【介護資格】介護事務の仕事内容って?初心者にもわかる徹底解説!

 

皆さんは、現在世の中にある「保険制度」をいくつ答えることが出来ますか?

 

詳細な部分は割愛して、ここでは日本における大きな2つの柱の保険制度をまずはご紹介します。

1つ目は、国民の誰しもが加入している「医療保険」です。

いわゆる医療機関を受診し、窓口に出す保険です。

 

2つ目が、「介護保険」と言われるものです。

介護保険は、簡単に言うと介護が必要な方に、その一部を負担するという保険制度です。

介護保険という言葉は聞いたことはあるが、理解していない方も多いのではないでしょうか。

どちらの保険もすべての国民に対しては大きな保険ではありますが、医療保険の方は認知度が高く、介護保険は認知度が低いのが現状です。

では、なぜ認知度が低いのか?

それは、医療保険と比べると歴史が浅いこと。そして、加入する対象者に違いがあることが大きな要因だと考えられます。

日本の医療保険は1922年かの健康保険法の制定から始まります。

しかし、介護保険法は20004月から施行されており、約80年近くの差がありまだまだその歴史は浅いです。

次に保険の対象者ですが、医療保険の場合上記にも記載したように、すべての国民が何らかの保険に加入しなければならないという「国民皆保険皆保険制度」という法律があります。

一方、介護保険の対象はすべての国民ではなく、現在は40歳以上の方のすべてが加入対象となっており、39歳以下の方は加入する必要がないため特に若い世代には知度が低いのではないでしょうか。

 

なぜ前置きでこのお話をしたかと言うと「医療保険は認知度が高い=医療事務職も認知度が高い」。

それに比べると「介護保険は認知度が低い=介護事務職も認知度が低い」と言うことになります。

 

 

 

おそらく介護事務というお仕事があること自体知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

今回のテーマは「介護事務というお仕事」ということで、少し長くなりましたが介護事務を知る上では大切な部分であるためお話をさせて頂きました。

さてここからは、介護事務について分かりやすくご説明していきたいと思います。

 

 

医療保険と介護保険の違い(加入年齢は除く)

まずは、医療保険と介護保険の違いを見ていきましょう。

皆さんがお持ちの医療保険の保険証のほとんどはカードタイプになっていると思います。(一部紙タイプあり)

それに対して介護保険の保険証は紙タイプになります。

 

 

 

そして、次に説明するのは保険証の使用方法です。

医療保険の場合、皆さんは何らかの病気になり医療機関を受診したいな思えば、「受診する日」や「どの医療機関をするか」など自分の意思で決めることが出来ます。

しかし、介護保険の場合はそうはいきません。

 

 

介護保険の場合は、特殊で介護が必要になったからといってすぐに保険を使える訳ではないのです

 

 

ここでは、簡潔に説明していきますが、介護保険を使用しようと思った場合には「市町村への申請」、「調査」などを経て認定を受けなければなりせん。

申請?調査?と思った方もいらっしゃるかと思いますが

 

 

介護保険は40歳以上の方全員が保険料を払っていますが、保険料を払っているから使えるではなく、現在の日本の仕組みでは「要支援12」又は「要介護15」という7段階のどれにあたるかを調査して初めて使用することが出来ます。

 

 

とは言っても何の知識のない方にとっては申請手続きなど方法も分からないという方もいます。

介護保険を利用している皆さんのほとんどが「介護支援専門員=ケアマネジャー」という専門の人にお願いをし、申請や手続きなどを進めています。

そういったソーシャルワーカーさんに相談しいてみるのも方法の一つですし、お住いの市区市町村に相談することもおススメします。

 

 

ここでは、申請の過程に関しては触れていきませんが、このケアマネジャーさんの申請により「要支援12」「要介護15」の認定を受けます。

 

 

そしてもう一つ介護保険に関してお伝えしたいことは、皆さんが介護のサービスを受けよと思っても医療保険のようにはいかないことです。

先述にも記載しましたが医療保険は、「自分の意思」でいつ行こうと問題はありませんが、介護保険の場合は必ず前月に次の月の予定を立ててサービスを受けなくてはなりません。

この計画を立てることもケアマネジャーさんが行ってくれます。

これを「ケアプラン」の作成と言います。

 

 

ちなみにですが、介護保険の手続きやこの計画を立てるのにいくらかかるのか?

答えは、「無料」です。

ケアマネジャーさんは、手続きや計画を立てることにより国からお金をもらっている形になります。

ですので、介護保険を利用しようとする方の負担はありません。

 

 

●サービスの提供●

ケアマネジャーさんが立てた計画に基づきながらサービスの提供が行われます。

例)

・自宅にて身の回りのお世話をしてくれる。

・自宅にてお風呂に入れてくれる。

・看護師さんが様子を見に来てくれる。(医療行為が行われることもあります)

・介護施設に入所する等々、

その利用者さんに沿った計画を立ててくれますので、それに沿った形でいろいろな事業所さんがサービスを提供していきます。

 

 

 

 

 

介護事務の仕事内容って具体的に何をするの?

