どうも現役介護士のくらたろうです。
私は訪問介護でヘルパー、サービス提供責任者、管理者を8年経験し、3年前から独立し訪問介護事業立ち上げました。
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では本題です。
今回は介護の仕事で必ず必要となる『レクリエーション』に役立つ『レクリエーション介護士』という
資格についてご説明します。
介護の現場で働いている方や、これから介護の現場に飛び込む方の参考になればと思います。
そもそもレクリエーションって何?
「レクリエーションとは?」という所から説明させていただきます。
レクリエーションとは、主に『自由時間に、行われる自発的・創造的な人間活動』の事を指します。
小学校などでも取り入れられ、児童の『満足感や達成感』。
また、『人間関係の円滑な構築』のためにもレクリエーションは役立ちます。
道徳の時間や、クラスのお楽しみ会などで体験している方も多いのではないでしょうか。
椅子取りゲームや二人三脚リレーなど多くの遊びやゲーム・競技などがあります。
介護の現場でもレクリエーションは、心身ともに大きなメリットがあることから、多くの事業所で取り入れられています。
介護現場でのレクリエーション
レクリエーションを説明しましたが、介護の現場では自発的な行動ができる方が少ないのが現状です。ですので、毎日の生活の中で、レクリエーションの時間を設けている事業所がほとんどでしょう。
認知症や体の疾患・精神的な問題や障害などで、自発的に何かをしようという行動が取れない方も多くいらっしゃいます。
介護施設とは本来、介護を必要とする方の『生活』をサポートする場ですが
近年、『QOL(クオリティオブライフ・生活の質)』を向上させることへの重要性が高まっています。
その中で今日は○○、明日は〇〇など、利用者様や支援が必要な方に行動を促し、毎日の刺激や活性化を図る面で、レクリエーションは大きな存在価値があると言えます。
介護現場でのレクリエーションは介護が必要な方へ精神的に充実させ、楽しみを持って生活をしていただく
『幸福感』や『生きがい』を生み出すきっかけにつながります。
ですが、そのレクリエーションを苦手とする介護職の方も多く
昨日は〇〇をしちゃったから、今日は何をしよう…と悩んでしまったり
そんなものをやりたくないと言う利用者様も多くいらっしゃりと、レクリエーションに対して
消極的になってしまい悩んでしまう介護職の方も多く存在しています。
その中で介護が必要としている方を喜ばせ、楽しませるレクリエーションを提供できる人だと証明する資格が
『レクリエーション介護士』です。
介護現場でレクリエーションに特化した資格『レクリエーション介護士』
前記のようにレクリエーションに対して悩んでいる介護職員やレクリエーションについてもっと学びたい
という声により2014年『一般社団法人・日本アクティブコミュニティ協会』により設立されました。
レクリエーションの資格は他にも『日本レクリエーション協会』による
- レクリエーションインストラクター
- スポーツレクリエーション指導員
- レクリエーションコーディネーター
- 福祉レクリエーションワーカー
などがありますが
『レクリエーション介護士』はその中でも介護の現場においてのレクリエーションに特化した資格と言えます。
レクリエーション介護士1級・2級
レクリエーション介護士には1級と2級があります。1級と2級の違いを、今回は分かりやすくQ&A形式で解説していきます!!
まずは2級から!!
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Q.レクリエーション介護士2級は受講資格がある?
- 経験や年齢・受講資格はありません。レクリエーション介護士2級は自分の趣味や経験を活かしながら、介護現場やボランティアで活躍できるよう目指せます。
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Q.レクリエーション介護士2級の取得方法は?
- レクリエーション介護士二級は『通信講座』・『通学講座』・『企業向けの団体講習』の三つの方法があり、講座の学習がスタートすると大体三ヵ月程度の学習期間を行います。講座が完了した後に自宅にて筆記試験を最終課題として提出し60%以上の得点を取得すると合格となり、自宅に認定証が届きます。受験から学習・最終試験まで自宅で行えるので、仕事をしている方でも気軽に受講できますのでおススメ資格です。
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Q.レクリエーション介護士2級の費用は?
- 費用は通信講座で大体35000円程度です。
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Q.レクリエーション介護士2級で得られる能力は?
- 「コミュニケーション能力」・・・介護が必要な方と、スムーズに接するコミュニケーション、高齢者や障がい者の心と体の変化・問題など、介護が必要な方と接するうえでの基本的知識。対話術や表情・声かけの仕方、状態別のコミュニティ法を得られます。
- 「企画力」・・・趣味や特技を活かして介護が必要な方の喜ぶレクリエーションが作れるように継続して楽しんでもらえるにはどのようなことが必要か、などの企画や計画を身につけ、個別レクリエーションや集団レクリエーション・イベントなど様々な種類のレクリエーションを理解し展開していける応用力を身につける。
- 「実行力」・・・自分のアイデアを企画し実行できる、目的やコンセプトを明確にする企画力に加え、ボランティア活動や事業所内でのプレゼンなどにも役立つ。
次はレクリエーション介護士1級について見ていきましょう!!
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Q.レクリエーション介護士1級は受講資格がある?
- 受講資格としてレクリエーション介護士二級を取得した方しか受講できません。
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Q.レクリエーション介護士1級は取得試験の流れは?
