エンさんこんにちは!
まず、行動援護の従事者(ヘルパー)およびサ責の資格要件は以下のとおりとなります。(※市町村によって多少異なる場合があります。)
[サ責]
①行動援護従業者養成研修または強度行動障害支援者養成研修修了者であって、知的障害児者または精神障害者の直接業務に3年以上の従事経験を有するもの
②介護福祉士or実務者研修or基礎研修orヘル1orヘル2・初任者研修であって3年以上介護等の業務に従事したもの、のいずれかの要件に該当するものであって、知的障害者、精神障害者または障害児の直接支援業務に5年以上従事したもの
サ責は上記①,②のどちらかに該当する必要があります。(②については経過措置)
[ヘルパー]
①行動援護従業者養成研修または強度行動障害支援者養成研修修了者であって、知的障害児者または精神障害者の直接業務に1年以上の従事経験を有するもの
②介護福祉士or実務者研修or基礎研修orヘル1orヘル2・初任者研修のいずれかの資格を有するものであって、知的障害者、精神障害者または障害児の直接支援業務に2年以上従事したもの
ヘルパーは、上記①,②のどちらかに該当する必要があります。(②については経過措置)
つづいて質問にお答えしていきますね。
>>サ責が受講を考えてますが資格要件があったのでうちのサ責は受講できるか教えていただきたいです。
強度行動障害支援者養成研修の受講は、各都道府県の実施要領に対象者がのっていますのでお調べください。基本的には精神障害または知的障害者への業務に従事しているあるいは従事予定の方を対象としている場合が多く、おそらくエンさんの事業所のサ責であれば受講できるかと思います。
ただ、強度行動障害支援者養成研修は必須ではなく、どちらかというと行動援護従業者養成研修の方を優先的に取得してください。(取得済みでしたら問題ありません)
>>うちのサ責は介護福祉士で5年以上の高齢者施設経験者で、訪問介護でのサ責経験は一年未満です。資格所得したら、ヘルパーとして支援にでます。この場合でも資格要件は大丈夫でしょうか?
上記要件に記載のとおり、高齢者施設は精神障害および知的障害者への直接業務の従事経験とならないはずですので、経験年数が足りず、資格を有していてもサービス提供は難しいと考えられます。
この場合の従事経験となる事業は、以下、障害者総合支援法に基づく事業となります。(※自治体により多少異なります)
・居宅介護
・重度訪問介護
・同行援護
・行動援護
・療養介護
・生活介護
・短期入所
・重度障害者等包括支援
・施設入所支援
・自立訓練(機能訓練・生活訓練)
・就労移行支援
・就労継続支援(A型・B型)
・共同生活援助
・移動支援事業
・日中一時支援等の事業