
訪問系障害福祉サービスの国保連請求において、サービス提供実績記録票データ(以下、実績記録票)の作成は基本的にはシンプルですが、一部のイレギュラーなケースでは設定方法が複雑になります。「2人派遣で時間がずれた」「0時をまたいでサービスを提供した」など、特殊なパターンの入力に悩む請求事務担当の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、国保連へ請求するためのデータ仕様がまとめられた『インタフェース仕様書』を読み解き、想定される26パターンに分けて実績記録票データ作成の考え方を解説します。
この記事で解説するのは、訪問現場で利用者から確認を受ける「紙の実績記録票」の書き方ではなく、国保連へ伝送するための「実績記録票データ」をシステム上でどう入力・設定するかです。
基本的には、市販ソフトであろうが簡易入力システムであろうが変わりはありませんが、本記事では、実際の「紙様式」と「簡易入力システムの操作画面」を交えて直感的にわかるようにまとめています。
ぜひ、辞書代わりにご活用ください。

ちなみに、簡易入力システムのインストールから基本情報の入力、簡単なパターンの実績記録票の入力、請求までの全体手順については、以下の記事で解説しています。本記事と併せて参考にしてください。
⇒簡易入力システムの使い方から請求までの全手順マニュアル
※本記事の設定例は、厚生労働省が公開している国保連請求の標準仕様『インタフェース仕様書(サービス事業所編)』の記載事例をもとに作成しています。
- インタフェース仕様書が定める留意事項
- 居宅介護の実績記録票データ設定パターン全14例
- パターン1:通常のサービス提供
- パターン2:ヘルパー資格要件がある場合(重訪など)
- パターン3:通院等乗降介助の場合
- パターン4:2人派遣(派遣時間が同一の場合)
- パターン5:2人派遣(派遣時間がずれる場合)
- パターン6:2人派遣(ヘルパーの資格要件が異なる場合)
- パターン7:運転がある場合(通院介助など)
- パターン8:空き時間がある場合(2時間ルール)
- パターン9:空き時間が複数ある場合
- パターン10:運転と空き時間が混在する場合
- パターン11:【応用】2人派遣で空き時間がある場合
- パターン12:0時またがりの場合(同月内)
- パターン13:月またがり(0時またがり)の場合①
- パターン14:月またがり(0時またがり)の場合②最小単位(30分)で日を跨った場合
- 重度訪問介護の実績記録票データ設定パターン全12例
- さいごに
インタフェース仕様書が定める留意事項

具体的な26パターンの解説に入る前に、インタフェース仕様書に記載されている実績記録票設定時の留意事項を確認しておきましょう。

ここで特に言及されていない事項(およびこの後の設定例で説明のない事項)については、原則として紙様式に記載する際と同様の考え方で入力、設定を行います。
計画情報や契約支給量は設定しない
インタフェースの仕様上、計画時間数などの「計画情報」や「契約支給量」を実績記録票データとして設定する項目はありません。システム上で設定すべきなのは、サービス提供の開始・終了時間や算定時間数など、あくまで算定の根拠となる情報のみです(※契約情報については、実績記録票データではなく、請求明細書のデータ内で設定する仕組みになっています)。
支給決定量を超過した実績は設定しない
利用者との個人的な契約などに基づき、支給決定量を超えてサービスを提供したケースもあるかと思います。
しかし、この支給決定量を超過した部分のサービス提供実績についても、データとしては設定しません。あくまで国保連への請求に必要な、算定の根拠となる情報を設定してください。
同行援護の設定方法は居宅介護に準ずる
仕様書において、同行援護の実績記録票の入力・設定方法は「居宅介護並び(居宅介護と同じ)」と定義されています。そのため、同行援護の事業所においてイレギュラーな入力が発生した場合は、本記事の居宅介護のパターンを参照してデータを作成してください。
実績記録票データの送信自体が不要なケース
上限額管理加算のみを算定した月など、そもそも実績記録票に記載すべき事項がないケースにおいては、実績記録票データ自体を送信する必要はありません。
居宅介護の実績記録票データ設定パターン全14例

