訪問介護で働こうと思いますと、まず求人を確認することから入るかと思います。
が、求人には様々な種類がありどれを選択していいのか分からないと迷ってしまうことがあります。
また、何を基準に選んでいいのか分からない、全て同じように見えるなどで悩んでいる方も多いですので
ここでは転職経験のある現役介護士が訪問介護についての求人の見方や注意点について解説していきます!
求人には何が書かれているのか?
求人には様々な情報が書かれていますが、どのような情報が書かれているのか知っておくと見やすさもかわります。
それぞれどのようなことが書かれているのか見ていきましょう。
職種
職種は訪問介護においてどんな職種を募集しているのか書かれている部分です。
訪問介護といってもヘルパーだけではありません。事務員もありますし、サービス提供責任者などもあります。
勤務地
勤務地と会社の所在地が違う場合は良くあります。
特に訪問介護の場合は事業所を複数もっている場合もありますので、会社の所在地と実際に働く勤務地が離れていることは稀ではありません。
給与
最も気になる部分ではないでしょうか。
給与に関しては時給で書かれている場合は月給で書かれている場合があります。訪問介護の場合は登録ヘルパーや正社員のヘルパーによって異なります。
正社員の場合は月給で書かれていることが多く、登録ヘルパーの場合は時給で書かれています。
また、登録ヘルパーの場合は身体介護と生活援助によっても時給が異なりますので注意しておきましょう。
資格手当や休日手当などの各種手当についても書かれています。
福利厚生
社会保険についてはこちらに書かれています。
また、社員旅行がある、食事手当や住宅手当などの福利厚生も書かれています。
その他
そのほかには、会社のPRとして「アットホームな職場」「未経験でも可」とったようにアピールするポイントが書かれています。また詳しい職務内容がある場合もこちらに書かれていることが多いです。
訪問介護の求人ならではの見方と注意点
訪問介護は通常の仕事と違って、事業所や職場で仕事を行うことがメインではありません。
高齢者や障がい者の自宅に行き介護を行うことがメインとなりますので
訪問介護求人は他の仕事と比べると見る部分が異なります。
そういった特殊な事情を踏まえてみていきましょう。
登録ヘルパーの求人の見方と注意点
登録ヘルパーは事業所に登録をして仕事がある場合のみ働くという形態です。
登録ヘルパーの場合はまず、身体介護と生活援助の時給についてきちんと記載されているのか確認をしておきましょう。
事業所によっては身体介護は高く設定して、生活援助が低く設定されているところもありますので注意が必要です。基本的には身体介護の方が高く、生活援助の方が低いです。
また、移動費などについても見ておく必要があります。自分の自宅から利用者宅に行くまでの移動費を全額支給してくれるのか、一律支給にしているのかなど、それぞれ違いますので注意してみておきましょう。
正社員の求人の見方について
正社員の場合は月給や休みの回数などは必ずチェックをする必要があります。
また、正社員の場合ではその業務に契約やヘルパーの指導が入っていないかもチェックしておきましょう。
そこまで詳しく書かれている求人は少ないですが、あえて記載がある場合は単純に高齢者や障がい者の自宅に行き介護を提供するだけではなく、サービス提供責任者のような動きを求められることがありますので注意が必要です。
サービス提供責任者の求人の見方について
サービス提供責任者の場合は、給料をしっかりと確認しておくことが大切になります。
基本的にサービス提供責任者は給料が高いですし、他のサービスの介護職と比べても高いです。
もし自分が行きたいところが決まれば、他の求人を見比べるようにしましょう。
また、サービス提供責任者は激務であることが多いです。
それにも関わらず「残業無し」「定時退社」と書かれているところがあれば、何かしらの残業対策をしているかと思いますので、良い求人であることが予想されます。
良い求人の見極め方
訪問介護で良い求人とはどのような求人を指すのでしょうか。
特に訪問介護は他の求人よりも記載される数が多い傾向がありますので、多くの求人の中から良い求人を選択していくことが大切になります。
給与の条件を詳細に記入しているかどうか
求人を出す際に悪い部分がある場合(給与が少ない、休みが少ないなど)は、極力そういった情報は出さずに隠す傾向があります。
それとは反対で良い条件で募集するところは求人に給与条件が詳細に書かれている傾向があります。
良い求人程詳しく書かれている特徴があります。
訪問介護以外の介護サービスをしているかどうか
訪問介護で探している方はその事業所が訪問介護以外をしているかどうかを是非確認しましょう。
訪問介護以外のサービスを展開している場合は、就職後違うサービスに異動を命じられることがあります。
例えば、デイサービスや施設などです。もし訪問介護以外の介護職で興味がある場合はそういった様々な事業を展開している事業所を選択すると良いでしょう。
しかし、異動を希望しない、訪問介護のみをしていきたい方にとっては訪問介護だけをやっているところがおすすめです。
まとめ
今回は訪問介護求人の見方・注意点を解説しました!
解説したように登録ヘルパー・正社員訪問介護員・サービス提供責任者、それぞれに求人の見方のポイントがありますので十分チェックしてから求人応募してくださいね。