定期巡回・随時対応型訪問介護看護の全てを徹底解説!!

定期巡回・随時対応型訪問介護看護(以下、定期巡回随時型)は様々なメリットがありますが、その詳細について知っている方は少ないのではないでしょうか?ここでは定期巡回随時型とはどんなサービスなのか、メリットや使う際の注意点などについてご紹介していきます。

定期巡回随時型で働きたいと考えている方や、利用を検討している方は是非参考にしてください。

 

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そもそも定期巡回・随時対応型ってどんなサービス??

定期巡回随時型について簡単に説明すると

24時間365日対応で訪問介護と訪問看護が、定期訪問と随時訪問を行うサービスです。

なんて素晴らしいサービス何でしょうか!では詳しくみていきましょう。

24時間365日対応

定期巡回随時型の最大のメリットとしては、24時間365日サービスを受けれるということです。通常のサービスであれば、24時間365日は受けることが出来ません。週に数回、数十分サービスを受けれるだけですので、そういったことに比べると非常に使い勝手が良いといえます。

例えば、通常の訪問介護であれば多くても毎日、朝と晩に1時間サービスを入るぐらいが限界なのです。夜間も対応してくれる定期巡回随時型は常にサービスが必要な方に対してはメリットが大きいといえます。

 

定期巡回と随時対応について

 

定期巡回・・・決められた時間に決められたサービスをするものであり、一日のうち4回程度見回りにきてくれる。
随時対応・・・本人や家族から呼び出しを受けてヘルパーが自宅に伺いサービスを提供する。

それぞれヘルパーを派遣する事業所は同じですが、定期巡回と随時対応は別のサービスであるといえます。

 

訪問看護について

定期巡回随時型の強みの一つとして、訪問看護の機能があるということです。看護師が定期的に来てくれますので、医療的な処置が必要な方や、体調の変化に変動がある方は非常におすすめであるといえます。

 

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利用料金はいくら??

ヘルパー 説明 バインダー

利用料金については月額制になります。これはたくさんサービスを受けたとしても、あまりサービスを受けなかったとしても月で料金が決まっている料金体系です。在宅サービス中では珍しい料金体系となっていますので注意が必要です。

また、たくさん利用される場合にはお得であるといえますが、あまり利用しない場合でも料金は同じですので、お得感はあまりありません。むしろ割高であると感じてしまことが多いです。

利用料金については、要介護の1の方で6000円前後、要介護5の方で25000円前後となります(1割負担の場合)。月額制ですので、他の単発のサービスに比べると高く感じてしまうこともありますが、受けれるサービス量を考えるとそこまで高くはないと感じるでしょう。

 

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定期巡回随時型が出来た経緯について

ヘルパー 教える 本

元々定期巡回随時型は介護保険創設時ににはありませんでした。介護保険がスタートした際は、状態がある程度悪くなれば施設で生活をしてもらうことを目的に、在宅サービスはそれまでの繋ぎのサービスとして考えられていました。

しかし、住み慣れた地域で最後まで過ごすことを国が促していき、いつまでも地域で過ごせるように定期巡回随時型が出来たのです。そもそも、以前までの介護保険サービスは決められた時間にサービスを行うことが一般的であり、緊急時の対応や臨時の対応が非常に弱かったのです。

また、一回訪問すれば30分以上は滞在しないと介護報酬がもらえないといった問題点もあり、短時間を複数回利用するという利用の方法がありませんでした。

定期巡回随時型の場合は、日中夜間問わず対応が出来ますし、5分だけのサービスといった短時間での対応が出来るようになったのです

 

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人員基準とは??

定期巡回随時型は県や市に届け出を出すことによって事業を行えます。認可が必要になります。認可を受けるためには人員基準を満たさなければいけません。どのような人員基準があるのでしょうか?

人員基準で必要なのは、訪問介護員、看護職員、オペレーター、計画作成責任者、管理者が必要になります。それぞれ見ていきましょう。

 

①訪問介護員・・・訪問介護員は定期巡回サービスと随時訪問サービスを行う者であり、介護福祉士や実務者研修、最低でも介護職員初任者研修を持っておく必要があります。1人以上は常に随時訪問介護の職員として確保しておかなければいけません。つまり、1人は待機状態であることが原則とされています。
②看護職員・・・看護職員といっても看護師だけではありません。保健師や理学療法士、作業療法士などもその対象となっています。人員の数としては2.5名以上必要であり、常時オンコールの体制をとっておく必要があります。
③オペレーター・・・オペレーターは看護師や介護福祉士などの国家資格を取得している方がなることが出来ます(例外的にケアマネジャーも可能)。その資格を取得している方1名以上と、3年以上訪問介護でサービス提供責任者をしてきた方がオペレーターとして他の訪問職員の調整を行います。また、オペレーターは同一敷地内であれば他のサービス事業所の職員と兼務しても構わないこととなっています。
④計画作成責任者・・・看護師や介護福祉士などの資格を取得している方であり、主にサービス計画書を作成していきます。
⑤管理者・・・管理者に関しては、管理を行う人のことであり、他の事業所の管理者との兼務が認められています。