ここからは、居宅介護の実績記録票データを設定する際の具体的なパターンについて、通常の基本パターンから、インタフェース仕様特有の複雑なパターンまで全14例を紹介します。

本記事では「簡易入力システム」の実際の画面を用いて設定方法を解説しています。市販ソフトをお使いの場合、画面のレイアウトや操作手順自体は異なりますが、国保連へ伝送するデータ仕様は基本的に同じです。
また、本項では居宅介護の設定・入力方法を解説していますが、同行援護や行動援護についても基本的には同様となります。
パターン1:通常のサービス提供

| サービス提供内容 | 10:00~11:30(身体介護) |
| インタフェース仕様 |
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簡易入力システムでの入力方法


1人のヘルパーが1回のサービスを提供する標準的なパターン。紙の実績記録票のとおりに入力していけばシステム上で適切に処理されます。
パターン2:ヘルパー資格要件がある場合(重訪など)

| サービス提供内容 | 10:00~12:00(身体介護・重訪) |
| インタフェース仕様 |
※13というのはヘルパー資格のコード値です。あらかじめソフトに組み込まれているため深く考える必要はありませんが、居宅介護(11:初任者等 12:基礎等 13:重訪)、同行援護(11:初任者等 12:基礎等 15:初任者等(通訳)16:基礎等(通訳) 17:通訳)、行動援護(21:初任者等 22:減算)とコード値が決まっています。 |
簡易入力システムでの入力方法


重度訪問介護研修修了者など、ヘルパーの資格要件に応じたサービスを提供した場合のケース。システム上のヘルパー資格の選択欄で重訪等の資格を正しく選択するだけです。
パターン3:通院等乗降介助の場合

| サービス提供内容 | 10:00~10:30(通院等乗降介助) |
| インタフェース仕様 |
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簡易入力システムでの入力方法


乗降介助は時間数ではなく「回数」で算定します。システム上でも乗降回数の入力欄に「1」と設定する点を確認しておきましょう。
パターン4:2人派遣(派遣時間が同一の場合)

| サービス提供内容 | 10:00~11:00(身体介護・2人派遣で1人目と2人目の派遣時間が同一) |
| インタフェース仕様 |
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簡易入力システムでの入力方法


2人派遣でも時間が完全に一致している場合は、行を分けずに1行で設定します。算定時間は1時間とし、派遣人数を「2」と設定することで、合計時間が2人分の2時間として計算されます。
パターン5:2人派遣(派遣時間がずれる場合)

| サービス提供内容 | 10:00~12:00(1人目:身体介護)、11:00~13:00(2人目:身体介護) |
| インタフェース仕様 |
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簡易入力システムでの入力方法



時間がずれる2人派遣は少し複雑です。基本的に紙様式での実績記録票と変わりありませんが、2行に分けて設定し、提供通番も別々になります。1行目には通算時間を、2行目には重複時間を設定、サービス提供回数をそれぞれ「1」「2」と分けて指定し、派遣人数は行ごとに「1」と入力します。
補足:警告エラーについて


パターン5(2人派遣(派遣時間がずれる場合))の場合は、簡易入力システムの仕様上「登録」をクリックすると「PU51」という警告コードが表示されてしまいます。ただ、警告コードは国保連の1次審査で返戻とするか否かの判断がつかず、市町村の2次審査で判断されるものですので、基本的には、このまま登録して問題ありません。
パターン6:2人派遣(ヘルパーの資格要件が異なる場合)

| サービス提供内容 | 10:00~12:00(1人目:身体介護)、11:00~13:00(2人目:身体介護・基礎等) |
| インタフェース仕様 |
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簡易入力システムでの入力方法



2人派遣でヘルパーの要件(資格等)が異なる場合も、行を分ける必要があります。それぞれの行で該当するヘルパー資格を選択して入力を行いましょう。また、パターン6も先の5と同様に「登録」をクリックするとPU51の警告コードが表示されます。こちらも警告は無視して、そのまま登録して問題ありません。
パターン7:運転がある場合(通院介助など)

| サービス提供内容 | 5:00~5:30(通院介助)、5:30~6:00(運転)、6:00~7:00(通院介助) |
| インタフェース仕様 |
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簡易入力システムでの入力方法




