高齢者によくみられる病気のひとつ「肺炎球菌による肺炎」とは?訪問介護で気を付けたいポイント

肺炎

 

 

くらたろう
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今回は高齢者によくみられる病気の一つ「肺炎球菌による肺炎」について訪問介護で気を付けたいポイントを解説します!

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高齢者によくみられる病気のひとつ「肺炎球菌による肺炎」とは?

ベッド高齢者と介護職

 

肺炎の中でも最も原因になりやすいのが「肺炎球菌」によるものです。

高齢になるとちょっとしたきっかけで肺炎を起こしやすくなり、死亡に繋がる事は多いです。

肺炎球菌は、90種類以上あり高齢者では鼻や喉の奥に菌が常在しているとされます。成人でも一定程度の保菌者がおり気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染をします。

免疫機能が落ちて抵抗力の弱い状況やインフルエンザの感染直後(高齢者の4人に1人は肺炎)等では肺炎球菌が増殖して肺炎を起こすことがあります。

この菌は肺炎のほかに進行すると気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。

 

肺炎球菌による肺炎の原因

感染経路

咳やくしゃみによって周囲に飛び散り、それを吸い込んだ人へと広がっていきます。

高齢になると口の中のトラブルが多くなります。

  • 老化による組織の変化
  • 噛み合わせが悪い
  • 虫歯や炎症を起こしやすい
  • 嚥下機能の低下・唾液の減少

などにより誤嚥性肺炎を起こしやすくなります。

 

肺炎球菌による肺炎症状

いつの時期でも発症します。

  • 発熱・・多くは38度以上
  • 咳・・黄色・緑色
  • 咽頭痛
  • 胸が痛い
  • 咳をした時、血が出る
  • 呼吸がつらい
  • 中耳炎になる場合もある
  • 副鼻腔炎になる場合もある
  • 髄膜炎なる場合もある

 

診断について

  • 胸部X線写真で肺胞の浸潤陰影がある
  • CTではさらに細かい所見を確認する
  • 血液検査では、白血球数の増加とCRP炎症反応状態を確認する

 

肺炎球菌による肺炎の治療法について

肺炎球菌による肺炎の場合は抗菌薬での治療を行います。

  • 抗菌薬・・・ペニシリン(またはアンピシリンやアモキシシリンなどの類似薬)が使用されます。

また誤嚥時は気管支内視鏡で異物の吸引を行います。

 

ワクチン接種を受けることが、予防や重症化を防ぐ

成人用肺炎球菌ワクチン(商品名:ニューモバックス )

65 歳以上の 65%が接種→1回接種で5年間免疫が持続するとされています。

 

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「肺炎球菌による肺炎」について訪問介護で気を付けたいポイント

 

男女の介護士人形

 

肺炎球菌による肺炎について解説しましたが、実際の介護現場でヘルパーが気を付けるべきポイントを下記にまとめています。

 

食欲不振がないか食事量の確認記録をする

「動作がいつもと違う」「寝てばかりいる」「動かない」等よく観察する

いつもは、ない失禁や失便がないか確認をする

口腔ケアは1日定時に数回行い食後に食べた残渣物がない確認をする

食事介助時は飲み込み確認をしてから次の食べ物を口へ入れる

飲み込みが悪い場合は誤嚥しないように「刻み」や、食べやすい形態に変更

水分がむせる場合は無理やり飲まさない。誤嚥しないように「とろみ剤」を使用し飲み込みやすくする

脱水症状にならないように水分補給を行う(水分量は医師に確認)

嚥下機能が弱らないように口腔体操を食事前に行う

発熱時や急変時(夜間帯も含)の対応について事前に主治医に支持を仰ぐ

抗菌薬は主治医の指示どおり服用する。指示されている日まできちんと服用する

 

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個人差はありますが高齢者の場合、訴えが少ない場合があります。

肺炎の特徴的な症状(発熱、咳、痰、呼吸困難)が出なかったりする事や、認知症の症状によって自分の状態を話せない場合があります。

よく観察し変化のあるときは医療職に報告し連携をはかりましょう!

 

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さいごに

今回は高齢者によくみられる疾患である「肺炎球菌による肺炎」について解説しました。

肺炎には、大きなリスクを伴います。肺炎のリスクと予防方法を知り、普段から口腔ケアをしっかりしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。

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