高齢者によくみられる病気のひとつ「狭心症」とは?訪問介護で気を付けたいポイント。

狭心症

 

狭心症をご存じでしょうか?胸が苦しくなる病気くらいは知っているけれど、体の中で何が起こっているのかご存じの方は少ないのではないでしょうか?

自分には関係ないと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、「日本生活習慣病予防協会」の調べでは心疾患の患者数は173万2000人、心疾患の年間死亡率は20万4837人と他人事ではない結果が出ています。

 

くらたろう
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今回は高齢者によくみられる疾患の一つ「狭心症」について訪問介護で気を付けたいポイントを解説します!

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高齢者によくみられる病気のひとつ「狭心症」とは?

ベッド高齢者と介護職

 

「狭心症」を説明する前に大切な「心臓」についてお話させていただこうと思います。

心臓は酸素や栄養素を含んだ血液を絶えずポンプのように全身に送っている臓器で、人が生きている限り働き続けるのです。

心臓そのものも酸素が含まれた血液が送られる事で動く事ができています。

狭心症は心臓に血液を送っている血管に血液の塊が詰まりかけていたり、血管にコレステロールが溜まり動脈硬化になる事で血管の内側が狭くなり、血流が少なくなってしまい症状をきたす病気です。

 

どんな時に発作が起きる?

狭心症には労作性型、安静時型、不安定型と3種類の発作の形があります。

  • 労作性狭心症:運動や緊張で心臓がいつもより早い動きをする時、酸素が多く必要になった時に発作が起きるもの。
  • 安静時狭心症:夜寝ているときなど体を横にした時に発作が出るもの。
  • 不安定狭心症:発作の回数が増えたり痛みの出る状況に統一性が無い発作。

 

狭心症の症状は?

胸が苦しい、圧迫感がある、心臓のある辺りの背中が痛い、胸の辺りの不快感、息苦しいと言う症状が典型的です。高齢者では肩の痛みや膨満感と訴える方も居て他の病気と間違う事もあります。

また人によっては灼熱感、顎や歯の痛みと訴える方もいらっしゃいます。

いずれの症状も15分~30分ほどで治まってしまう事がほとんどですが、30分以上痛みが続く場合は心筋梗塞の可能性もあります。

 

狭心症の診断

狭心症は心電図で特徴的な波形を示しますので、まずは心電図をとります。

1日のなかで発作の回数やきっかけを把握するためホルター心電図と言われる24時間装着するタイプの心電図機器を体に貼り付けて検査をする場合もあります。

他にもCT、MRI、超音波、必要に応じて血管造影検査をする場合があります。

検査項目が多い場合もあり診断には時間もかかりますので、時間に余裕をもって受診される事をおすすめします。

 

狭心症の治療は?

直接的な治療は内服薬を使ったり、経皮的冠動脈形成術と呼ばれる狭くなった血管を広げるカテーテル手術になります。

カテーテルとよばれるワイヤーを手首の動脈から入れて心臓の動脈まですすめ、狭くなった部分の冠動脈をワイヤーに付いている風船のようなもので広げる手術です。手術ですので入院して手術後もしばらくは全身の状態を観察する必要があります。

また再発予防として必ずと言って良いほど生活習慣の改善を求められます。

血圧が高い方や高コレステロールがある方は内服薬治療がはじめられますし、禁煙はもちろん食生活も脂肪や糖質を抑えた食事のアドバイスがあり、必要に応じて減量を求められる場合もあります。

 

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「狭心症」について訪問介護で気を付けたいポイント

よしっ!のポーズの介護士女性

そんな高齢者に対してヘルパーが介護する際に日常生活で気を付けるポイントは、まず不規則な生活を改善しましょう。

脂っこい食事を控え野菜を中心とした塩分控えめな食事を心がけましょう。塩分の目安は1日6ℊ以下が望ましいと言われています。

また水分をこまめに摂り、適度で続けられるような運動をすることも重要です。

負荷が大きい運動を急にやると続かなかったり体への負担が大きいです。ダイエットや筋肉をつけるためではなく目的はあくまで習慣として続ける事が重要なのです。

 

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さいごに

今回は高齢者によくみられる疾患である「狭心症」を解説しました。

狭心症は怖い病気ですが対策を知る事で、早期発見につながり狭心症になりにくい習慣を身に着けて予防できる病気です。

最後までお読みいただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。

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