高齢者によくみられる病気のひとつ「味覚障害」とは?訪問介護で気を付けたいポイント

味覚障害

 

 

くらたろう
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今回はで高齢者によくみられる病気の一つ「味覚障害」について訪問介護で気を付けたいポイントを解説します!

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高齢者によくみられる病気のひとつ「味覚障害」とは?

食事介助 女性

 

食べ物がおいしく感じない・まったく味がしない・口の中に変な味を感じる、こうしたさまざまな味覚の変化や違和感が出現した場合を味覚障害と言います。

体調の変化や色々な原因で起こります。食欲の低下にも繋がり、場合によっては健康悪化に繋がる可能性があります。

 

くらたろう
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高齢社会、ストレスの増加などから、味覚異常を訴える方は増加傾向です。

味覚障害は個人差や程度などで違いはありますが、発症後早期に治療すれば治療の効果は高いとされています。

 

味覚障害の原因

未確障害はさまざまな要因から発症します。

 

味を伝える神経の障害

慢性中耳炎がある場合に味覚障害を感じる事はあります。中耳炎の手術や、鼓索神経に触れたりしたら味覚障害を発症することがあります。

顔面神経麻痺、頭部の外傷、脳血管障害が起きた時も、味覚障害を発症することがあります。

 

薬剤による障害

関節リウマチ、高血圧、パーキンソン病、糖尿病などの薬で味覚障害を発症することがあります。内服薬が、亜鉛や銅等の代謝に影響を与えていることが考えらます。

  • 内服薬の例
  • 睡眠剤・抗不安薬
  • 抗てんかん薬
  • 解熱鎮痛消炎剤
  • 抗パーキンソン薬
  • 精神神経用剤 ・不整脈用薬
  • 利尿薬
  • 抗アレルギー薬
  • 糖尿病用剤
  • 抗生剤

 

全身疾患の影響による障害

糖尿病、慢性腎不全、内分泌機能の低下による全身疾患で味覚障害が起きる事があります。

糖尿病では、神経や血管が障害される事が多く、糖尿病の方の約1/4に味覚障害の訴えがあるとされています。

 

ガンや放射線治療による障害

ガンによる味覚の低下、また頭部や頚部、脳のガンに放射線治療を行うと、口の中や喉の粘膜の炎症により味覚障害が生じることがあります。

 

口腔・のどの病気による味覚障害

風邪による咽頭炎や口腔、喉の病気、唾液分泌の低下により口の中が乾燥等で起きる事があります。

 

味覚障害の症状

  • 味がわからない
  • 苦味や渋みや塩味しか感じない
  • 本来の食品の味が変わる
  • 味の濃さがわからない
  • 下の片側だけしか味がしない
  • 何も食べていないのに食べ物の味がする

などの症状が現れることがあります。

 

味覚障害の検査について

  • 電気味覚検査・・・軽度な電流を流し神経経路に異常を来たしているかを調べる。
  • 濾紙ディスク検査・・・4味を種々の濃度でしみ込ませた検査用シートを舌の上に置き、各々の味に対する味覚障害の程度を調べる。

 

味覚障害の治療法について

味覚障害の治療は改善には時間がかかります。

  • 亜鉛補充療法
  • 原因薬剤の中止・減量
  • 口腔乾燥の治療・唾液流出の促進
  • 口腔内清掃とケア
  • 漢方薬

などを行います。

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「味覚障害」について訪問介護で気を付けたいポイント

女性介護士と男性利用者

味覚障害について解説しましたが、実際の介護現場でヘルパーが気を付けるべきポイントを下記にまとめています。

口腔ケアをしっかりする

虫歯や歯周炎などあれば歯科に受診を勧める

通院が困難な高齢者は訪問歯科診療を勧める

入れ歯の手入れをきちんとする。洗浄・かみ合わせなどが悪い場合は歯科受診を勧める(義歯の成分がとけて味を変化させることがある)

嚥下体操 発声体操を促す。

歯ブラシは清潔に保管する。複数の方の歯ブラシを一緒に入れない。

定期的に歯ブラシを交換する。

食事は亜鉛を多く含む食材を使用バランスよい食事を食べて頂く

 

【亜鉛を多く含む食材】
魚介類・・・アサリや牡蛎などの貝類、うなぎ、ししゃもなど
海藻類・・・昆布、ワカメ、ヒジキ、海苔
肉類・・・牛肉、豚や牛のレバーなど
豆・ナッツ類・・・大豆、大豆加工品、ゴマ、カシューナッツ、アーモンド

 

医療連携時の注意点

  • 味覚障害の初診受診時は現病歴や既往歴、服薬中の薬を報告する。
  • 内服薬での味覚障害が起きている場合も含み医師の指示で内服の変更、内服量の指示を頂く。

 

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さいごに

今回は高齢者によくみられる疾患である「味覚障害」について解説しました。

個人差はありますが年を取るほど、味覚は衰える傾向にあります。味覚が衰える原因としては、高齢になると、味蕾(食べ物の味を感じる小さな器官)の数が減少するためです。

高齢者の味蕾は、乳幼児の30~50%まで減少すると言われています。

美味しいと感じる時に好きな物を食べたいですが好きに食べると生活習慣病になりますのでほどほどにする必要がありますね。

最後までお読みいただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。

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