重度訪問介護って実際どのように利用されているの?リアルな1日の流れを解説。

重度訪問介護の使われ方と1日の流れ

 

 

重度訪問介護に興味があるのだけど、実際にどんな感じで利用されているのかイマイチ分からない・・・

 

重度訪問介護のリアルな仕事の流れが分かればイメージしやすいかも

 

確かに・・・

長時間のサービスってことは分かるけどイメージしずらいよね。

 

てことで今回は

  • 重度訪問介護の介護現場でのリアルな使われ方
  • 重度訪問介護サービスの1日の流れ

 

を現役介護職の私が解説します!興味のある方はぜひ参考にしてくださいね。

 

 

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本記事の信頼性
  • 介護業界11年目のちょいベテランで現役の管理者兼サービス提供責任者が執筆しています。
  • 保有資格:ヘルパー2級、基礎研修、社会福祉士、同行援護、全身性ガイドヘルパー、ほか
  • 制度などの解説記事は「厚生労働省の一次情報」をもとにしています。

 

重度訪問介護サービスの設計構造

障害者マーク

 

まず少しだけ、重度訪問介護サービスの設計構造の話をさせてください。

重度訪問介護は、制度設計の時点か長時間の利用を前提としたサービスとして設計されています

 

24時間連続滞在型ヘルパー制度として、8時間勤務のヘルパーが3人交代でサービスを提供するというのが元々の制度設計でした。

 

通常の訪問介護の場合は限られた時間内で必要な介護を行うピンポイントのサービスですが

重度訪問介護の場合は家庭内での「見守り」を基本としながら、排泄や体位変換など必要に応じてサービスを受けられます。

また、訪問型サービスでありながら、外出の支援も受けることができます。

 

下記で重度訪問介護について詳しく解説してますので良かったら参考にしてみてください。

 

重度訪問介護は実際にどのように利用されているのか?

 

重度訪問介護はさまざまな使われ方をしていますので全てを紹介することは不可能ですが、よくある3パターンを上げて解説していきます。

 

  1. 日中・夜間の長時間サービス
  2. 外出のみ行うケース
  3. 日中の見守りのみ行うケース

 

それぞれ深掘りしていきます。

 

パターン① 日中・夜間の長時間サービス

最も一般的な使用方法ですが、日中や夜間帯に長時間ヘルパーが支援を提供します。

 

サービス内容としては下記の通り

  • 調理などの家事援助
  • 排泄介助、食事介助などの身体介護
  • 喀痰吸引などの医療的ケア
  • 就寝中の利用者への見守り

 

基本的には1回で3~10時間程度のサービスとなります。見守りを中心として必要に応じて家事援助や身体介護を行っていくような感じでサービスを提供します。

 

後で1日の流れを紹介しますので、そのときに具体的に説明しますね!

 

パターン② 「外出」のみ行うケース

意外かもしれませんが、外出の支援のみで重度訪問介護を利用している方はけっこういます。

日常の買い物から、ショッピングしに行ったり、一緒にお茶しに行ったり、好きなアーティストのライブを見にいたり・・・

各家庭の状況や利用者本人の希望に合わせた上ではありますが、外出のみで重度訪問介護を活用する場面もあるのです。

 

ちなみに重度訪問介護の外出支援は、単価がそれなりに高いので事業所側も積極的に利用を促すこともあるため外出支援の頻度が高くなるのです。

 

パターン③ 日中の「見守り」のみを行うケース

このパターンはグループホームに入所している利用者が多いです。

グループホームを利用されている方で、普段は日中に生活介護などで出かけられている方も土日にはグループホームで過ごすことがあります。

 

その場合に、重度訪問サービスで日中の見守りや必要な介護をおこなうことがあります。

長時間設計のサービスである重度訪問介護は「見守り」が可能なので、このような利用方法もあるのです。

 

言い方は悪いかもしれませんが、重度訪問介護は使い勝手がめちゃくちゃ良いサービスなんです。

 

重度訪問介護サービスのリアルな1日の流れ

 

私の実体験から重度訪問介護サービスの実際の流れを解説していきます。

  • AM7時~PM15時まで
  • PM15時~PM23時まで

の2パターン紹介しますね。どちらも8時間のサービスになります。

 

注意点

自宅で一人暮らしをされている進行性の四肢麻痺を持つ車椅子の利用者を想定します。
排泄は自立しており、言葉も話せて、手足も全く動かなくはないですが、立つことは難しい状態です。家庭ごとのルールがあるので、その辺りを踏まえた上でお読みください。

 

AM7:00〜PM15:00のサービス

 

利用者宅に起床前に訪問する

利用者が起床する前に訪問。

ナンバーロックの鍵をとって入る。

 

起床後、トイレ介助・朝の着替え・整容の支援

  • ベッドから車椅子、車椅子からトイレへの移乗介助を行う。
  • トイレの後は再びベッドへ。ホットタオルを渡してできる範囲をご自身で拭いていただき、難しい部分を代わりに清拭する。
  • 着替えはご本人に何を着るか確認して服を選び、脱衣と着衣の介助を行う。
  • 洗濯物の確認を行い、必要なら洗濯機を回す。

 

朝食作り・ゴミ出し

  • ご希望のメニューや使用していい食材は確認しておくことが基本。
  • 冷蔵庫の中身を確認・共有し、必要なものがないか確認したりする。
  • 合間にゴミ出しの確認を行い必要ならゴミを集めて出しに行く。

 

朝食の食事介助

  • ベッドから車椅子へ移乗する。
  • できる範囲はご自身で食べていただき、お声がけがあれば食事のお手伝いをする。
  • 食べ終わるまではそばで見守りしつつ、一緒にテレビなどを見て過ごす。
  • 食前後の服薬の確認・見守り。
  • 食後歯磨きの見守り。

