訪問介護サービスで「排水溝の掃除」は算定できる?

訪問介護 排水溝の掃除は算定可能?

 

訪問介護の仕事をしていると、利用者から様々なお願いをされることがあります。

とくに日常的な家事の支援を行う「生活援助」において、本来介護保険サービスではできないことも頼まれることは少なくないのではないでしょうか?

 

今回は掃除をしている際にお願いされることがある「排水溝の掃除」について、着目をして解説していきます!ぜひ参考にしてみてください。

 

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本記事の信頼性

介護業界11年目のちょいベテランで現役の管理者兼サービス提供責任者が執筆しています。

保有資格:ヘルパー2級、基礎研修、社会福祉士、同行援護、全身性ガイヘル、ほか

制度などの解説記事は「厚生労働省の一次情報」をもとにしています。

訪問介護で排水溝の掃除は算定できる?

?と思っている女性

 

結論から言うと、原則「排水溝の掃除」は算定できません。

 

ヘルパーの仕事は税金と国民から徴収した介護保険料によって、1人の利用者を支える社会保障制度になります。いわゆる国から報酬を得ていますので、国が定めた制度には従わなければなりません。

訪問介護における生活援助では、利用者の「日常生活に必要」な支援を、担当ケアマネジャーが計画して初めて生活援助のサービス提供が可能となります。

 

排水溝の掃除は必ずしも「日常生活に必要」というわけではありませんので、利用者にお願いされても基本的には行うことができません。

 

ただし市町村によっては、排水溝の掃除が本当に必要なのか議論し、必要だと認められる場合もあります。

サービス提供責任者にしっかり相談したうえで、担当ケアマネジャーと今後の支援方法を、担当者会議で、議題の1つとして挙げてもらいましょう!

 

 

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ヘルパーが排水溝のお願いをされたらどう断るべきなのか?

ひらめいた女性

 

利用者さんから「排水溝の掃除」をお願いされた場合は、原則断る必要がありますが、利用者も介護保険を深く理解しているわけではありません。

 

時間が余っているのだからそれぐらいいいじゃない・・・

と簡単に断れないこともあります。

そういった場合はいくつか断り方のパターンをもっておきましょう。

 

まずは「すみません。できないルールなんです」とそのまま伝えてみる

その場で解決することが、問題も大きくならない一番良い方法です。

ただ、相手はご高齢の方ですので、細かく伝える必要はないです。利用者も自尊心がありますので、伝え方は気を付けましょう。

「やってあげたい気持ちは山々だけど・・。」という気持ちで、対応していくよう心がけていくと良いです。

 

「サービス提供責任者に要望があったことを報告します。」とサービス提供責任者に対応してもらう

「今日くらいはいいじゃない」となかなか引き下がらない利用者もなかにはいるので、そういった場合は自分では判断できないと、サービス提供責任者に対応してもらいましょう。

その場で事業所に連絡して、サービス提出責任者と利用者で話してもらうのもありです。

間違っても「今日だけなら・・」と掃除してはいけません。

利用者はやってもらえるのだと、またお願いしてくることになります。

 

代替案を提案してみる

自費サービスがある事業所の場合は、提案してみるのもありです。お金がかかってしまいますが、その分時間を使って丁寧に掃除ができると伝えましょう。

利用者が金銭的に厳しい場合は、社会福祉協議会などで、とても安価な自費サービスを行っているので、そういったサービスもあるとお話をしてみる、要は「利用者の願いにできるだけ寄り添う」気持ちが大切です。

利用者さんも、「自分のことを考えてくれている」と納得される可能性も格段と上がります。

注意点としては、必ずサービス提供責任者と情報共有をするようにしましょう。

 

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すでに排水溝の掃除を行ってしまった場合、または別の事業所が行っている場合は・・・

頭を抱えている女性

 

利用者から

前のヘルパーさんはやってくれた・・・

もう一箇所の事業所はやってくれるのに・・・

と言われることも少なくありません。

その場合でも、今後入るかもしれないヘルパーのためにも原則お断りをしましょう。

そのままにしてしまうこともありがちですが、サービス提供責任者と利用者さんの担当ケアマネジャーで、共有して検討してサービス担当者会議で課題解決しなければなりません。

 

利用者と向き合うのは他の誰でもない現場のヘルパーです。

ヘルパーと利用者、お互いが良好な関係性を築くためにも、やるべきこと、やれることを行っていきましょう!

 

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まとめ

排水溝の掃除に関わらず、利用者からできないお願いをされることがありますが、利用者も本当は自分でできることは自分でやりたい気持ちはあったりします。身体的な課題や精神的な状態など、理由は様々です。

「できません」と伝えるのは心苦しいですが、プロの介護職として利用者さんに寄り添いながらルールを守ることを、バランスをとりながら対応するように意識しましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。

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