高齢者によくみられる病気のひとつ「白癬」とは?訪問介護で気を付けたいポイント。

白癬

 

くらたろう
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今回はで高齢者によくみられる病気の一つ「白癬」について訪問介護で気を付けたいポイントを解説します!

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高齢者によくみられる病気のひとつ「白癬」とは?

車いす

 

白癬は水虫とも言い、白癬菌という真菌(カビ)が原因の皮膚の感染症です。

直接接触しなくても、菌が落ちるので他の人にうつります。

白癬菌は髪や爪、角質、動物の含まれるケラチンというタンパク質が栄養源とするカビで、足や手指の水虫を放置すると爪が白や黄色に、にごり厚くなります。

皮膚の角質層に白癬菌が寄生することにより水虫にかかるのです。

 

くらたろう
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日本人の10人に1人は爪の水虫で、足白癬の患者数は約2000万人~2500万人程度だと言われています。多っ!!

 

白癬に感染する原因

高温多湿の環境で菌は増えます。そのため夏場は特にひどくなる傾向にあります。

 

どんな人がなりやすいの?

  • 汗をかきやすい人
  • 長時間靴を履きっぱなしで足の通気が悪くむれる
  • 糖尿病や免疫力の弱い人
  • 足の指同士がくっついている(指が太く常に指同士の接触がある)
  • 身体(足)を不潔にしている人
  • 足に傷がある。

こういった状況にある方は白癬菌に感染しやすいされています。

 

白癬の種類

白癬には様々な種類が存在しています。

股部白癬(インキンタムシ)

男性に、多く太ももあたりから陰部、臀部に発症。水ぶくれや赤い発疹。かゆみが強く、治りにくい。

 

頭部白癬(シラクモ)

スポーツ選手に多い。楕円状に髪の毛が抜ける。発疹ができる。フケのようなものがでる。

 

爪白癬 (爪に感染)

足の親指の爪よく見られる。足の水虫が原因で起こることが多く、爪の先が白くにごる。爪の真ん中にできた傷から感染して広がる傾向が高い。爪がもろく分厚くなって通常の爪切りでは切れなくなる事が多い。

 

手白癬 (手に感染)

足の水虫に併発する事が多い。足白癬のような角質増殖型や小水疱型の割合が高い。

 

体部白癬(股以外の場所の感染)

体や顔、首、手足の甲などにできる。痒みがあり、水ぶくれや発疹が、輪状に見られる

 

顔面白癬 (顔に感染)

顔に痒みがありカサカサした発疹

 

深在性白癬

白癬菌が皮膚の中に侵入して発症

 

白癬の病状

白癬菌に感染すると皮膚に下記のような状態が現れます。

  • 小さな水疱
  • 皮がむける
  • 強度のカサカサ
  • 指の間が白くふやける
  • ジュクジュク
  • 足の裏が硬く白っぽくなる
  • かさぶたができる
  • 爪の中が白く濁り爪が分厚く 普通の爪切りでは切れない

また身体の発生部位に関しては下記のとおりです。

  • 足の裏
  • かかと
  • 指の間
  • 手のひら
  • 体感
  • 陰部

 

くらたろう
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また、極めてすくないと言われていますが、白癬により内臓病変もありえますので注意が必要です。

 

 

白癬の一般的な検査方法

  • 爪や角質を採取し顕微鏡で検査
  • 培養検査

を行い診断をおこないます。

 

白癬の一般的な治療方法

白癬の治療は白癬菌を死滅させることにあります。

  • 足水虫の薬・・・外用抗真菌薬というカビを殺す塗り薬が有効
  • 爪水虫の薬・・・飲み薬が有効、塗り薬では爪の中まで成分が届きにくい

 

外用抗真菌薬の種類(一部紹介・商品名)

  • エンペシドクリーム
  • フロリード D
  • アデスタンクリーム
  • ニゾラールクリーム
  • マイコスポール液
  • アスタット 軟膏
  • アスタット 液
  • ラミシールクリーム

内服薬(一部紹介・商品名)

  • イトリゾール
  • ラミシール

 

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「白癬」について訪問介護で気を付けるべきポイント

ひらめいた女性

 

白癬について解説しましたが、そんな高齢者に対してヘルパーが介護する際に日常生活で気を付けるポイントは下記のとおりです。

靴やスリッパは通気性の良い物履いて頂く。靴の中に乾燥剤を入れるなど

バスマット、履物はこまめに洗濯する。洗えないものは除菌剤を使用するとよい。

床・車椅子に菌が落ちる場合があるので日々掃除、消毒をするのが望ましい

ベッドの足元にもカサカサした皮膚や菌が落ちている事が多いのでベッドメーキングをしっかりする

入浴時・朝・夕の更衣介助特に靴下の着脱介助を行う時に介護員の服や身体に菌が付着する可能性があるのでゴム手袋の装着や予防衣・介護用のエプロンを付けて職員への感染予防に努める。

ケアの時は必ずゴム手袋を装着。ケア後は手指洗浄、アルコール消毒をする。

足白癬の場合、足の洗浄をしっかり行う。足の洗浄は軽石やタオルで優しくこすり指の間までしっかり洗浄する。洗浄後は乾燥を。

犬 猫のペットからも感染する可能性があるので注意する

爪白癬で爪が分厚く普通の爪切りでは切れなくなった場合は、医師に相談し専用の爪切りで切って頂く。(注意、爪切り介助は医療行為になる為、看護師が行う)

 

くらたろう
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白癬菌は切った爪やはがれた足の皮膚でも、まだ生きているので十分注意してケアに臨みましょう!

また、白癬は症状が悪化すると、足から手、爪、胴体などほかの場所に広範囲に広がり精神的や生活上に支障をきたす場合もあります。

症状が進行して角質増殖型になると、治癒する期間も長引く事にも繋がりますので定期的に受診し医師の診察を受けることをおススメします。

 

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さいごに

今回は高齢者によくみられる疾患である「白癬」について解説しました。

白癬は外用薬を塗り1~2週間位で、治まった様に思っても菌はまだ残り再発する傾向が高いのです。症状により約6か月~1年以上かかる場合もあります。自覚症状が楽になっても医師に相談しながら治しましょう。

また、周囲の人にうつさない様に適切なケアをしましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。

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