訪問介護における身体介護中心型とは?抑えるべきポイント

 

そこで今回は訪問介護の基本である

身体介護中心型のサービス内容とポイントを解説します!

ぜひ参考にしてみてください。

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本記事の信頼性

介護業界11年目のちょいベテランで現役の管理者兼サービス提供責任者が執筆しています。

保有資格:ヘルパー2級、基礎研修、社会福祉士、同行援護、全身性ガイヘル、ほか

制度などの解説記事は「厚生労働省の一次情報」をもとにしています。

訪問介護の身体介護中心型とは?

 

訪問介護のサービス区分は身体介護中心型と生活援助中心型の2つありますが

身体介護が中心となる場合を「身体介護中心型」といいます。

では、どのようなサービス行為が身体介護の区分になるのかというと、それは厚生労働省の通知である老計10号(平成30年改正版)に基準が示されています。

要約すると、身体介護には大きく分けて3つの介助が該当します。

3つの介助
  1. 利用者の身体に直接接触して行う介助サービス
  2. 利用者のADL・IADL・QOLや意欲の向上のために利用者と共に行う自立支援・重度化防止のためのサービス
  3. その他専門的知識・技術をもって行う利用者の日常生活上・社会生活上のためのサービス

 

これらの介助が身体介護として取り扱われ、支援の中心として行われた場合は身体介護中心型として算定することが可能となります。

ちょっとややこしいので具体的に解説していきましょう!

 

 

1. 利用者の身体に直接接触して行う介助サービス

これはイメージしやすいかもしれません。一般的にホームヘルパーが行ってそうなイメージですね。

例えば、

  • 排泄介助
  • 食事介助
  • 清拭
  • 入浴
  • 身体の整容
  • 体位交換
  • 服薬介助
  • 移動・移乗の介助
  • 外出介助(通院介助)

などが該当します。

 

2. 利用者のADL・IADL・QOLや意欲の向上のために利用者と共に行う自立支援・重度化防止のためのサービス

かなり長文になってますが、いわゆる「見守り的援助」のことを指します。

利用者に直接触れるわけではないのですが、自立支援やADL向上のために安全を確保しつつ、常時介助できる状態での見守りは身体介護として算定されます。

例えば

  • 利用者と一緒に手助けや声掛け、見守りをしながら行う掃除、整理整頓。(安全確認の声掛け、疲労の確認を含む)
  • ベッド上からポータブルトイレなどへ利用者が移乗する際に、転倒防止のため付き添い、必要に応じて介助を行う

などの行為は身体介護として算定することができます。

より詳しく知りたい方は下記記事を参考にしてみてください。他にも具体例がありますので・・・

「見守り的援助」をもっと知る

 

3. その他専門的知識・技術をもって行う利用者の日常生活上・社会生活上のためのサービス

これは例えば、特段の専門的知識を要する調理が該当します。

基本的に調理は生活援助での算定となりますが、嚥下困難者の流動食などを調理する場合は身体介護で算定を行うことが可能となります。

より詳しく知りたい方は下記記事を参考にしてみてください。特別食の具体例を他にもあげてます。

専門的調理についてもっと知る

 

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身体介護中心型の抑えるべき2つのポイント

 

身体介護中心型は抑えるべきポイントがいくつかあります。

間違って算定してしまうと利用者の不利益になるのはもちろん、事業所も指摘を受けることになるので、基本は抑えておきましょう。

 

1. 身体介護と生活援助が混在する場合は、組み合わせた加算として算定

身体介護が中心となる支援を行った後に続いて所要時間20分以上の生活援助を行った場合など

身体介護と生活援助が混在する場合は、組み合わせた加算として算定しなければなりません。

 

例)身体介護が中心となる支援を50分行い、続いて生活援助を20分以上45分未満行った場合

 

誤った算定)身体介護395単位+生活援助182単位=577単位

正しい算定)身体介護395単位+生活援助加算66単位=461単位

 

このように続いて行った生活援助をそのまま算定するのではなく、加算として算定しなければならないので、気を付けましょう。

 

 

2. 若干の生活援助を行う場合も身体介護中心型として算定

身体介護と生活援助が混在する場合は前述した通りですが、若干の生活援助を行う場合は身体介護中心型のみとして算定されます。

 

例)簡単な調理の後(5分程度)に食事介助を行う(50分程度)場合

この場合は所要時間30分以上1時間未満の身体介護中心型として算定され、生活援助は算定することができません。

 

 

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20分未満の身体介護中心型について

車いす

 

身体介護中心型には20分未満のサービス提供で算定できる区分があります。いわゆる身体01、身体02のことです。

もとは早朝・夜間・深夜の時間帯に限定されていた支援で、行える事業所も限られていましたが、平成15年の改定で日中の時間帯での提供が可能となり、すべての事業所でも支援することが可能になりました。

短時間の身体介護になりますが、内容としては利用者の生活にとって定期的に必要となる支援を想定しています。

 

  • 排泄介助
  • 体位交換
  • 起床・就寝介助
  • 服薬介助

などの支援を指します。

 

下限となる所要時間は定められていない

20分未満の身体介護中心型に関しては

「何分以上の支援を行わなければならない」という下限が設けられていないので

単純に20分未満であれば算定することが可能です。

しかし、相応の理由が必要になるのはもちろん、支援の内容が利用者の安否確認や健康チェック、それに伴う若干の身体介護の場合は算定することができないので気を付けましょう。

 

20分未満の身体介護である身体01、身体02について詳しく知りたい方は下記記事を参考にしてみてください。

訪問介護の「身体01」「身体02」についてもっと知る

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まとめ

今回は身体介護中心型について解説しました。

身体介護は3つの介助から区分され、それらが中心となる支援を身体介護中心型といいます。

訪問介護は他の介護サービスと比べても算定要件等が複雑かと思いますが、まずは基本から把握していきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました!少しでも参考になれば幸いです。

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