 

やっと介護事務のお仕事について説明できます。

介護事務の仕事は、医療事務の仕事と大差なく似たようなものです。

では具体的に介護事務は何をするのかを見ていきましょう。

 

 

介護事務の仕事その① ~請求書の発行~

皆さんが医療機関を受診し、会計の際に明細をもらった経験があると思いますが、素人では何がなんだかサッパリ分からず、言われるがままの料金を支払っていると思います。

 

 

日本の医療介護の保険制度には、それぞれサービスの種類によって金額が定められています。

例えば、自動販売機のジュースでも130円の場所もあれば、安いとこになると100円という事もあります。

しかし、現在の日本ではそれは許されておらず、全国どの地域に行ってもサービスの金額はほとんどが同じです。

 

 

「ほとんど」という言葉を使いましたが、医療機関であればクリニックもあれば大きな大学病院まであります。

また、大人と子供(小児)などといった差があります。

そのため、診察料(初診料や再診料)等に若干の差があります。

介護でも同じく、「要支援12」「要介護15」の7段階に分けられますが、要支援1が比較的に状態が軽度の利用者さんであり、要介護5の方は状態が重度となります。

同じサービス(お風呂にいれる)を提供するにしても、要支援1と要介護5の方では、そこに関わるスタッフの数なども変わってくるため金額の差はあります。

 

 

しかし、日本では医療保険でも介護保険でも個別に負担割合が決められています。(1割~3割)

 

そこでまず

利用者ごとに、その負担割合に基づき請求書を発行します。

 

 

ここで大事なのは、「保険証の確認」です。

これは、実際にお仕事をされている方からすれば基本中の基本で、これをしていない事業所さんはおそらくいないと思います。

 

 

 

介護保険の保険証には、様々な情報が記載されています。

〇氏名、住所、生年月日、性別

〇保険者番号(居住する区市町村の番号)

〇要介護区分(要支援1~要介護5)のどれにあたるか

〇認定有効期間(簡単には、保険証として利用出来る期間のこと)

〇区分支給限度基準額

※区分支給限度基準額について

 

 

介護保険の場合、基本的には1月に行えるサービスの金額が設定されています。

よってケアプランを作成するケアマネジャーは、その金額の範囲内でいかに充実したサービスの提供が出来るかを考えていきます。その金額の範囲内であれば利用者の負担は1割~2割でサービスの提供を受けることができます。

 

 

しかし、利用者の希望等によりその金額の範囲を超えてサービスを受けようとする場合は、利用者はその超えた分の費用は全額自己負担(10割)しなければなりません。

 

 

 

 といったように介護保険証には様々な情報とともに個人情報が記載されています。

計算するために必要な情報を知る上で確認すると同時に、保険証確認で得た個人情報に関しての保管義務も同時に発生してきます。

 

 

 

介護事務の仕事その② ~実績の確認~

 

利用者さんの負担割合を知った次にするべき事は、その利用者さんの実際のサービス提供した実績の確認を行います。

 

 

 

先述で記載したように介護保険の場合は、担当のケアマネジャーがケアプラン(計画)を立てた上でサービスの提供を行っていきますが、時には体調不良等によりサービスの提供が出来ないこともあります。

すべての利用者さんに対してケアマネジャーが立てたケアプラン通りにサービスの提供が行われているとは限らないということです。

 

 

そこで、サービスの提供予定表とは別に実績表を作成します。

それをもとに介護事務職の方は1か月分の計算を行っていきます。

 

介護事務のお仕事その③ ~レセプト作成~

 

診療報酬明細書(いわゆるレセプト)と呼ばれるものを使い市町村に対して利用者さんが12割分しか支払いを行わないため残りの89割分を請求する仕事になります。

このレセプトの請求は、各都道府県ごとに請求出来る日が決められており、土曜、日曜、祝日に関係なく毎月10日までに請求することになっています。

 

 

 

最終的には市町村から施設の方に支払いがありますが、これも医療介護独特の感じで、「請求する側の事業者」と「お金の支払いをする市町村」との間に第三者機関を介入させることと定められています。

これは、各都道府県ごとに最低1件はあり、「国民健康保険団体連合会」と呼ばれております。

 

 

呼び方は様々ですが、私は「国保連もしくは国保連合会」と呼んでいます。

ここの機関はいったい何をするのか?

この国保連合会では、事業者から提出されたレセプトに間違いがないか確認を行っております。

ここで、疑義(疑問や間違い)が生じた場合は、レセプト自体が返却されます。

 

 

 

この国保連合会での審査をパスしたものがやっと各市町村に送付されますが、この市町村でも再度審査が行われます。

そして、クリアしたレセプトの金額が事業者に入るという仕組みになっています。普通に審査を順調にクリアしたとしても施設に振り込みがあるのは約2か月後となります。

 

 

 

疑問が生じた等のレセプトに関しては一旦施設に戻され、修正を行い翌月以降に再度提出をする形となります。

ということは、間違えが多いほど事業者に振り込まれるのが遅くなるということです。

 

 

 

現在、審査の時点でレセプトを返す理由の第1位が保険証を確認していないことによる番号の記載ミスや名前の漢字間違いなど、本当に単純なものです。

 

 

まとめ

介護事務の主な仕事は記載したように「請求書作成」「実績の確認」「レセプト作成」です。

この作業ができないと事業者に報酬が入ってこないとても重要なお仕事ですね。

今回は介護事務の一般的な業務をご紹介しましたが

ヘルパー事業所の事務業務に関しても詳しく記事を書いてますので見てみてください!