 

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定期巡回随時型の利用状況と事業所の状況

定期巡回随時型は様々な人が利用しており、事業所の数も多くあります。それぞれの状況はどのようになっているのか見ていきましょう。

 

利用状況について

 

定期巡回随時型の利用者数は約14000名であり、利用者数は年々お増加してきています。利用者の特徴としては要介護3以上の方が多く、その数は半数以上の割合となっています。ほとんど寝たきりの方も利用しているのが特徴的です。

他の訪問系サービスに比べると定期巡回随時型を利用している方は訪問介護系サービスを利用している方の中で1.4%と非常に少ないことが分かります。100名に1名強利用していることとなり、ほとんど利用している方はいないといえます。

しかし、徐々に高齢者が多くなり老人ホームも空きがない状況が今度も続くことを考えると、利用者数の割合は今後増加していくことが予想されます。

※利用状況については下記厚生労働省の資料を参考にしています。

 

事業所の状況について

平成24年では全国でも63事業所がありましたが、4年後の平成28年では633の事業所に増加しています。年々増加してきていますが、1事業所あたりの利用者数は20名前後で、この数は平成26年から平成28年の間ではほとんど変わっていません。事業所が増えているにも関わらず、1事業所あたりの利用者数が変わらないというのは、それだけ利用者の数が増加してきていることが分かります。

事業所の抱えている問題点としては人員確保が問題点となっています。特に利用が集中する午前中や夕方の人員が足りず、満足のいくサービスを提供できない状況が見られます。

特に都市部では介護者が働いている状況の方も多く、日中にサービスを手厚くしないといけないが人員が少なく対応できないという状況があります。

 

定期巡回随時型は、地域の高齢者が住み慣れた地で過ごすことを目的に創設されたサービスですが、実態としては高齢者への認知も少なく、事業所を実施している事業所の数も少ないといえます。また人をある程度確保しないと運営できないというデメリットもあり、参入する事業所も少ないといえます。

 

※事業所状況については下記厚生労働省の資料を参考にしています。

 

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定期巡回随時型がおすすめな方

定期巡回随時型は多くの訪問回数が必要な方がおすすめです。例えば、寝たきりで一人暮らしであり、おむつ交換や体位交換が必要な方。医療ニーズが高く、胃ろうやインシュリン、吸引などが必要な方にとっては満足のいくサービスとなるでしょう。

また、何らかの理由によってデイサービスなどのレスパイトケア(家族のためのサービスを受けれない方にとっても定期巡回随時型は、きめ細かいサービス提供が可能ですので非常に心強いサービスとなります。

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定期巡回随時型を使う際の注意点

定期巡回随時型は非常にメリットが高い反面利用する際には、注意しないといけないこともあります。注意点を理解して、より満足感の高い活用をしましょう!

 

他のサービスが受けにくくなる

定期巡回随時型は月額制であり、単位数は高く設定されています。そのため、定期巡回随時型を利用することになると持っている単位数の大半が定期巡回随時型に使用されてしまい他のサービスが使いにくくなる可能性があります。

例えば、

要介護5の方の場合月に使える単位数は36065単位です。定期巡回随時型の場合29411単位を月に使うことになります(一体型、訪問介護ありの場合)。残りの単位数は約6000単位となり、これを他のサービスで使用していくこととなります。

ベッドをレンタルしたり、車いすをレンタルしたりするとすぐに上限になるので、デイサービスや訪問入浴などは少ない回数で利用しなければいけません。

 

すぐに対応してくれる訳ではない

定期巡回随時型で定期巡回の場合は決まった時間にきてくれますが、随時対応の場合は呼び出しをしてもすぐに駆け付けてくれる訳ではありません。できるだけ急いで来てはくれますが、他の方のサービスをしている場合はそれが終わるまでは来てくれません。

随時と言っているので、呼べばすぐに来てくれると思いがちですが、すぐに来てくれない場合もあるということです。

 

実施している事業所はまだまだ少ない

訪問介護などと比べると定期巡回随時型は実施している事業所が少ないのが特徴的です。地域でも違いますが、少ないところでは明らかに数が足りない地域もありそういったところでは利用したくても定員がいっぱいで利用できないケースもあるのです。

自分が住んでいる地域に定期巡回随時型がどの程度の数あるのか調べておくのも良いでしょう。

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最後に

定期巡回随時型は頻繁に訪問が必要方に対しては、非常におすすめな反面、他のサービスが利用しにくくなるなどのデメリットもあります。

自宅で手厚い介護を受けたいという方なら是非利用を検討してみることをお勧めします!!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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