訪問介護の運営基準を違反するとどうなる?事例とともに確認しましょう!

運営基準違反

 

訪問介護を含め介護事業所は運営基準が定められていますが、それらを守ることなく事業運営をしているとどういったことが起きるのでしょうか?

 

今回は運営基準を守らなかった場合に起こることを解説していきますが、前回の運営基準についての記事をご覧になられていない方は、先に下記の記事をご確認ください!

 

 

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運営基準を守らないと指導や指定取消処分も・・・

レットカード

 

 

運営基準を守らないと行政からの指導を受けたり、事業の指定取消処分になったりすることもあります。

指定取消処分は過去のケースをみると虚偽の届出や不正請求など悪質な場合に下されていますが、指導を受けてもなお運営基準の違反が続き、悪質と判断されると指定取消処分になることもあるので気を付けなければなりません。

 

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実際にあった基準違反の指導事例をチェック!

 

 

運営基準を守らなければ行政から指導が入り、悪質な場合は事業所の指定取り消しになる可能性もあります。

ここでは、実際にあった指導事例の一部を紹介、それらを理解した上で運営基準を守ることができるように努めましょう!

なお、運営基準については保険者によって若干異なることがあるので、前回の記事を前提に指導事例を紹介します。

先に下記記事をご確認ください。

 

 

「内容及び手続の説明及び同意」の指導事例

例)契約書しか作成されておらず、重要事項説明書を作成していなかった。

例)重要事項説明書を交付していなかった。(交付したことが記録等から確認できなかった)

 

契約書だけではなく、重要事項説明書が必要なことが理解できます。

重要事項説明書も交付したことがわかるように署名または記名と押印をもらいましょう。

 

「居宅介護支援事業者との連携」の指導事例

例)ケアマネージャーへ連絡しないまま、訪問介護事業所がサービス提供を開始する時間を居宅サービス計画に位置付けられていない時間へ変更していた。

 

連携という言葉は幅広くてわかりにくいかもしれませんが、この指導事例の場合は連絡を怠ったことと、居宅サービス計画に沿った計画を行えていない点で問題があると言えます。

 

「サービス提供の記録」の指導事例

例)サービス提供記録に実際のサービス提供時間ではなく、ケアマネージャーが作成した居宅サービス計画に記載された時間を記載。勤務していない時間にサービスを提供したように記録されていた。

例)身体介護1生活援助1のプランだったが、サービス提供記録は生活援助のみの記載であった。

 

正しい記録が本当に大切であることを痛感する事例かと思います。

記録に不備がある場合は、報酬返還になる可能性もあるので、訪問介護に携わる職員全員で意識する必要があると言えます。

 

「訪問介護計画の作成」の指導事例

例)訪問介護計画を作成しないまま、訪問介護を提供していた。

例)ケアマネージャーが作成する居宅サービス計画が変更になったにも関わらず、訪問介護計画の見直し・更新がされておらず、訪問介護計画が居宅サービス計画に則した内容になっていなかった。

例)訪問介護計画を利用者に説明していなかった。(説明したことが記録により確認できなかった。)

例)訪問介護計画の同意を得ていなかった。(同意を得たことが記録により確認できなかった。)

例)訪問介護計画を利用者に交付していなかった。(交付したことが記録により確認できなかった。)

 

訪問介護計画を作成しないというのは言語道断ですが、説明や同意、交付に関しては「記録により確認できなかった」という一文が記録の大切さを物語っています。

訪問介護計画を説明、同意、交付した証拠として署名捺印をいただいたことを記録し、一部を控えとして残しておきましょう。

 

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指導事例からみる記録の大切さ

 

いくつかの指導事例を紹介しましたが、ほぼすべてに共通して言えることは、

「運営基準を守り、証拠として記録する」ということです。

運営基準を守っていたとしても、それを記録に残しておかなければなりません。

実地指導や監査のときに証拠として記録を差し出す必要があるので、正しく運営をして正しく記録をしましょう。

 

指導を改善して指定取消処分を防ぐ

本来であれば指導を受けることなく運営基準を守っての運営ができることが理想ですが、時には指導を受けてしまうこともあるかもしれません。

その際は指導を受けたことを受け止め、しっかりと改善をしていきましょう。

運営基準を日ごろから全員で把握しておくことが大切です。

 

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まとめ

運営基準を守らなかった場合の解説をしましたが、いかがでしたでしょうか。

運営基準を守らないと指導や指定取消処分になる可能性があります。

実際の指導事例を見てみると、運営基準を守るだけではなく、守っていることを記録に残す必要性が高いことも理解していただけたかと思います。

万が一、指導を受けてしまった場合は怠ることなく改善し、正しい運営を全員で目指していきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。