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行動援護で働くための「資格要件」と「行動援護従業者養成研修」について解説。

行動援護に従事するための要件

 

重度の知的障害や精神的障害を持つ方たちの支援サービスとして需要が高まっている「行動援護」。

福祉業界で働く方はもちろんのこと、これから「行動援護」に係る資格を取得しようと考えている方には、この支援サービスの重要性はお分かりのことと思います。

 

今回は、行動援護で働くために必要な要件と行動援護従業者養成研修について解説します!ぜひ参考にしてみてください。

 

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この記事を書いた人

ヘルパー会議室編集部

くらたろう

30代男性。大阪府在住。東証一部上場企業が運営する訪問介護事業所に3年従事し、独立。事業所の立ち上げも経験。訪問介護の経験は11年目、現在も介護現場に自ら出つつサービス提供責任者として従事している。ヘルパー・サ責の学ぶ機会が少ないことに懸念を抱き、2018年に訪問介護特化型ポータルサイト「ヘルパー会議室」を設立。

【保有資格】 訪問介護員2級養成研修課程修了/介護職員基礎研修修了/社会福祉士/全身性ガイドヘルパー/同行援護従業者養成研修修了  
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「行動援護」の従事者として働くために必要な要件とは…?

ガッツポーズをしている女性介護士

 

行動援護は「重度」の知的障害者や精神障害者に対してのサービスですので、ヘルパーにもより専門的な知識や技術が求められます。

また行動援護の「ヘルパーとして働くのか」「サービス提供責任者として働くのか」によって資格要件が異なりますのでどちらも紹介しておきます。

 

  • 行動援護のヘルパー資格要件

 

要件パターン①
  • 行動援護従業者養成研修過程修了者
  • 強度行動障害支援者養成研修(実践研修)修了者
  • 上記のいずれかの資格要件を満たす者で知的障害(児)・精神障害者の直接支援業務に1年かつ180日以上の従事経験がある者
要件パターン②
  • 介護福祉士
  • 介護職員基礎研修修了者
  • 居宅介護職員初任者研修修了者など
  • 上記のいずれかの資格要件を満たすもので2年以上の実務経験があるもの

 

 

  • 行動援護のサービス提供責任者資格要件

 

要件パターン①
  • 介護福祉士
  • 実務者研修修了者
  • 介護職員基礎研修修了者
  • 居宅介護職員初任者研修修了者など
  • 上記いずれかの資格要件を満たすもので知的障害者(児)・精神障害者の直接支援業務に、通算5年かつ900日以上の従事経験があるもの
要件パターン②
  • 行動援護従業者養成研修修了者
  • 強度行動障害支援者養成研修(実践研修)修了者
  • 上記いずれかの資格要件を満たすもので知的障害者(児)・精神障害者の直接支援業務に、通算3年かつ540日以上の従事経験があるもの

 

となっていますこの①、②のパータンどちらかを満たすことで行動援護のヘルパーまたはサービス提供責任者として働くことができます。

ただし要件パターン②に関しては令和3年3月31日までの経過措置としてOKとされていましたが

※令和3年4月からの改定で令和5年末までの延長となっています。

ただしこれは言わば特例なので、将来的には要件パターン①のみが行動援護に従事するための要件となる可能性が高いです。

なので基本的には行動援護に従事するためには資格と実務経験の両方が必要になるということですね。

これから行動援護の支援サービスを提供する事業所で働きたいと考えている方は養成研修を修了することに加えて実務経験を積むことが必要なわけです。

 

まだ実務経験がない又は少ない方は研修を受講することと並行して実務に従事することをオススメします。

 

 

行動援護従業者養成研修とは?全容を解説!

資格

上記でも紹介したとおり、行動援護従事者として活躍するためには、基本的にはそれに伴った資格を取得する必要があります。

この資格は、都道府県または市町村が指定した研修を受講し、修了することで資格を得ることができます。

資格自体も無試験なので、比較的取得しやすい資格だといえます。

 

受講内容

「行動援護」に関する知識を主とした知識や介護スキルを学びます。

授業は座学だけでなく演習による項目もあります。

カリキュラム例として下記を参考にして下さい。

【座学】合計約10時間
  • 強度行動障害がある者の基本的理解
  • 強度行動障害と生活の組み立て
  • 強度行動障害のある者へのチーム支援
【演習】合計約14時間
  • 基本的な情報収集と記録等の共有
  • 障害特性の理解とアセスメント
  • 危機対応と虐待防止

 

どんな人が受講しているの…?

  • 介護施設で働いている方が自身のスキルアップのために受講している方
  • 自身の家族に何らかの障害がある方
  • 行動援護事業所や同行援護事業所において移動支援サービスを提供する(しようと思っている)方

などの理由で受講されています。

 

受講期間

受講するスクールによっても期間は様々ですが、だいたいのスクールでの研修期間は平均3~4日程

研修を修了したあかつきには修了証明書が発行されます。

 

資格取得にかかる費用

行動援護事業者養成研修は、都道府県もしくは市町村が指定したスクールでの受講となります。

スクールによって費用が異なりますので参考までに大手スクールの費用をのせておきます。

 

スクール別の費用比較表
EDC医療福祉学院 45,000円 (テキスト費・税込)
藤仁館医療福祉カレッジ 35,000円 (テキスト費・税別)
サンシャイン総合学園 38,000円 (テキスト費・税込)

 

 

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まとめ

今回は自分1人の力では行動範囲が限られている方たちに寄り添うことができる行動援護従業者になるための資格取得についてご紹介しました。

現代では、ますますニーズが増える職種かと思います。

この機会に是非、資格の取得を検討してみてはいかがでしょうか。

 

訪問介護の『転職で役に立つ資格情報』を知りたい方は下記をどうぞ。

https://helper-kaigi.net/houmon-kaigo-sikaku/

 

※行動援護のサービス内容から制度面までを網羅的に解説した【完全マニュアル】を公開しています。

この機会に下記からチェックしておきましょう!

 

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