サービス担当者会議は、在宅介護では必ず必要な会議であり
ケアマネジャーを中心とした他職種が様々な意見を出し合います。
訪問介護ではヘルパーがサービス担当者会議に出席することは珍しくサービス提供責任者が担当します。
ですがサービス提供責任者(以下サ責)の中には
- 「サービス担当者会議が苦手・・・」
- 「何を話していいか分からない・・・」
- 「ケアマネに質問されても上手く答えられない・・・」
といった声を良く耳にします。
ですがサービス担当者会議について誰も教えてくれる人なんていませんよね・・・

そこで今回は
- サービス担当者会議出席にあたり準備しておく5つのこと
- サ責に求めれていること
を中心に解説していきます!
サ責必見ですよー。
担当者会議については下記に詳しくしてますので参考までに。
サービス担当者会議でサ責が準備しておくべき5つのこと
サービス担当者会議には
- 新規で介護サービスを利用する際のサービス担当者会議
- 現在サービスを利用している方に行われるサービス担当者会議
があります。
それぞれのサービス担当者会議で準備しておくべきことが5つあります。
サービスに入れるかどうかヘルパー空き状況を確認しておく
訪問介護はヘルパーがサービスを実施しますが、ヘルパーに空きがあるかどうかをしっかりと把握しておく必要があります。
ヘルパーの空き状況をきちんと把握しておかないと
「サービス開始や追加の際にどの曜日のどの時間にサービスに入っていいか分からない」
ということになりますので注意しておきましょう。

事前にケアマネジャーに希望のサービスを聞いておくことも大切になります。
ある程度どのようなサービスを希望しているのかどうかを確認することによって、空き状況の見方も変わってきますのでお勧めです。
サービス開始前にどのようなサービスが出来るのか確認しておく
訪問介護は介護保険で定められているサービスの一つですので、できることとできないことが細かく決められています。
できないことをして介護保険請求をしてしまうと、違反となり様々な罰則があります。
そのためできないこと、できることをしっかりと確認しておきましょう。

サービス担当者会議では
「〇〇さんがこう言われていますが、サービス可能ですか?」と聞かれ、その場で答えないと話が進まない場合があります。
ある程度知っている場合でも、事前に再確認をしておくことが大切ですよ。
サービス開始時であれば事業所のパンフレットを持参しておく
訪問介護であればパンフレットがあるかと思います(事業所によっては無い場合もあります)。
パンフレットは是非持っていくようにしましょう。パンフレットには事業所の特徴が書かれていますし、強みが書かれています。
これを利用者に見せることによって「この訪問介護にはこれを依頼すればいいんだ」と認識してもらうことが出来ます。
訪問介護といっても何をしてくれるのか詳しく把握している利用者は少ないので
パンフレットを見せることによって訪問介護をイメージしてもらえるメリットがあります。

自費サービスを展開している訪問介護であればアピールすることによって、自費サービスの依頼もあるかもしれません。
ケアマネジャーにも宣伝になりますので、是非持っていくようにしましょう!
現在行っているサービス実施記録の確認をしておく
サービス担当者会議はサービスが適正に行われているのかどうかを確認する為の場でもありますので
現在その方にどのようなサービスが行われているのか話さなければいけません。
現在どのようなサービスを行っているのかや、サービス内容についての詳細についてきちんと確認をしたうえでサービス担当者会議に挑むと良いでしょう。
そのためにはサービス実施記録を用意しておくと良いです。

ヘルパーが毎回行った際に書いているサービス実施記録があれば情報提供も非常に容易に行うことができますよ!
サービス提供で気になる部分を確認しておく
サービス担当者会議は現在のサービスがきちんとできているのか確認する場でもあります。
そのため、気になる部分があればその場で話し合う必要があるのです。
情報としては実際に現場に入っているヘルパーの方が多いといえます。
そのため実際に現場で働いているヘルパーに事前に確認をしておき、サービス担当者会議で話し合いが出来るようにしておきましょう。

サービス担当者会議に出席するのはサ責が大半ですが、実はサ責はそこまで現場のサービスに入っていないことが多いのです。
サービス担当者会議でサ責には何が求められるのか
サービス担当者会議に参加するサ責に求められることはどのようなことなのでしょうか?
他事業所の責任者がどのようなことを望んでいるのかみていきましょう。
日常の様子を知りたい
訪問介護は他のサービスと違って、高齢者の日常生活をサポートする役割があります。
例えば、デイサービスやリハビリ、訪問看護職であれば出来ることは限られていますので、日常生活のことはわかりません。
利用者をサポートするためには日常生活を知るということは非常に重要なことですので、訪問介護からはどのような日常生活を送っているのか情報提供が出来るようになっておきましょう。
家族や利用者本人からは
利用者の日常生活は高齢者自身が最も分かっていますので、わざわざ訪問介護が話すことは無いかもしれません。しかし、やはり専門職の見解と本人が思っていることは差があることがあります。
もちろん本人から話してもらうことも大切ですが、やはり専門的な見地から情報提供できるようにしておく方が他職種から見ても分かりやすいといえます。
まとめ
今回は
- サービス担当者会議出席にあたり準備しておく5つのこと
- サ責に求めれていること
を解説しました。
私のサ責になりたての頃はサービス担当者会議への出席が嫌で嫌で仕方がなかったです。
何を話して良いか分からないし、緊張するし、と思っていました。
ですが準備しておくべきことや求められていることは基本的には同じです。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです!最後までお読みいただきありがとうございました!