【障害福祉サービス】居宅介護で「2人介護」は可能なのか?要件や注意点を解説。

居宅介護 2人介護 要件

 

居宅介護において、利用者1人に対しヘルパー2人で介助を行う事は可能なのでしょうか?

身体障害があり、かつ身体の大きな人に支援を提供する場合には1人だと危険が伴ってしまう事もあります。

他にも様々な事情で1人での介助が困難なケースがありますよね。

 

そこで今回は障害福祉サービスの居宅介護で

  • そもそも2人介護は可能なのか?
  • 2人介護が可能になる要件とは?

について解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

 

 

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本記事の信頼性
  • 介護業界11年目のちょいベテランで現役の管理者兼サービス提供責任者が執筆しています。
  • 保有資格:ヘルパー2級、基礎研修、社会福祉士、同行援護、全身性ガイドヘルパー、ほか
  • 制度などの解説記事は「厚生労働省の一次情報」をもとにしています。

 

居宅介護で2人介護は「特定の要件を満たす」ことで可能となる

車いす

 

1対1の支援の提供が基本とされる居宅介護ですが、特定の要件を満たすことで2人派遣が可能となります。

下記の厚生労働省告示によると

 

  1. 障害者等の身体的理由により一人の従業者による介護が困難と認められる場合
  2. 暴力行為、著しい迷惑行為、器物破損行為等が認められる場合
  3. その他障害者等の状況等から判断して、第一号又は前号に準ずると認められる場合

厚生労働省告示第八十八号より引用

となっています。

それぞれを見ていきましょう!

 

① 身体障害等の理由によりヘルパー1人での支援が困難な場合

これは例えば、全身性障害により重度の四股麻痺等があり、ヘルパー1人では移動や移乗が困難であり、それらに伴う排せつや入浴の支援が困難であると認められる場合には2人配置が可能とされています。

 

② 著しい暴力や物損等の理由により危険が伴う場合

これは例えば、知的障害や精神障害による障害特性によって、パニックの際に激しい自傷や他害、その他破壊行為があり、1人による従事が危険と判断された場合には2人配置が認められています。

 

③ その他本人の障害特性や生活状況の理由により上記の要件に準ずると認められる場合

上記の①②には該当はしないものの、①及び②と同じくらいの理由がある場合には2人配置が認められています。

 

ただし、前提として利用者の同意を得ている事が必要です。

見出しの通りですが、事業者から一方的に2人配置を決定することはできません。

2人介護が必要と認められる場合には、必ず利用者または代理となる家族や後見人に対し説明を行い、同意を得ることが必要です。

 

居宅介護の2人派遣はどのように請求する?

例えば、15:00~16:00(身体介護1.0)のサービスにヘルパー2人派遣を行った場合は

サービスコードの

  • 身体日中1.0(393単位)
  • 身体日中1.0・2人(393単位)

この2つのコードで請求を行います。

※記載の単位数は令和3年3月7日時点のものです。

 

2人介護を複数の事業所で提供することは可能なのか?

1人の利用者に対して、ヘルパー2人を派遣する場合に、同じ事業所ではなく、別々の事業所から1人ずつ派遣することは可能なのか?ということですが

これに関しては自治体の判断によります。自治体によっては複数の事業所による2人派遣を不可としているところもありますので自治体に確認し指示を仰ぎましょう。

 

まとめ

今回は障害福祉サービスの居宅介護で2人介護が可能かどうかを解説しました。

可能になる要件は

  1. 身体障害等の理由によりヘルパー1人での支援が困難な場合
  2. 著しい暴力や物損等の理由により危険が伴う場合
  3. その他本人の障害特性や生活状況の理由により上記の要件に準ずると認められる場合

 

でした。困難なケースは2人介護にすることで、かなりヘルパーの負担を軽減することができる可能性があります。ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。

 

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