認知症ケア専門士になるメリット・デメリットは?【介護資格】

 

認知症に関する資格は認知症ケア指導管理士・認知症ライフパートナー・認知症ケア専門士など、民間資格で見ても色々あります。

 

今回はその中の一つである認知症ケア専門士のメリットとデメリットについてお話ししたいと思います。




 

 

認知症ケア専門士になることで得られる2つのメリット

認知症ケア専門士は読んで字のごとく、認知症に関する専門的な知識を持っているため認知症の利用者さんやその家族に対してプロフェショナルな対応ができるようになります。

 

ですが、この事以外にも認知症ケア専門士には大きなメリットが2つあります。

 

 

今まで入ってこなかった情報が入ってくるようになる

 

個人のメリットとして1番大きいのは、いくつかのルートから情報が入ってきやすくなることです。

認知症ケア専門士には、ワールドプランニング発行の認知症ケア事例ジャーナルという雑誌が3ヶ月に1度送られてきます。この雑誌にはテーマに沿った事例を細かく記されているので、認知症ケアの取り組みのヒントになると同時に介護業界の流れや認知症ケアの流れなどの情報が定期的に入ってくるようになります

 

ちなみにこの雑誌は、1800円程払うと誰でも買うことができますが、認知症ケア専門士には無料で送られてきます。

 

認知症ケア専門士は、資格を取れば終わりの終身制ではなく5年ごとの更新制になっています。5年の間に、論文を発表する・講演や事例検討会に参加する・ウェブで講義を受けるなどで単位を取得して一定以上の単位数を集めなければなりません。

この講習や講演に定期的に出席する機会がシステム化されていることでも、情報が入って来やすくなります。

 

 

他にも講演や講習では色々な人に会うことによって刺激になったり、外からの情報に定期的に触れていることによる意識の高さによって、職場での評価が上がる一面もありますよ。

 

 

市場価値が上がる

 

これは、認知症ケアに関する一定の見識と介護感を持っている証明になることが主な理由です。

それ以外の側面として、認知症ケア専門士に認定される時に郵送される封筒に、この施設には認知症ケア専門士がいますと書いたステッカーが同封されていて、事業所のアピールポイントになることと、ホームページで認知症ケア専門士が勤務している事業所の場合は、事業所名・所在地・電話番号・fax番号を無料で載せてもらえるので営業ツールの一環になるからです。

 

 

認知症ケア専門士になることで生じるデメリット

認知症ケア専門士になるデメリットは、金銭的・時間的な負担が発生する点です。

上にも書いた通り、認知症ケア専門士は更新制の資格で単位を集めなければ保持し続けることは出来ません。この単位を集める為の講演や事例検討会に参加費が3千円から1万円掛かります。3千円のものが多いですが、ごく稀に無料の講演があります。会場までの移動費用や車の場合は駐車料金なども別途掛かり、地方在住の場合は余計にバカになりません。これは都市部の方が開催機会そのものが多いのに加えて、アクセスも容易である為です。

 

 

ネットで受講できる講義を受ける方法は千円で済みますが、付与される単位数あたりに対する費用は割高で、年間で獲得できる単位数に上限があります。

 

私財の掛からない単位取得方法として論文の投稿がありますが、一定単位数以上は講演や事例検討会に参加・ネットでの講義受講から単位を取得しなければならない規則になっています。

 

 

試験合格後に初回のみ払う認定料以外に、更新時に掛かる更新料・証明写真代や郵送費などの細かい費用などを足すと、地方在住の場合ですと、1年間あたりに平均すると1万円程度です。たかが1万円と思われたかもしれませんが、資格手当の支給対象でも無い資格を維持するために、低給料の介護職が負担する金額としては、それなりの金額です。

 

時間的な負担は、これも地方在住なので会場に出向くまでの移動距離が長い分時間も掛かりますので、1年間あたりに平均すると10時間位です。

それも施設の介護職としては、希望休がよく重なる土曜日の昼間に講演や事例検討会が行われるので、休みを取って参加するのは一苦労です。

 

まとめ

認知症ケア専門士を取得するメリットとデメリットについて包み隠さずお話しました。

 

メリット

  • 今まで入ってこなかった情報が入ってくるようになる
  • 市場価値が上がる

デメリット

・金銭的、時間的な負担が発生する

 

デメリットも正直にお伝えしましたが、金銭的・時間的負担が掛かっても、介護職として現状に満足しない為の刺激や情報が定期的に入ってくるので、認知症ケア専門士を更新し続けるメリットは大きいと思います。

ぜひ参考にしてみてください!