訪問介護の「調理」を身体介護として算定する2つのパターン。

 

調理は訪問介護の生活援助サービスの代表格です。

この調理、サービス内容によって身体介護での算定になる事を知っていますか?

意外と知らないヘルパーも多く、本来ならば身体介護で算定できるのに生活援助で算定していることもあるかもしれません。

 

そこで今回は

 

調理を身体介護で算定できる具体的支援内容

 

を解説したいと思います。ぜひ参考にしてみてください!

 

 

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本記事の信頼性

介護業界11年目のちょいベテランで現役の管理者兼サービス提供責任者が執筆しています。

保有資格:ヘルパー2級、基礎研修、社会福祉士、同行援護、全身性ガイヘル、ほか

制度などの解説記事は「厚生労働省の一次情報」をもとにしています。

「調理」を身体介護として算定できる2つのサービス

 

訪問介護でおこなう「調理」を身体介護として算定される支援は下記の2つになります。

 

  1. 利用者と「共に調理を行う」場合
  2. 特段の専門的配慮をもって行う調理

 

それぞれ深掘りしていきます。

 

 

①ヘルパーと利用者が「共に調理を行う」場合

身体介護として算定する条件の一つとして「利用者のADL・IADL・QOLや意欲の向上のために、利用者と共に行う自立支援・重度化防止のためのサービス」があります。

いわゆる「自立生活支援のための見守り的援助」というサービスです。

 

利用者と共に調理を行う場合は、これに該当するため身体介護として算定することが可能となっています。

また、調理だけではなく配膳と後片付けに関しての声かけや見守りも該当し、声かけの内容としては安全確認や疲労の確認も含まれます。

 

「見守り的援助」については下記でより詳しく解説してますので良かったら参考にしてください。

 

ちなみに、ケアプランに身体介護として一緒に調理をする必要性の記載があることを確認してから、身体介護としての支援を行いましょうね!

 

 

②特段の専門的配慮をもって行う調理

ヘルパーのみの調理であったとしても身体介護として算定できるのが「特段な専門的配慮をもって行う調理」です。

特段な専門的配慮をもって行う調理という表現もまた曖昧ではありますが、厚生労働省では以下のような例を挙げています。

 

  • 嚥下困難者のための流動食等の調理

 

たしかに嚥下困難者のために通常の食事ではなく、流動食を調理するというのは特段な専門的配慮と言えるのは理解できるかと思います。

では、嚥下困難者のための流動食の調理以外ではどのような調理が該当するのでしょうか。

 

厚生労働大臣が定める特別食

厚生労働大臣は以下のような食事を特別食として定めています。

 

疾病治療の直接手段として、医師の発行する食事せんに基づき提供された適切な栄養量及び内容に有する腎臓病食、肝臓病食、糖尿病食、胃潰瘍食、貧血食、膵臓病食、脂質異常症食、痛風食、嚥下困難者のための流動食、経管栄養のための濃厚流動食及び特別な場合の検査食(単なる流動食及び軟食を除く。)

 

引用:○厚生労働大臣が定める者等(平成十二年厚生省告示第二十三号)

 

これらが特段の専門的配慮をもって行う調理であると言えることができます。

引用の中にも記載されていますが、特段の専門的配慮をもって行う調理は

医師の指示が必要であることがポイントです。

また、「単なる流動食及び軟食を除く」の一文から、医師の指示ではなく、利用者の要望のみで流動食を調理しても身体介護では算定できないと考えて良いでしょう。

 

 

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まとめ

今回は訪問介護において調理が身体介護として算定可能な2つのサービスについて解説しました。

身体介護と生活援助では介護報酬に大きな違いがあります。冒頭でも触れたとおり本来、身体介護で算定できるところを生活援助で算定してしまうと事業所として大きな損失となります。

登録ヘルパーであれば時給も倍近く変わってきます。

身体介護と生活援助を区別して理解したうえで、ケアマネジャーとしっかり相談して適切な支援を行っていきましょうね!

最後までお読みいただきありがとうございました!少しでも参考になれば幸いです。

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