途中に運転を挟むパターン。運転時間とその他の時間を分けて行を入力し、運転の行には「運転」を選択します。このケースは一連のサービスのため同日の提供通番となり、運転時間は算定時間から除きます。簡易入力システムの場合は、提供通番は自動的に採番され、算定時間も運転時間を除いた時間が自動計算されます。
パターン8:空き時間がある場合(2時間ルール)

| サービス提供内容 | 5:00~7:00(身体介護)、8:30~10:00(身体介護)※空き時間1.5時間 |
| インタフェース仕様 |
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簡易入力システムでの入力方法



空き時間が2時間未満の場合は1回の連続したサービスとして取り扱います。空き時間自体の行は作成せず、前後のサービス行のみ入力します。簡易入力システムの場合は、提供通番は自動的に採番され、算定時間も空き時間を除いた時間が自動計算されます。
パターン9:空き時間が複数ある場合

| サービス提供内容 | 5:00~6:15(身体介護)、6:30~7:30(身体介護)、8:45~10:00(身体介護) ※空き時間が各15分、1時間15分 |
| インタフェース仕様 |
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簡易入力システムでの入力方法




1日に複数回の空き時間がある場合でも、それぞれの空き時間が2時間未満であればパターン8と同様です。空き時間の行は作らず、前後のサービス行のみ入力します。
パターン10:運転と空き時間が混在する場合

| サービス提供内容 | 4:30~5:00(通院介助)、5:00~5:15(運転)、5:15~6:30(通院介助)、7:45~9:00(通院介助)、9:00~9:15(運転)、9:15~9:45(通院介助)※途中に1時間15分の空き時間あり |
| インタフェース仕様 |
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簡易入力システムでの入力方法


運転と空き時間が合わさったパターン。運転時間とその他の時間を分けてそれぞれ行を作成し、空き時間は設定しないパターン7、8と考え方は同じです。
パターン11:【応用】2人派遣で空き時間がある場合

| サービス提供内容 | 10:00~11:30/12:30~14:00(1人目:身体介護)、10:30~11:30/12:30~13:00(2人目:身体介護) ※1人目・2人目ともに空き時間が各1時間30分 |
| インタフェース仕様 | ※本ケースは仕様書に直接の記載がないため、基本ルールの組み合わせで設定します。
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簡易入力システムでの入力方法






仕様書に直接の例はありませんが、「2人派遣」と「2時間未満の空き時間」のルールを掛け合わせて入力します。
このパターンの場合、簡易入力システムでは、「ヘルパー1人目」→「ヘルパー2人目」の順番で設定する必要があります。『No.』欄に行番号を設定し、並び替えを行ってください。並び替えを行わないと算定時間数が正しく算出されないため注意しておきましょう。
※なお、このパターンも「登録」をクリックすると警告コード(PU51)が表示されますが、無視して進めて問題ありません。
パターン12:0時またがりの場合(同月内)

| サービス提供内容 | 22:00~翌日2:00(身体介護) |
| インタフェース仕様 |
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簡易入力システムでの入力方法


同月内で0時をまたぐ場合は、日付ごとに分割せず「1行」で入力します。日付の項目には、サービスを開始した時間の日付を設定すれば問題ありません。
パターン13:月またがり(0時またがり)の場合①

| サービス提供内容 | 月末日 22:00 ~ 翌月初日 2:00(身体介護) |
| インタフェース仕様 |
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簡易入力システムでの入力方法




月をまたぐ場合(0時をまたがった場合)は、0時前は当月分として、0時以降は翌月分として算定しますので、当月と翌月の請求で実績記録票が分かれます。
簡易入力システムでは、当月分の実績記録票には当月分のサービス提供のみを設定し、翌月分の実績記録票には前月サービス提供分と翌月初日にわたって継続しているサービス提供分に合わせて2行を設定します。(この際の2行は同一の提供通番となります)
なお、翌月分の実績を入力する際は、前月からの続きであることを示す「前月からの継続サービス」項目に「継続」を設定してください。
パターン14:月またがり(0時またがり)の場合②最小単位(30分)で日を跨った場合

| サービス提供内容 | 月末日 23:50 ~ 翌月初日 0:50(身体介護) |
| インタフェース仕様 |
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簡易入力システムでの入力方法




