高齢者によくみられる病気のひとつ「慢性閉鎖性肺疾患(COPD)」とは?訪問介護で気を付けたいポイント。

慢性閉鎖性肺疾患

 

くらたろう
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今回はで高齢者によくみられる病気の一つ「慢性閉鎖性肺疾患(COPD)」について訪問介護で気を付けたいポイントを解説します!

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高齢者によくみられる病気のひとつ「慢性閉鎖性肺疾患(COPD)」とは?

利用者と介護職

 

慢性閉鎖性肺疾患(COPD)は肺胞や気管支の炎症が慢性化し、呼吸機能が低下する疾患を指します。

気管支の壁がダメージを受けることで呼吸がしずらくなり痰が大量に発生し、さらに肺胞の細胞が破壊されることで酸素を取り込みにくくなり肺の機能が低下します。

長期にわたる喫煙習慣が原因とされており、本人の気づかないうちに進行している死亡率の高い病気です。

 

くらたろう
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ちなみに、以前は「肺気腫」と「慢性気管支炎」と呼ばれていましたが、現在は両方を合わせた形で慢性閉鎖性肺疾患と呼ばれています。

また重症度でⅠ期~Ⅳ期に分けられています。

 

慢性閉鎖性肺疾患(COPD)の症状

慢性閉鎖性肺疾患(COPD)の症状としては一般的に慢性の咳や痰、労作時の呼吸困難があげられます。

進行すると安静にしている状態でも息苦しさを感じることもあります。

 

慢性閉鎖性肺疾患(COPD)の治療法

慢性閉鎖性肺疾患(COPD)の治療は、まず第一に禁煙を行います。ただし慢性閉鎖性肺疾患になると禁煙をしても元の状態に戻ることはありません。

さらに下記の3つの治療法を患者に合わせて行います。

  1. 薬物療法・・・気管支を拡げる薬や痰をきる薬、吸入ステロイド薬などを状態に応じて服用し症状を緩和させます。
  2. 呼吸リハビリテーション・・・運動療法などをもちいて肺の機能の維持・回復を図ります。
  3. 在宅酸素療法(HOT)・・・普通にしていても呼吸が苦しい患者(重症度Ⅳ期)に対して行います。酸素ボンベを携帯し、持続的に酸素を吸入します。

 

気管支を拡げる薬では

  • 吸入抗コリン薬
  • 長期間作用性β2刺激薬
  • 短期間作用性吸入β2刺激薬
  • β2刺激薬配合剤(ステロイド薬)

などを用いて治療を行います。

 

在宅酸素(HOT)の注意点

在宅酸素(HOT)では酸素濃縮装置、液化酸素の装置などを業者から提供を受けます。重度化した慢性閉鎖性肺疾患の患者に欠かせない物ですが注意点が2つあります。

 

  1. 酸素ですの火気に注意してください。また患者だけではなく周囲の方々にも十分に理解してもらう必要があります。
  2. 慢性閉鎖性肺疾患の方に高濃度の酸素の吸入するとCO2ナルコーシスといった意識障害を起こす可能性があります。そのため酸素の吸入量や吸入時間は主治医の指示に従い変更しないようにしましょう。

 

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慢性閉鎖性肺疾患(COPD)について訪問介護で気を付けるべきポイント

女性介護士と男性利用者

 

慢性閉鎖性肺疾患(COPD)について解説しましたが、そんな高齢者に対してヘルパーが介護する際に日常生活で気を付けるポイントは下記のとおりです。

  • 禁煙
  • 風邪をきっかけに悪化することもあるので感染症予防を行う、また状態変化があれば主治医に連絡を
  • 酸素吸入流量や時間を勝手な判断で変更しない(CO2ナルコーシスに注意)
  • HOTの周囲2m以内に火気は近づけないように注意(調理時に要注意)
  • HOTの業者の連絡先を確認しておく(利用者はHOTの使い方を理解できてない可能性がある)
  • 症状が悪化した場合の対応方法を主治医と取り決めておく
  • くすりの副作用に関して主治医に聞いておく

 

くらたろう
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このポイントを意識しながらケアを行っていきましょう!

ただ、利用者の中には主治医に禁煙していると嘘をついて、自宅で隠れて喫煙していることもあったりしますので要注意です・・・

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まとめ

今回は高齢者によくみられる疾患である「慢性閉鎖性肺疾患(COPD)」について解説しました。

慢性閉鎖性肺疾患は悪化するとかなり生活に支障がある疾患です。さらに肺がんなどのリスクも高まります。

訪問介護時に状態観察をおこない、変化を見逃さないようにケアしていきましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。

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