介護職員も知っておきたいバイスティックの7原則とは?

バイスティックの7原則は対人援助技術の基本的・根本的原則の事であり、高齢者・児童・障がい者、様々な分野で幅広く活用できる援助技術です。

 

本来はソーシャルワーカーが個別援助における援助関係の実践原則として提示しているものなりますが介護職員にとっても活用できる原則になっています。

訪問介護では高齢者や障がい者宅に訪問し、1対1で支援を行ってきます。1対1であるがゆえに機械的ではないコミュニケーションが非常に大事で、信頼関係を築く上でバイスティックの7原則は不可欠な原則です。

 

今回はこの対人援助の基本的な姿勢を学んでいきましょう!!

 

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バイスティックの7原則とは?

個別化の原則

ご利用者様は一個の人格的存在です。

一人ひとり違った生活体験やパーソナリティ、能力を持っています。

ご利用者様が抱える困難や問題は、どれだけ似たようなものであっても、人それぞれの問題であり「同じ問題は存在しない」とする考え方

したがって一律的ではなく個別的に支援していく必要があるということです。

 

こんな事にならないように注意してください!!

対象者のAさんは、過去にかかわったBさんの問題にとても似ている。生活環境や、心身の状態もとても似ている。ならば過去のBさんとニーズも同じはず・・・

アセスメントは適当でよいだろう・・・

 

→→→結果としてAさんと過去のBさんのニーズは違い適切な支援ができなかった。

 

自己決定の原則

何事も決定するのは、介護者ではなく、あくまでご利用者様が決定するということです

 

 

受容の原則

ご利用者様のあるがままの状況を認め、受け入れるということです。

ご利用者様の考えは、ご利用者様の人生経験や思考から来るものであり、利用者自身の個性であるため

「利用者の考え方を否定せず、なぜそういう考え方になるかを理解する」という考え方の事です。

 

例)糖尿病を患っておられるAさん。

主治医からは食事のカロリー制限の支持を受けている。Aさんは昔からのグルメで何よりおいしい食事をしているときが一番の幸せである。だからついつい食事制限がありつつも、食べ物に手を出してしまう。

そんな中で、BさんがAさんに「糖尿病を悪化させないためには食べるものを我慢して、主治医の指示に 従った食事制限していかなければいけません」と言いました。このときにBさんはどう感じるだろうか?

健康のために納得して反省する・・・。健康を無視し反論する・・・。

このようなときにも対象者の心理や価値基準がどのように作り上げられてきたのかを把握して、そのプロセスを「受け入れた」上で、これからどうして行けばクライアントの気持ちにも沿った支援をしていかれるかを考えることができるか。

その出発点が「受容」となります。

 

注意してほしいのは、何でも受容しなければならないわけではなく、例えば社会的に逸脱した考え方を無理に受容する必要はありません。

 

意図的な感情表出の原則

ご利用者様が対象者の思いを理解し、ご利用者様が自らの感情を遠慮なく吐き出すことができるように働きかけることです。

「そのときにどう感じましたか?」という、コミュニケーションを行うことで利用者の「その時」の「それに対する」感情を引き出していくことが大切です

この原則の実践のためにはコミュニケーション能力、そして利用者と支援者の信頼関係が必要になってきます。

また、支援者が感情を自由に表出させることにより、ご利用者様は、自らの状況を客観的に認識することができるようになるということです。

 

統制された情緒的関与の原則

支援者が感情的になってはならないということです。

常に冷静に物事の判断を行い、対象者の気持ちを受け止め、何を意味しているのかを理解して、その上で意図的に対応することが求められているということです。

支援者自身が、自分自身をいかに客観視できるのかという事がとても大切です

 

非審判的態度の原則

支援者自身の倫理的価値判断によって、批判、否定、追求をしない、あるいはまたその価値判断を強制することがあってはならないということです。

 

秘密保持の原則

ご利用者様に害をなす可能性があるため、ご利用者様の個人的情報をもらしてはならないとする考え方です。

支援者は利用者の個人的な生活状況や秘密に触れることが多く、それだけに秘密保持が職業倫理上強く求められているということです

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最後に

以上がバイスティックの7つの原則です。

7つの原則は相互関係にありに深いつながりを持っています。

たとえば「非審判的態度の原則」と「受容の原則」は表裏一体のものです。非審判的態度は受容を行うためには不可欠なものです。

対象者の行動や思考を、支援者自身の価値観や、一般常識で善悪を判断することなく「受け入れる」ことから受容が成り立ちます。

 

 

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最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

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