自己負担額について

  • このトピックには2件の返信、2人の参加者があり、最後ににより2024年9月8日 17:13に更新されました。
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    • #29441

      ヨッシー
      参加者

        すみません、利用者様の自己負担額の理解が出来ていないので教えてください。
        深夜早朝加算や初回加算、処遇改善加算など全ての加算をつけた最終合計の1割から3割の自己負担という認識で良いのでしょうか?

      • #29469
        くらたろう
        くらたろう
        キーマスター

          利用者負担額は、最終合計の1割から3割ではなく、単位数の合計×単位数単価(地域ごとの1単位あたりの単価、例:東京都特別は1級地で11.40円)で算出した介護報酬(10割)から保険請求分(9割~7割)を引いた額です。
           
          例えば
          ある利用者のひと月の総単位数が4540単位で1割負担、事業所所在地が2級地ならば
           
          ■4540単位×11.12円=50,484円(端数切捨て)←介護報酬10割
          ■50,484×0.9=45,435円(端数切捨て)←保険請求分9割
          ■50,040円-45,036円=5,049円←利用者負担額分1割
           
          となります。
          ちなみに金額換算する場合は、1円未満を切捨てで計算するため、直接利用者負担額を求めたい場合は、介護報酬(10割分)×0.1(負担割合)したものの端数を「切り上げ」で計算すると上記と同額になります。
           
           
          単位数については、端数を四捨五入して処理します。(何らかの割合を乗ずる計算のみ)
          なお、支給限度額管理対象外となる加算については、対象となる単位数の合計に割合を乗じて単位数を算出することとなっており、処遇改善加算は支給限度額管理対象外の加算ですので、この場合は、初回加算や深夜早朝加算等を含めた単位数の合計に取得している処遇改善加算の割合を乗じて単位数を計算します。
           
          例えば、
          1割負担の利用者で、事業所所在地が2級地であって処遇改善加算Ⅱを取得していて、
          ・身体2を4回
          ・身体1生活1を14回
          ・身体1生活1夜(早朝・夜間)を1回
          ・生活2を14回
          サービス提供した場合。
           
          ■387単位(身体2)×4回=1548単位
          ■309単位(身体1生活1)×14回=4326単位
          ■309単位(身体1生活1)×1.25(早朝・夜間25%)=386単位(四捨五入)
          ■179単位(生活2)×14回=2506単位
          ■1548単位+4326単位+386単位+2506単位=8766単位
          ■8766単位×0.224(処遇加算Ⅱ22.4%)=1964単位(四捨五入)
          ■8766単位+1964単位=10730単位
          ■10730単位×11.12円=119,317円(切捨て)
          ■119,317円×0.9=107,385円(切捨て)
          ■119,317円-107,385円=11,932円←利用者負担額
           
          となります。
          また、単位数について今回は手計算しましたが、サービスコード表に、基本報酬に早朝・夜間加算や深夜加算、特定事業所加算、2人介助の場合、高齢者虐待防止措置未実施減算などの各加減算を加えた「合成単位数」が載っています。
           
          この合成単位数はすでに端数処理がされている整数値で、手計算する必要がないので、確認してみてください。特に特定事業所加算は計算が面倒なので、特定事業所加算を算定されているのなら合成単位数を使われた方が楽かと思います。

        • #29474

          ヨッシー
          参加者

            ご教授ありがとうございました。

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