なるほど。重度の利用者で、全介助なら毎回似たような記録になるのは仕方がありません。おそらく活動量が少なく、体調や状態の変化も毎回あるわけではないでしょうから、毎度異なることを書くのは至難です。
ただ、記録の内容を拝見するに、書き方に少し修正を加えたほうが良いと思われます。
>>訪室時、ベッド上にて休まれている。〇〇の声かけに顔色良好。声かけしながら、排泄確認時パッド内排尿あり。退室時、室温調整する。
①「訪問時にベッド上にて休まれている」←全介助(寝たきり)の方ですからわざわざ書く必要はありません。この文言は、ベッドから自力移動できる方に使います。(寝たきりの方ではなかったらすみません…)
②「〇〇の声かけに顔色良好」←声かけと顔色は前後がつながっていませんので、声かけに対する反応を挟むと良いです。会話ができる方なら声かけに対してどのような返答があったのか、会話ができない方なら声かけに対する利用者の反応(うなずいたのか、笑顔になったのか、「うー」や「あー」と声を発したのか等)を書きます。
③「声かけしながら、排泄確認時パッド内排尿あり」←どのようなサービス実施記録を使っているか分かりませんが、排便排尿の有無・量・状態等のチェック項目の欄がありませんか?あるなら「排尿あり」の文言は不要です。ないなら量や色、におい等を書き加えましょう。その他、便尿の漏れの有無、湿疹や発赤等の有無、便が出ていないなら腹部の張り等を記載してください。
④「退室時、室温調整する」←室温調整とはなにを行ったのか?を具体的に書くと良いです。
まとめると以下のようになります。
「訪問時、○○の声かけに対し△△と笑顔で返答あり、顔色も良好。ベッド上にて排せつ介助実施。尿もれはなく、声かけしながら陰部洗浄、おむつの交換を行う。皮膚トラブルは見られず。(※ある場合は、左腸骨部に〇cm程度の発赤あり、アズノールを塗布などと書く)本人少し汗ばんでおり、寝苦しいご様子だったため、エアコン〇℃設定にして退室する。」
このような感じです。