディスカッション
- 費用
- 第一次試験・・・3,000円×受験分野数(4教科で12,000円)
- 第二次試験・・・8,000円
- 更新にかかる諸費用・・・10,000円程度
- 更新
5年に1回の更新制
日本認知症ケア学会が主催する講座、認定する他の団体が開催する講座への参加により5年間で30単位以上を取得する必要あり。
下記でより詳しく解説してますので良かったらどうぞ
⑤喀痰吸引等研修
平成24年から一定の研修をおえた介護職員が喀痰吸引を実施できることになりました。
その研修がこの喀痰吸引等研修となります。
喀痰吸引が必要な場面は数多くあるものの、訪問介護では取得している人員がかなり少ないのが現状です。
そのため、喀痰吸引等研修を取得しているヘルパーはかなり重宝されます。
下記でより詳しく解説してますので良かったらどうぞ
⑥同行援護従業者養成研修
同行援護従事者養成研修とはガイドヘルパーの一種で障害福祉サービスである同行援護で働くための資格です。
同行援護は視覚障がい者への外出支援サービスとなっていて
訪問介護では同行援護サービスも行っている事業所が多いので資格を取得しておくと転職にかなり有利になります。
同行援護従業者養成研修は一般課程と応用課程があり、従事するのみであれば一般課程のみでOK、サービス提供責任者として従事するのであれば応用課程の取得が必要となります。
- 受講要件
- 一般課程は誰でも受講可能
- 応用課程は一般課程修了者のみ受講可能
- 試験
なし。カリキュラム修了後に資格取得
- 費用
一般、応用合わせて50,000円程度
- 期間
5日程度で取得可能
同行援護従業者養成研修についてより深掘りしてますので下記も併せてどうぞ
⑦移動支援従業者養成研修
移動支援従業者養成研修はガイドヘルパーの一種で障害福祉サービスである移動支援で働くための資格です。
主に全身性課程、知的障がい課程、精神障がい課程に分けられています。
訪問介護では移動支援サービスを提供している事業所が多いので資格を取得しておくと転職にかなり有利になります。
- 受講要件
誰でも受講可能
- 試験
なし。カリキュラム修了後に資格取得
- 費用
10,000~20,000円程度
- 期間
2~3日程度で取得可能
下記も併せてどうぞ。
⑧重度訪問介護従業者養成研修
重度訪問介護従業者養成研修は障害福祉サービスのひとつの重度訪問介護で働くための資格です。
訪問介護では重度訪問介護サービスを提供している事業所が多いので資格を取得しておくと転職にかなり有利になります。
また重度訪問介護従業者養成研修は「基礎課程」「追加課程」「総合課程」に分けられており、個人的に総合課程までの取得をおすすめしています。
理由としては総合課程まで取得することで痰吸引や経管栄養をなどの医療的ケアも特定の条件下で可能となるためです。
- 受講要件
誰でも受講可能
- 試験
なし。カリキュラム修了後に資格取得
- 費用
15,000~30,000円程度
- 期間
2~3日程度で取得可能
重度訪問介護従業者養成研修について深掘りしてますので下記も併せてどうぞ
資格を取得するなら『スクール比較』をして検討しましょう
訪問介護で役立つ資格を紹介してきましたが、もし資格取得をされるのであればスクール比較を入念に行うことをおすすめします。
スクールによって料金や取得までの期間がかなり違いがありますので、自分に合ったスクールで受講するようにしましょう。
スクール比較はシカトルなら無料で一括資料請求ができます。
良かったら下記から資料を取り寄せて検討してみてくださいね!
まとめ
今回は訪問介護の転職で有利に働く資格8選を私の実体験をもとに紹介しました。
また転職を考えている方向けに訪問介護に特化した転職ノウハウと職場選びのポイントをまとめたロードマップを
無料で公開しています。
約20000文字とかなりのボリュームになっていますがかなり使えると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。