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訪問介護の早朝・夜間・深夜ケアの仕事内容と注意点を解説!

 

訪問介護は介護事業所によって早朝や夜間、深夜の仕事があります。

実際、私が以前働いていた事業所でも早朝や深夜の仕事を引き受けていたことがあります。

訪問介護の早朝・夜間・深夜帯のケアはあまりなじみが無いかもしれませんが、当然ながら利用者は一日を通し自宅にいるため、時には早朝・深夜にもヘルパーのニーズがあります。

 

そこで今回は

早朝・夜間・深夜の仕事内容と注意点

について紹介します。

 

 

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この記事を書いた人

ヘルパー会議室編集部

くらたろう

30代男性。大阪府在住。東証一部上場企業が運営する訪問介護事業所に3年従事し、独立。事業所の立ち上げも経験。訪問介護の経験は11年目、現在も介護現場に自ら出つつサービス提供責任者として従事している。ヘルパー・サ責の学ぶ機会が少ないことに懸念を抱き、2018年に訪問介護特化型ポータルサイト「ヘルパー会議室」を設立。

【保有資格】 訪問介護員2級養成研修課程修了/介護職員基礎研修修了/社会福祉士/全身性ガイドヘルパー/同行援護従業者養成研修修了  

訪問介護の早朝・夜間・深夜ケアの仕事内容・時間帯はどうなっている?

 

訪問介護の早朝・夜間・深夜の仕事について内容や時間帯を私の経験から紹介していきます。

 

早朝ケアは7時ぐらいからが多い

ほとんどの訪問の早朝介護が7時あたりからスタートすることが多いです。

理由は、利用者の起床時間や家族の負担(鍵を開けたりする)があります。

また訪問の多くは、割り増し料金のかからない8時以降が多いですが、デイサービスの迎えなどの関係で訪問時間が早くなることもあります。

その他にもケアハウスへ訪問介護を提供している場合は午前6時頃からサービス提供をすることもあります。

 

早朝ケアの仕事内容

早朝の訪問内容は身体介護中心です。仕事内容は以下のことが多いです。

・起床介助(オムツ交換、移乗介助、トイレ介助、洗面介助)

・食事介助

・デイサービスの送りの準備など

訪問時間が早い人はほとんどの人が起床介助になります。

 

 

夜間・深夜ケアは20時~23時からが多い

夜間・深夜の時間についてですが、20時から23時(私の職場は障害の人の就寝時間が23時以降だったので)の時間帯でした。

夜間・深夜帯のケアは早朝の介助よりも重度の利用者が多いです。

 

利用者の方の多くは、19時以降に訪問することはありませんが、家族の帰宅が遅くデイサービスの帰りが遅い人は20時以降に訪問するケースがあります。

また、疾患などを抱えており、オムツ交換を深夜にしなければならない人や22時以降に休まれる方などは深夜に訪問します。

 

 

夜間・深夜ケアの仕事内容

深夜帯の仕事内容は以下のものが多いです。

・眠剤の服薬介助

・オムツ交換、体位変換

・就寝介助(移乗介助、洗面介助)

深夜帯の仕事内容は、眠剤確認やオムツ交換、体位変換など身体介護のみの訪問になります。

 

 

ちなみに早朝・夜間・深夜帯のケアは加算があります。

早朝・・・午前6時~午前8時まで基本報酬の25%加算
夜間・・・午後6時~午後10時まで基本報酬の25%加算
深夜・・・午後10時~翌朝午前6時まで基本報酬の50%加算

となっています。当然ながらヘルパーさんの時給も同じようにアップしますので結構高額になります。

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早朝・夜間・深夜に訪問する際に大変なところ5選!

 

早朝・夜間・深夜の訪問は気を使うところが沢山ありますので、ここでは早朝や深夜に訪問する際の大変なところを紹介します。

 

 

状態悪化時の判断が難しい

早朝、深夜の訪問は状態悪化時の判断が難しいです。早朝はその後、日中に病院受診ができますが、深夜帯は救急車や家族に病院に連れて行ってもらわなければなりません。

そのため、利用者に熱があったり状態が悪い場合、このまま様子を見てよいのかどうかの判断が難しいことがあります。

 

具体的な例を挙げると

深夜の訪問時に嘔吐されていた場合、特に独居の場合は訪問後、不在になりますので、病院にいかなければならない状態なのかを管理者の報告しなければなりません。

命取りになることもありますので利用者の日頃の状態を知っておかなければなりません。

 

 

家族を起こしてしまわないようにしなければならない

訪問先によっては、ご家族が休まれており電気が消えている場合があります。

声のトーンや電気などに気を使わなければなりません。

また、独居の方などは鍵の保管場所などにも最新の注意をはからなければなりません。

 

仕事を残せない

日中の仕事は優先順位をつけて仕事をしますが、早朝や深夜はそういう訳にはいきません。急変時以外、いかに臨機応変に対応するかを求められます。

 

 

スタッフの交代が難しい

訪問者の状態が悪い場合、日中に比べて早朝や深夜という時間帯もありスタッフの交代が難しいです。

事業所によっては社員が訪問するケースや希望者や交代で訪問するケースがありますが、状態が悪い場合は早めに訪問できないことを事業所に伝えなければなりません。

 

 

早朝や深夜の時間はモチベーションを保つのが大変

例えば午後22時からの30分の仕事があったとして、その時間のために家のことを済ませて制服に着替えて訪問するのはとても大変なことです。

早朝に比べて深夜の訪問の方がずっと気を張っていないといけません。

 

 

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早朝・夜間・深夜の訪問時に注意すべき3つのポイント

 

早朝・夜間・深夜の訪問時に注意する点を3つ紹介します。

 

情報収集をしっかりしておく

特に、久しぶりに訪問する際は、当日もしくは前日の状態をしっかり確認しておきましょう。また、鍵の位置などの変更がないかも確認しておきましょう。

 

 

駐車場や道路状況も注意

早朝の時間帯は、その道が一方通行で通れないことよくあります。

また、深夜に路上に車を止めて訪問するところは駐車違反で捕まることもあります。

道路状況もしっかり確認しておきましょう。

 

 

緊急連絡先を把握しておく

利用者の急変時にどこに連絡すればよいか(事業所によっては深夜帯に電話するところが異なる場合があります)を把握しておきましょう。かなり大事です。

 

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まとめ

訪問介護の早朝や深夜の仕事と仕事をする際の注意点を紹介しました。

日中と介助の仕方が異なる場合や緊急時の対応なども変わることもありますので、きちんと情報収集をした上で訪問しましょうね!

当サイトでは下記の訪問介護に特化した転職ノウハウ職場選びのポイントをまとめたロードマップを無料で公開しています。

約20000文字とかなりのボリュームになっていますがかなり使えると思います。

ぜひご活用ください。

 

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