精神障害者への移動支援で注意したい3つのポイント。

精神障害者への移動支援

 

移動支援サービスは全身性障害や知的・精神障害を持つ人たちに向けた外出を支援するサービスですが、それぞれに配慮しなければならない点や注意するべき部分があり、しっかりと把握をしておかなければなりません。

 

今回は精神障害にフォーカスを当てて、移動支援時のポイントを解説します。

 

※「うつ病」「統合失調症」「双極性障害」についての知識は下記をどうぞ。

>>「うつ病」の利用者への支援ポイント

>>「統合失調症」の利用者への支援ポイント

>>「双極性障害(そううつ病)」の人への支援ポイント

 

 

 

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本記事の信頼性
  • 介護業界11年目のちょいベテランで現役の管理者兼サービス提供責任者が執筆しています。
  • 保有資格:ヘルパー2級、基礎研修、社会福祉士、同行援護、全身性ガイドヘルパー、ほか
  • 制度などの解説記事は「厚生労働省の一次情報」をもとにしています。

 

精神障害者への移動支援を行う際の3つのポイント

3つのポイント

 

精神障害のある人に対して移動支援を提供する場合、本当に様々な配慮が必要になります。

全身性障害のある人に対しての支援では、大部分が物理的障害をどれだけクリアできるのかがポイントとなりますが、精神障害を持つ人に対しては、物理的な障害だけではなく、その人の精神的な部分にまで気を配る必要があります。

 

今回は注意したいことを3つに分けて解説していきます。それは下記の通りです。

 

  1. 利用者の苦手な状況を徹底的に洗い出す
  2. 外出中の様子に注意をはらい、柔軟なプランを立てておく
  3. 外出ができず、自宅から出られないことも想定しておく

 

です。それぞれ見ていきましょう!

 

 

注意点① 利用者の苦手な状況を徹底的に洗い出す

まずは事前準備として、その人が苦手とする状況を徹底的に洗い出し、外出に対する不安を取り除くことが重要です。

その人が外出を行う上で不安に思っている事や苦手な場面などを丁寧に傾聴し、安心できる内容をお伝えすることが前提としてかなり重要になります。

本人に不安があるまま当日を迎えてしまうと、調子を崩してしまい外出が行えない。という事態にもなりかねません。

また、過度にプレッシャーを与えてしまっても追い詰められてしまいます。

不安なく外出できる旨を伝えつつ、無理に外出を行う必要はない。というような言葉掛けを心がけましょう。

 

 

注意点② 外出中の様子に注意をはらい、柔軟なプランを立てておく

外出を行っている途中でも、不意に不安な思いがつよくなってしまう。フラッシュバック等の理由で調子を崩してしまうケースも考えられます。

そのような場合に休憩できる場所を事前にリサーチしておくことと、場合によっては目的を達成できていなくても帰宅を提案するなど、その人にとって安心できる選択肢を用意しておくことが必要です。

支援者としてはなんとか頑張りたいという気持ちもあるかと思いますが、無理に最後まで外出を行おうとするとその体験がトラウマになってしまう。

あるいはその場でパニックになってしまう。という事態に繋がり、本人にとっては何一つ良いことがない外出となってしまう可能性もあるので注意しましょう。

 

 

注意点③ 自宅から出られない事も想定しておく

利用者の当日の調子によっては外出自体が困難になるケースも発生します。

そのような場合には、利用者の想いをしっかり傾聴し、外出の範囲をより近場にするという提案や、そもそもの目的を変えるという提案が大切になります。

それでも外出が難しい場合は無理強いせず、次回に持ち越すようにしましょう。

 

ここでも本人の調子次第では、直接会話を行う事が難しい場合があります。そのような場合には、家族を通したりと本人に無理がないような方法にしましょう。

また、こちらは可能であればですが、前日に本人または家族に連絡を取り、直近の様子等を伺う事ができると丁寧かもしれません。

 

 

まとめ

精神障害を持つ人に対して移動支援時に注意したい3つのポイントは

 

  1. 外出における不安等を洗い出し、本人に納得してもらったうえで外出を決定する。
  2. 外出中の様子を注視し、柔軟なプランを立てておく。
  3. 当日外出できなくても、絶対に本人を責めたりしない。

 

以上が大きなポイントとなります。

※移動支援のサービス内容から制度面までを網羅的に解説した【完全マニュアル】を公開しています。

この機会に下記からチェックしておきましょう!

 

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