高齢者によくみられる病気のひとつ「緑内障」とは?訪問介護で気を付けたいポイント

緑内障

 

くらたろう
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今回は高齢者によくみられる病気の一つ「緑内障」について訪問介護で気を付けたいポイントを解説します!

 

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高齢者によくみられる病気のひとつ「緑内障」とは?

女性介護士と男性利用者

 

目には、目と脳をつなぐ視神経という器官があります。その役割は、目から入ってきた情報を網膜神経線維を通って脳に伝達します。

この視神経に障害が起こり視野が狭くなる病気が緑内障です。

障害された視神経はもとに戻すことができず、治療が遅れると失明に至ることもあります。

 

緑内障の原因

緑内障の確実な原因はわかっていません。目の硬さである「眼圧」が高い状態が続き、その人の許容範囲を超した場合、視神経が障害され緑内障になる可能性は高いです。

正常な眼圧は10~20mmHgとされています。

20mmHgを大きく超えるような眼圧が続くと、視神経が障害される可能性が高くなります。

 

 

緑内障の種類について

  • 閉塞隅角緑内障・・・急激な眼圧上昇(緑内障発作)をきたす
  • 開放隅角緑内障・・・視野が障害される
  • 続発性緑内障・・・眼に炎症が発生することで眼圧が上昇
  • 新生血管緑内障・・・糖尿病網膜症や網膜静脈分枝閉塞症(網膜の細い血管が高血圧や動脈硬化の影響でつまってしまう病気です。)

 

 緑内障の症状

進行するまで自覚症状はほとんどないことが多いです。

視界の一部がぼやけ、進行によりぼやけた部分が増加していきます。

急性発作を起こし眼圧が急激に上昇した場合(通常40~60mmHg程度まで)は強い頭痛や目の痛みが現れます。

 

 

緑内障の検査について

眼底を観察することにより緑内障かどうか診断します。

  • 眼圧検査・・ゴールドマン圧平眼圧計・空気眼圧計(圧平式)
  • 隅角検査・・専用のコンタクトレンズを目に押し当てて隅角を観察
  • 眼底検査・・視神経がどの程度障害されているのかをみるために行う検査
  • 光干渉断層計(OCT)・・三次元画像解析装置により視神経乳頭をみるための検査

 

緑内障の治療方法について

点眼薬

治療は基本的に点眼薬により眼圧を下げることを目指します。

  • β遮断薬(1〜2回/日 1回1〜2滴)
  • プロスタグランジン製剤 (1〜2回/日 1回1〜2滴)
  • 炭酸脱水素酵素阻害薬( 2〜3回/日 1回1〜2滴)
  • ピロカルピン (4〜5回/日 1回1〜2滴)

8種類以上症状に合わせ処方されます。

内服薬

  • ダイアモックス(500mg/回)

ビタミンB 12 ※傷んだ視神経の修復作用があります。

レーザー治療

「原発閉塞隅角緑内障」に対して行う治療で、入院せずに外来で行うことができます。

手術

「ろ過手術」と言い、房水を眼の外に流していく手術を行います。

 

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「緑内障」について訪問介護で気を付けたいポイント

女性介護士と男性利用者

緑内障について解説しましたが、実際の介護現場でヘルパーが気を付けるべきポイントを下記にまとめています。

 

高齢者は視野が狭くなっていても自分から訴える事は少ないです。転倒が増えていないか頭痛や日常生活の観察をしっかり行う。

緑内障で視野が狭い場合、動線上に転倒する要因はないか環境整備をする。

室外歩行は歩行が不安定であれば歩行器・杖・車椅子等状況に合わせて、福祉用具を使用する。

定期的な受診により検査をして頂き治療、指示を仰ぎましょう。またその際に生活状態の報告を忘れずに(視野が狭くなっていないか、痛みを訴えていないか等)

点眼薬をうまくさせない高齢者も多いので必要であれば介助する。

 

正しい点眼薬のさし方

  • たらすのは1滴
  • 容器の口がまつ毛にふれない
  • さした後、目頭を軽く押さえる
  • さし忘れがないように点眼時間を決める
  • 2種類以上をさす場合はすぐに連続してさすと流れてしまうので時間をあける(医師の指示確認)

 

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さいごに

今回は高齢者によくみられる疾患である「緑内障」について解説しました。

緑内障は進行すると失明する怖い病気です。特に年齢が上がると可能性も上がります。

「今まで大丈夫だから」「目は見えているから」「眼科はこんでいるから行きたくない」「受診代は無駄どこも痛くないし」と多数の人は思っています。知らないうちに病気がひそんでいる事もあります。

十分な注意をしてケアに臨みましょう!最後までお読みいただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。

 

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