【訪問介護】事業所運営で気を付けたい!ヘルパー同士の人間関係。

 

訪問介護ではヘルパーやサービス提供責任者、事務員などが働いていますが、その中でも最も多いのはヘルパーです。

 

大きな事業所になりますと常勤ヘルパーが数名、登録ヘルパーが数十名と数が多くなりますので、時折ヘルパー同士の関係性が悪くなることもあります

 

 

ここでは、ヘルパーをまとめるサービス提供責任者や経営者として、ヘルパー同士の関係性で気を付けておきたいポイントについてご紹介していきます。

 

 

 

ヘルパー同士の関係性が悪くなりやすい理由

 

ヘルパー同士関係性が悪くなりやすい理由として、同じ利用者に複数のヘルパーがサービスに入っているということが挙げられます。

 

 

例えば、週2回調理に入っている利用者のケースを見てみましょう。

ヘルパーのAさんは料理が得意で、非常に手の込んだ料理をして出来るだけ利用者に美味しく食べてもらおうと工夫をしていました。しかし、時々時間がかかってしまい時間がオーバーしてしまうこともありました。
ヘルパーのBさんは料理はあまり得意ではなく、特に手のこんだ料理はしませんでした。時間はきっちりしており必ず毎回時間通りに終わっていました。

 

 

このようなケースの場合、利用者からしてみればヘルパーのAさんの方が良いヘルパーとなり、Bさんは手の抜いたヘルパーだと評価されてしまいがちです。Bさんからしてみれば「Aさんが余計なことをするから私の評価が悪くなる」と思う可能性は高いです。

 

 

しかし、事業所として考えるとBさんは決して手の抜いたヘルパーではありません。場合によっては時間を延長してしまうAさんの方が問題となります

 

 

サービス提供責任者の場合は、サービスに直接入るわけではありませんので、どうしても利用者の評価をそのまま受けてしまいがちですが、本当の実情を知る努力をしていかなければいけません。

 

 

ここでは調理を例に挙げましたが、利用者からよく挙がる声としては「掃除のやり方が違う」「あの人は笑顔で、あの人はいつも不愛想だ」ということもあります。しっかりとヘルパーに事情を聞いて、なぜそのような行動をしているのか、注意すべきところ、褒めるところを抑えておくことが大切です。

 

 

そうしておきませんと、気がついた時にはヘルパーから「あのヘルパーさんが入っている利用者には行きたくない」と言われかねません。

 

 

 

ヘルパー同士で仕事の調整をしないこと

 

ヘルパーをする方は主婦の方が多いのが特徴であり、家事の合間にヘルパーとして働いている方もいます。そのため、急用などが入って仕事をキャンセルするケースも多いのです。

 

 

通常であればヘルパーが事業所に行けない旨を連絡して、サービス提供責任者が代わりのヘルパーを手配していきますが、時々ヘルパー同士で仕事の調整をしてしまうことがあります。また、事業所によってサービス提供責任者自身が「休むなら代わりのヘルパーを探して」と指示を出す場合があります。ヘルパー同士で仕事の調整をしていくと関係性が悪くなったり、様々なデメリットがありますので注意が必要です。

 

それではどのような関係性の悪化、デメリットがあるのでしょうか?

 

 

ベテランが新人をいいように使ってしまう

 

新人の方であれば、どうしてもベテランへルパーに逆らうことが出来ず、急な仕事を引き受けてしまう可能性があります。新人の方に負担がかかり新人のヘルパーが続かなくなってしまうのです。

 

 

サービス提供責任者が機能しなくなる

 

ヘルパーが困った時に手助けをするのがサービス提供責任者です。休むと連絡をしたにもかかわらず「自分で代わりを探すように」と言われたヘルパーは憤りを感じるかと思います。サービス提供責任者が信頼されなくなり、そういった事業所はヘルパーをまとめる人がいなくなってしまいますので、ヘルパー同士の関係性は悪くなってしまいます。

 

こういったヘルパー同士でのやり取りは行われやすいですが、トラブルも多いですので、事業所を必ず通してもらうようにしましょう。

 

 

 

関係性を良くする為の取り組み

 

ヘルパー同士の関係性が悪くなってしまう前に、対策を取って出来るだけ関係性を良くしていく取り組みをすることも大切です。

 

 

ある訪問介護では毎月1回茶話会を開いてヘルパー同士の交流を持ってもらうことを目的としていました。ケースを1例か2例ほど出して勉強会をするところもあります。しっかりと顔を見て話をすることによって関係性を良くしようと取り組んでいます。

 

 

また、サービス提供責任者がこまめに連絡をしてストレスを感じていないか、困っていることはないのかなど、確認をしていくことが大切になります。事前にトラブルを防止する目的はもちろんですが、こまめに連絡をすることによってヘルパーが「気にかけてもらえている」「何かあればすぐに相談ができる」という思いになり、安心して働けることができるでしょう

 

 

まとめ

 

訪問介護はヘルパーさんが要になります。関係性が悪化してしまいますとヘルパーが次々に辞めてしまうことになりますので、注意しながら対応していくことが大切になります。

ヘルパーさんにとって学びがあって気持ちよく働ける事業所は絶対に無くなりませんし、そういった訪問介護事業所には良いヘルパーさんが自然と集まってくるものです。