 

昼食までの間

  • 必要な声かけがあるまで見守り待機。一緒にテレビを見たり、会話して過ごす。
  • 必要に応じて体勢変換したり、ベッドから車椅子、車椅子からベッドへの移乗を行ったり、トイレ介助を行ったりする。
  • 洗濯物が回り終わったら干す。衣類をハンガーにかけることなどできることは利用者と一緒に行う。
  • 頃合いを見て昼食の準備に取り掛かる。

だいたい決まっている人がほとんどですが、何時頃昼食にするか確認する。

 

昼食作り

  • ご希望のメニューや使用していい食材は確認しておくことが基本。

 

昼食の食事介助

  • ベッドから車椅子へ移乗する。
  • できる範囲はご自身で食べていただき、お声がけがあれば食事のお手伝いをする。
  • 食べ終わるまではそばで見守りしつつ、一緒にテレビなどを見て過ごす
  • 食前後の服薬の確認・見守り。

 

食材・日用品の買い出し

  • 天候や体調次第で一緒に行くこともあれば、行かないこともある。
  • 一緒に行かない場合、必要なものをヒアリングしてリストアップする。
  • 決まったブランド、決まったスーパーなど利用者のご希望のものを購入し、分からないことがあれば利用者に電話して確認することもある。
  • 買ってきたものを所定の場所へ片付ける。食材は必要なものは下処理して冷凍などする。

 

金銭の確認

  • レシートと財布の中身の確認。
  • ノートや出納帳に記載する。

 

その他

  • 必要な声かけがあるまで見守り待機。一緒にテレビを見たり、会話して過ごす。
  • 必要に応じて体勢変換したり、ベッドから車椅子、車椅子からベッドへの移乗を行ったり、トイレ介助を行ったりする。
  • 洗濯物の取り込み。たたみ物など、できるものは一緒に行う。
  • 部屋の掃除機がけやトイレ掃除をする。
  • サービス実施記録の作成をする。
  • 次のヘルパーへの必要な引き継ぎ事項はをノートやサービス実施記録に残しておく。
  • 日によって、銀行や携帯ショップ、ショッピング、カラオケなどの外出余暇の支援もある。

 

引き継ぎ

  • 次のヘルパーと記録を確認しながら引き継ぎを行う。
  • 退室する

 

 

PM15:00〜PM23:00のサービス

 

訪問後、引継ぎを受けてサービススタート

訪問して前サービスのヘルパーから引き継ぎを受けてから業務に入ります。

利用者に声かけをし、バトンタッチします。

 

夕食まで

  • 必要な声かけがあるまで見守り待機。一緒にテレビを見たり、会話して過ごす。
  • 必要に応じて体勢変換したり、ベッドから車椅子、車椅子からベッドへの移乗を行ったり、トイレ介助を行ったりする。
  • 頃合いを見て夕食の準備に取り掛かる。
  • だいたい決まっている人がほとんどですが、何時頃夕食にして、何時頃お風呂にするか確認する。

 

夕食作り

  • ご希望のメニューや使用していい食材は確認しておくことが基本。
  • 事前に前のヘルパーが伺って引き継ぎされることもある。

 

夕食の食事介助

  • ベッドから車椅子へ移乗する。
  • できる範囲はご自身で食べていただき、お声がけがあれば食事のお手伝いをする。
  • 食べ終わるまではそばで見守りしつつ、一緒にテレビなどを見て過ごす。
  • 食前後の服薬の確認・見守り。
  • 食後歯磨きの見守り。

 

入浴の準備

  • 何時頃入られるか確認して、丁度いい時間にお湯をはる。
  • 着替えやバスタオル、必要に応じてマットなど用意する。
  • 入浴前に必ずトイレへ行っていただく。

 

入浴介助

  • お風呂場へ連れて行き、体の洗体の介助、浴槽への介助を行う。
  • 障害の程度やお風呂場の構造上非常に難しい場合が多い。

 

スキンケア・塗り薬

  • 保湿をし、ドライヤーで髪を乾かす。
  • 体の傷等に薬を塗る。

 

掃除

  • 風呂場の掃除をする。
  • 使用したキッチンの掃除をする。

 

就寝準備

  • ベッドメイキングを行う。
  • 就寝までは必要に応じて体勢変換したり、ベッドから車椅子、車椅子からベッドへの移乗を行ったり、トイレ介助を行ったりする。
  • サービス実施記録を作成する。
  • 次のヘルパーへの必要な引き継ぎ事項はをノートやサービス実施記録に残しておく。

 

就寝前介助

  • 就寝前の服薬の確認・見守り。
  • オムツへの履き替えを行う。
  • ベッドへ移乗する。
  • 消灯、火器確認、施錠、退室。

 

 

以上のような流れで1日が終わります。

 

今回の方は、まだ医療的ケアもなければ完全な寝たきりを想定していないので、深夜のヘルパーをつけない想定にしました。

深夜のヘルパーがつくときは、医療的ケアを行なっていて呼吸の心配がある方や夜間も発作の心配がある方などより状態の重たい人になる場合が多いです。

 

利用者と一緒にテレビを見たり、特に何かするわけでもなく見守りで過ごす時間もあれば、今回は流れに載せませんでしたが、利用者の爪切りや衣類・日用品の整理、修繕なども行うことがあります。

 

【最後に】重度訪問介護で働いてみたいかたへ

リアルに重度訪問介護がどのように利用されているのかを解説してきました。

その上で重度訪問介護で働いてみたいという方は『給料相場』や『おすすめの働き方』を解説した転職ガイドを無料で公開していますのでご参考ください。

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