23:50スタートのように最小単位(30分)の途中で日付が変わるパターンです。基本的にはパターン13と同じような設定方法となりますが、インタフェース仕様上、日をまたがった最初の30分枠は「開始時間が属する日(当月分)」として処理される決まりになっています。
補足:20分未満の提供で30分算定する場合

最小単位(30分)は20分未満の場合、原則として報酬算定できません。ただし、早朝・夜間・深夜帯に提供する場合については、この限りではないとされています。提供時間が15分など20分未満で最小単位(30分)を算定可能なケースの場合、簡易入力システムでは提供時間数の分数欄に直接30分と入力して設定します。
重度訪問介護の実績記録票データ設定パターン全12例

重度訪問介護は、「1日分の所要時間を通算して算定する」「移動介護の時間が加わる」など、居宅介護とは異なる特有の仕様が存在します。ここでは、重度訪問介護における12の入力パターンを解説します。

重度訪問介護の実績記録票は、「様式3-1」と「様式3-2」の2種類の記載がありますが、「様式3-2」は平成21年3月以前の古い仕様ですので、本記事では現在使用されている「様式3-1」の設定方法のみを解説します。
パターン1:1日に複数回提供する場合

| サービス提供内容 | 4:00~7:00、8:00~11:00、12:00~15:00(重度訪問介護) |
| インタフェース仕様 |
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簡易入力システムでの入力方法


重度訪問介護は1日の提供時間を通算して算定するルールがあるため、同じ日であれば間が空いていても一連のサービス(同一番号の提供通番)として処理されます。
パターン2:移動ありの場合

| サービス提供内容 | ・4:00~7:00、7:30~11:00、13:00~16:30(重度訪問介護) ・移動介護:4:00~7:00 |
| インタフェース仕様 |
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簡易入力システムでの入力方法


サービスの一部に「移動」が含まれるパターン。簡易入力システムの場合は、提供時間数の移動欄に分数を入力します。ちなみに移動介護加算は、1日に4時間以上実施する場合は、「所要時間3時間以上の場合」の単位が適用されますので、移動介護を5時間しようが6時間しようが算定時間は「4」となります。(簡易入力システムの場合は自動的に処理されます)
パターン3:二人派遣 同一時間の場合

| サービス提供内容 | 4:00~7:30、9:00~12:00、14:00~17:30(重度訪問介護・2人派遣で1人目と2人目の派遣時間が同一) |
| インタフェース仕様 |
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簡易入力システムでの入力方法


ヘルパーの入退出時間が一致している場合は、居宅介護と同じように行を分けず1行で入力し、派遣人数を「2」に設定します。
パターン4:二人派遣時間ずれの場合

| サービス提供内容 | 4:00~9:00(1人目)、6:00~12:00(2人目)※移動介護6:00~9:00 |
| インタフェース仕様 |
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簡易入力システムでの入力方法


時間がずれる場合は、居宅介護と同じように提供通番を分けて2行で設定します。1行目に通算時間を入れ、2行目に重なっている時間を入れます。また、移動時間がある場合はそれぞれのヘルパー単位(提供通番単位)で設定する必要があります。
パターン5:13時間以上の提供で、かつ0時またがりの場合

| サービス提供内容 | 4:00~翌日1:00(重度訪問介護)、5:00~8:00(移動介護) |
| インタフェース仕様 |
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簡易入力システムでの入力方法


0時をまたぐ場合は、日付の境目で区切り、前日分と翌日分に分けて2行にする必要があります。
パターン6:最小単位(30分)で0時またがりの場合

| サービス提供内容 | 21:45~翌日2:45(重度訪問介護) |
| インタフェース仕様 |
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簡易入力システムでの入力方法


30分単位の算定枠の途中で0時をまたぐ場合は、その30分枠は「開始日(前日)」のものとして処理されます。前日分に「23:45~0:15」を設定して入力しましょう。
パターン7:0時またがり 複数サービスの場合

| サービス提供内容 | 21:00~0:30、1:30~5:00(重度訪問介護) |
| インタフェース仕様 |
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簡易入力システムでの入力方法