- 二級とは違い、アイスブレイク体験会や必須講座の受講・フォローアップ研修の受講と現場研修などを行ってから筆記試験という流れで試験を受ける形になります。試験は二級同様60%以上の得点を取得すると合格となります。
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Q.レクリエーション介護士1級で得られる能力は?
- 「個別レクリエーション力」・・・参加する方の個々の状態別にレクリエーションをアレンジできるようになります。
- 「スケジュール調整能力」・・・介護施設や事業所の理念や方針に合わせて、レクリエーションのプログラムや進行を考えられるようになります。
- 「育成力」・・・介護レクリエーションの意義や、その効果や経験をもとに理解したり、人材育成や現場の活性化、リーダーとして活躍することができるようになります。
レクリエーション介護士の現在の取得状況
レクリエーション介護士は現在(2019年9月の時点)では、27000人の方が取得しており多くの介護現場で活躍されています。
受講資格に経験や資格がない方も受講できるため、お笑い芸人の『レギュラー』のお二人など芸能人の方も取得されて、介護施設や事業所にボランティアに伺っていたりと介護の現場では大きく期待されている資格の一つでしょう。
特別養護老人施設や老人保健施設・介護療養型医療施設・通所リハビリテーション施設(デイサービス)などレクリエーションを行っていない施設を探すほうが大変なほどレクリエーションは重要と考えられていますが
その反面レクリエーションを苦手に思っている現場の職員が多いのが現状なのです。
確かに国家資格ではなく認定資格と言う位置付けにある『レクリエーション介護士』。
待遇などには特に影響もなく、資格手当などももらえないのが実情です。
ですが、上記のように必要としている現場は数多く存在しているので、介護の現場で働いている方やこれから働こうと考えている方は、とても重宝される存在となれるでしょう。
介護現場でのレクリエーションの重要性
前記した通り、レクリエーションとは介護現場でとても重要視されています。
『QOL』と言う、生活の質を向上させ、幸福感や生きがいを感じてもらうために何をすればよいのでしょう?
介護施設や事業所を利用している方はどうしても閉鎖的になってしまいがちです。
自由が利かず、周りと同じように行動をしなければならず、嗜好品の制限や外出の制限が多く、生きがいや幸福感を感じられない方が多くいらっしゃいますが
その改善に役立つのがレクリエーションなのです。
レクリエーション介護士は『現場に笑顔を広げる資格』と言う理念のもと生まれました。
体を使う『運動レクリエーション』・頭を使う『脳トレレクリエーション』など多くのレクリエーションがありますが、それを全体で行うだけでは意味がありません。
介護が必要な方の状態を把握して、日々の生活の中にレクリエーションを取り入れたり、その方にあった計画を立てることが大事で、その方とのコミュニケーションが重要です。
介護の基本が『最終的には心身の改善を』と言う自立を支援することなので、
体に多くの疾患を持っている方に運動レクリエーションばかりを強要したり、認知症の方に脳トレレクリエーションばかりを行うことで、状態が悪化する場合もあります。
介護が必要な方が毎日を楽しく過ごせるように、その方の趣味などを取り入れたりと考え計画していく事が最重要になります。
レクリエーション業務は楽しい事ばかりではなく、大変な思いをすることも多くあります。
その方の状態把握・色々な要素を取り入れたレクを行っても、やりたくないと言う方ももちろんいらっしゃることでしょうし、思い通りに行動してくれない方もいることでしょう。
ですがその反面、喜びが大きく感じられると思います。
悲しい顔やつまらなそうにしている方が、とても楽しそうに笑っている様子を見れたり、生活の改善ができたのを実感できたときの喜びはとても大きな体験になるでしょう。
寝たきりの状態の方は自分で起き上がることが難しいですが、レクリエーションを計画して実行することによって運動機能を改善したり、悪化を防ぐことができたりと、介護が必要な方が元気に行動している様子を見られるのは嬉しいことです。
このように、介護の現場ではレクリエーションは『食事介助』『排泄介助』などと同様、とても重要な存在なのです。
まとめ
介護現場でとても重要視されているレクリエーションに特化した資格『レクリエーション介護士』のことについて説明しましたが、介護の現場のみならず、ボランティアで介護施設などに出向いている方や、御自宅で家族の介護をしている方にも役立つ資格です。
体操や運動はもちろんですが、季節感を感じてもらうために季節の歌や、季節の味覚を味わってもらうおやつレクリエーション、楽器を使用したり、囲碁や将棋、絵の好きな方、歌が好きな方、さまざまな知識が必要になります。
個人個人の経験やスキルなどに委ねられることがほとんどなので、ばらつきを感じることもありことでしょう。
ですが、レクリエーション介護士という資格では、そのようなばらつきを各種専門家の意見を利用したり、一貫した内容にすることで統一されたものにすることが出来るというものです。
まずは二級を取得して、実技研修やフォローアップ研修などを受け一級を取得し、レクリエーションのプロフェッショナルになるのも介護の現場に大きく貢献できるでしょうし、多くの現場で必要とされている業務のレクリエーション、就職や転職にも有利になることもあるでしょう。
まだできて5年ほどの新しい資格に、なかなか認知されていない資格ですが、人を笑顔にしたり、やりがいも多く感じられる『レクリエーション介護士』資格、ぜひ取得を目指してみるのはいかがでしょうか。
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