高齢者によくみられる病気のひとつ「骨粗鬆症」とは?訪問介護で気を付けたいポイントを解説

骨粗鬆症

 

くらたろう
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今回はで高齢者によくみられる病気の一つ「骨粗鬆症」について訪問介護で気を付けたいポイントを解説します!

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高齢者によくみられる病気のひとつ「骨粗鬆症」とは?

ベッド高齢者と介護職

 

骨粗鬆症とは骨がもろくなり骨折しやすい状態になる病気です。

女性に多く、(80%以上)75歳以上の過半数が診断されている疾患です。

50歳頃より骨の量が減少し骨の強度が弱くなり、骨折しやすい状態となります。(骨密度の低下で骨がもろくなる状態)

つまずいて手や肘をついた等のわずかな衝撃で骨折してしまうことがあります。くしゃみをして骨にひびが入る場合もあります。

女性の方が多いものの、男女問わずに骨粗鬆症による骨折から、寝たきり状態となり介護が必要になってしまう人も少なくありません。

 

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骨密度は女性の場合、18歳くらいでピークだと言われています。

 

骨粗鬆症になる原因

  • 加齢や生活習慣
  • 家にこもりがちで運動量が少ない
  • 女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量減少(閉経後にリスクが高い)
  • 腸管でのカルシウムの吸収が悪くなり、カルシウムの吸収を助けるビタミンDをつくる働きが弱くなる
  • 喫煙や過度な飲酒の習慣
  • 過度なダイエット
  • 薬の影響(ステロイド薬の長期服用含む)

原因となりやすい病気

他にも骨粗鬆症となりやすい原因疾患があります。

  • 関節リウマチ
  • 副甲状腺機能亢進症
  • 慢性腎臓病(CKD)
  • 動脈硬化
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
  • 糖尿病便秘症の症状

 

骨粗鬆症の症状

骨粗鬆症は一般的に

  • 背中が丸くなる
  • 身長が縮む
  • 背中や腰に痛みを感じる
  • 息切れがする
  • すぐに骨折する

などの症状が現れます。ただし骨粗鬆症は自覚症状は現れにくく骨折をしてから診断をされる場合は多いです。

 

骨粗鬆症の検査と診断

骨粗鬆症の検査は

  • 骨密度検査
  • 超音波検査
  • 血液検査、尿検査(骨代謝マーカーで骨量の減り方を確認する)
  • レントゲン検査(骨折や変形を確認する)

を一般的には行います。

診断については

  • 骨密度が若年成人平均値の70%以下
  • 骨密度が若年成人平均値の70%〜80%(骨量減少)
  • 骨量がYAM値の80%未満の人

は注意が必要です。

骨量は20~44歳の人の平均値との比較で診断され、80%以上であれば正常とされます。

骨代謝のバランスを見ながら総合的な判断をします。

 

くらたろう
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余談ですが40歳以降の女性は5年間隔のペースで骨密度検査を行うことが早期発見・早期治療に繋がります。

 

骨粗鬆症の治療法について

 

内服薬(1部紹介 種類)

  • ビタミンK
  • ビタミンⅮ
  • カルシトニン
  • ビスフォスフォネート

主な作用について

  • 内服薬の服用骨を壊す働きを抑える薬
  • 骨を作る働きを高める薬
  • 骨の作り替えのバランスを整える薬

 

注射(種類・商品名

  • テリボン皮下注射
  • フォルティオ注射
  • プラリア皮下注
  • イベニティ皮下注

 

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「骨粗鬆症」について訪問介護で気を付けるべきポイント

ひらめいた女性

 

骨粗鬆症の高齢者に対しての介護で注意したいポイントは

  • 生活環境を整えること
  • 転倒のリスクを減らすこと

この2点が大事になります。

 

生活環境を整える

食事のバランスを整えましょう

骨の形成に役立つ栄養素はビタミンD・ビタミンK・カルシウムと言われており、骨の栄養によい食品を摂取しましょう。1日800mgを目標とすると良いです。

  • ビタミンⅮが多い食べ物・・しらす・あんきも・鮭・バター・牛レバー・きのこ類
  • ビタミンKの多い食べ物・・納豆・わかめ・のり・緑色野菜・豆類・油脂類
  • カルシウムが多い食べ物・・イワシ丸干し・チーズ・ゴマ・小松菜・牛乳・干しエビ・シジミ・木綿豆腐

 

適度な運動をする

とはいえ、急な激しい運動をするのは危険です。1日30分程度から開始すると良いです。

特に脊柱や股関節を鍛えると良いと言われています。

  • ウオーキング
  • エアロビクス
  • 筋肉トレーニング(バランス運動・スクワット)
  • ストレッチ(背筋や足を鍛える体操等)

その他

  • 日光浴をする(紫外線を浴びることでビタミンDは体の中につくれます。)
  • アルコール摂取を控える
  • 禁煙をする

 

転倒のリスクを減らす

転倒によって骨折してしまうと寝たきりになる可能性が高いです。住み慣れた家で生活を継続するためには転倒リスクを減らすことが必要になります。

  • 室内での転倒予防では、動線上転倒しない様に住環境の整備をする(居室、階段、玄関、洗面所浴室)
  • 床マット類は固定できる物にする
  • スリッパは転倒しやすいので使用しない方が良い
  • 身体介助時は介助者の服にペンや時計は付けずに外して行う(ペンや時計が利用者の体を圧迫し骨折やひびの原因になる)
  • 歩行が不安定で転倒のリスクが高い場合、歩行器や杖等の福祉用具の使用を提案し転倒予防に繋げる
  • 医師の指示処方の内服を服用できる様にする

 

くらたろう
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骨粗鬆症の予防において日常生活で大切なことは

「しっかり食べ、しっかり運動をし、しっかり日光をあび、しっかり眠る。」

結局はコレです!

また自宅での体操や食事などがわからない時は主治医に相談して食事指導や運動指導をしてもらいましょう。

 

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さいごに

今回は高齢者によくみられる疾患である「骨粗鬆症」について解説しました。

「転倒による骨折」は、高齢者の寝たきりとなる原因において脳卒中や老衰に次いで多いのが現状です。

骨折しやすい最大の原因は、骨がスカスカになってもろくなる骨粗鬆症の方の骨折です。

寝たきりを予防する事が重要で治療や日常生活での注意点を理解し、転倒予防・骨粗鬆症にならいない様に何をすればよいか早く取り組みましょう。

骨密度の上昇を目指しましょう!最後までお読みいただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。

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