了解です!
まず障害者総合支援法を根拠とした障害福祉サービスには色々なものがあって、大きく分別すると自立支援給付(介護給付・訓練等給付)と地域生活支援事業に分けられます。
このうち、居宅介護と重度訪問介護は自立支援給付の介護給付、移動支援は地域生活支援事業に位置付けられているサービスです。
なんでこれを先に説明しているかというと、居宅介護&重度訪問介護と移動支援は制度的なたてつけが違っていて、まったく異なる事業だからです。
もう少し説明しておくと、居宅介護と重度訪問介護などの介護給付は対象者や介護報酬、提供内容などが全国ほとんど同じなのですが、移動支援などの地域生活支援事業は市町村が主体となって行うものなので、市町村によって対象者や報酬、提供内容が全然違います。
【居宅介護と重度訪問介護の利用の流れ】
基本的な流れは居宅介護も重度訪問介護も一緒ですが、対象者が異なりますので、対象者については下記の厚労省HPを確認してくださいー。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/service/naiyou.html
①市町村へ利用申請を行う(支給申請書を提出する)
↓
②障害支援区分の認定調査が行われる(介護保険でいう介護度みたいなものです)
↓
③市町村から主治医に意見書を送付して聴き取り
↓
④②と③をもとに障害支援区分を認定される
↓
⑤市町村へサービス等利用計画案を提出(介護保険でいうケアプランの原案みたいなもの)
↓
⑥市町村から支給決定がおりる(どのサービスをどれぐらい使えるか時間を支給)
↓
⑦利用者の自宅に障害福祉サービス受給者証が届く(介護保険でいう介護保険証みたいなもの)
↓
⑧サービス事業所と契約して利用開始(利用者が自分でサービス事業所を探すか、相談支援専門員が探す)
大まかな流れはこんな感じです。⑤のサービス等利用計画案は、利用者本人が作るセルフプランでするか、特定相談支援事業所(計画相談事業)の相談支援専門員が作成して提出します。(相談支援専門員は介護保険でいうケアマネみたいなものです)
【移動支援利用の流れ】
移動支援は、さっき説明したとおり市町村によって対象者から支援内容、報酬まで全然違いますので、新人さんの市町村HPを確認してみないとわからないです。
ただ、居宅介護&重度訪問介護みたいに障害支援区分の認定調査とかは行われません。
だいたいは
①市町村へ利用申請を行う(支給申請書を提出する)
↓
②市町村からの状態や状況の聴き取り
↓
③市町村から支給決定がおりる(どのサービスをどれぐらい使えるか時間を支給)
↓
④利用者の自宅に受給者証が届く(介護保険でいう介護保険証みたいなもの)
↓
⑤サービス事業所と契約して利用開始(利用者が自分でサービス事業所を探すか、相談支援専門員が探す)
こんな感じの流れになると思います。
移動支援の場合は、サービス等利用計画案の提出がない代わりに、サービス事業所が作成する個別支援計画書(移動支援計画)を提出させている市町村もあるので、このあたりも確認しておくと良いかもです。
相談支援専門員は移動支援に関してサービス事業所を探す以外は、基本ノータッチなので、これもおぼえておきましょう。
一応ざっくり説明しましたが、意味不明なとこがあったら教えてくださいm(__)m
あ、ちなみに障害福祉サービスの利用者を獲得したいなら基幹相談支援センターか特定相談支援事業所に営業をかけるなりなんなりしてくださいね!