0時またがりの後、さらに間を開けてサービスに入ったパターン。2日目にあたる時間帯は通算されるため、行が分かれても一連のサービスとして提供通番を同じにします。(簡易入力システムの場合は自動的に採番されます)
パターン8:0時またがり サービス終了の場合

| サービス提供内容 | 23:00~0:30(当初は翌日2:00までの予定だったが、急遽入院等で0:30に終了した場合) |
| インタフェース仕様 |
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簡易入力システムでの入力方法


イレギュラーな終了により、翌日分にはみ出た時間が算定要件(「所要時間1時間未満の場合」を算定するには概ね40分以上必要)を満たさない場合、そのはみ出た時間分は入力しません。
パターン9:最初の1時間で0時またがりの場合

| サービス提供内容 | 23:45~翌日2:45(重度訪問介護) |
| インタフェース仕様 |
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簡易入力システムでの入力方法


パターン6と似ていますが、最初の「1時間枠」の中で日をまたぐ場合も、その1時間全体を「開始時間が属する日(前日分)」として扱います。
パターン10:入院中にサービス提供を行った場合

| サービス提供内容 | 6:00~12:00(入院中に重度訪問介護を提供、90日以内の場合と90日を超える場合) |
| インタフェース仕様 |
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簡易入力システムでの入力方法


入院または入所中の利用者へのサービス提供の場合は、システム上で「サービス提供の状況」というフラグを立てる必要があります。簡易入力システムの場合は、「入院」または入院期間が90日を超える場合は「入院(長期)」を選択します。
パターン11:二人派遣(熟練ヘルパーが同一時間帯に新任ヘルパーに同行した場合)

| サービス提供内容 | 8:00~12:00(1人目:熟練、2人目:新任) |
| インタフェース仕様 |
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簡易入力システムでの入力方法


同行支援を行ったパターン。行は分けず、派遣人数を「2」にした上で、「同行支援」のフラグを立てて処理します。
簡易入力システムでは、熟練従業者が新任従業者に同行して区分6の利用者に支援を行った場合は「1」を、熟練従業者が重度障害者等包括支援の度合にある利用者を支援する従業者に同行して支援を行った場合は「2」を入力します。
パターン12:二人派遣(同一日に熟練ヘルパーと新任ヘルパーが混在した場合)

| サービス提供内容 | 8:00~12:00(1人目:熟練、2人目:新任)、14:00~16:00(1人目:熟練、2人目:熟練) |
| インタフェース仕様 |
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簡易入力システムでの入力方法


同一日に異なる組み合わせの2人派遣がある場合は、行を分けて入力します。新任同行の行には同行支援フラグを立て、熟練2人の行にはフラグを立てないように区別します。
補足:熟練ヘルパーが一部の時間帯に新任ヘルパーに同行した場合


補足として最も複雑なパターンの1つを紹介しておきます。
例えば、8:00~16:00(1人目:熟練)、8:00~12:00(2人目:新任)というように熟練ヘルパーが一部の時間帯に新任ヘルパーに同行した場合は、上記のとおり、「通算した時間」と「重複した時間」で行を分け、さらに「通算した時間」は新任ヘルパーに同行した時間(8:00~12:00)と同行していない時間(12:00~16:00)を分けて作成する必要があります。
また、派遣人数は行ごとに1を設定し、熟練ヘルパーが新任ヘルパーに同行した時間(8:00~12:00)については同行支援に1を設定します。
さいごに
かなり長くなってしまいましたが、ここまで、居宅介護(同行援護含む)と重度訪問介護における、実績記録票データ設定の全26パターンを解説してきました。
「0時またがり」や「2人派遣で時間がずれる」といったイレギュラーなケースが発生すると、どうしても入力の手が止まってしまうかもしれません。しかし、今回見てきたように基本的な仕様さえ理解してしまえば、どんなに複雑なシフトでも必ず正しく実績記録票データを作成することができます。
本記事で解説したインタフェース仕様書の考え方は、簡易入力システムだけでなく、すべての国保連対応ソフトに共通する普遍的なルールです。請求業務で迷った際には、ぜひこの記事を見返し、毎月の国保連請求に役立てていただければと思います。


