ヘルパーの仕事には身体介護や生活援助などが中心となりますが、外出同行も仕事のうちの一つになります。
今回解説する銀行同行はトラブルになる場合が多く事前にどのようなトラブルがあるのか?
注意点などについて知っておくとスムーズに銀行への同行できるかなと思います。
そこで本記事ではヘルパーが銀行に同行する際に注意してほしいポイントを5つ紹介していきます。
お金に関することはトラブルになりがちです。
ヘルパーが銀行へ同行で注意したい4つのポイントをチェック!
ヘルパーの銀行同行には様々な注意点がありますが、実際にはどのような点に注意していけば良いのでしょうか。
ここでは、銀行同行を行う際の注意点を5つまとめましたので確認しましょう!
- 忘れ物のないようにする
- 利用者の荷物はヘルパーが持たないほうが良い
- 預金などの情報を確認しない
- 複数名で対応する
① 忘れ物のないようにする
せっかく銀行に行ったのに、忘れ物があって手続きができないってことは結構あります。
銀行同行の際に持っておきたいものとしては
- 通帳(必須)
- 銀行印
- キャッシュカード(あればで良い)
- 身分証明書
※銀行印は銀行に届出をしている印鑑をもっていきます。場合によってはどれが銀行印なのか分からない方もいますので、何本か持っていくと良いです。銀行では教えてくれませんので注意が必要です。
※身分証明書は顔写真付きの身分証明が良いです。無い場合は健康保険証と介護保険証の2枚を持っていきましょう。(顔写真付きが無い場合は2枚以上としている銀行が多い)
②利用者の荷物はヘルパーが持たないほうが良い
外出をする際に、ヘルバーが荷物を持ってしまうことがあります。
通常であればそれは問題ありませんが、銀行へ行く際に通帳やキャッシュカード、銀行印などはヘルパーが持たないほうが良いです。
もし紛失した場合などにヘルパーが持っていると疑われる可能性があります。
一度疑いを掛けられたら復活するまでにかなりの時間がかかりますし、最悪サービスに入れなくなる可能性もあります。
現金はもちろんですが、銀行関係の物品に関しては基本的に持たないようにするのが無難です。
③ 預金などの情報を確認しない
銀行同行では利用者と一緒に手続きを行いますが、ここでは預金を見ないようにしましょう。
ヘルパーによっては興味本位で頂金をのぞき見してしまう方もいるようですが、預金に関してはその利用者の非常に重要な情報ですので見てはいけません。
また、見られた利用者側としても非常に不快に感じてしまいますので注意するようにしましょう。
預金は通帳にも書かれていますし、ATM であれば画面に記載される場合があります。
あえて「私は預金残高を見てはいけませんので、 ここからは一人でお願いしますね」 とお声がけしても良いかもしれません。
また、預金の他にはいくら下ろしたか、誰に振り込むのかなどの情報も、利用者側から提示されるまでは自ら確認しないようにしましょう。
お金に関する情報は非常にデリケートなのです。
④ 複数名で対応をする
疑いを掛けられてしまい一人で対応することが難しい場合は複数名での対応もひとつの手です。
一人が監視役、一人が付き添い役で対処することによって疑いをもたれず対応することが出来ます。
ちなみにこの場合は2人介助加算の対象とはなりませんので最終的な手段と考えておいた方が良いです。
まとめ
銀行には利用者の資産情報がありますので、その取扱いには十分注意する必要があります。
また、銀行ならではの注意点などもご紹介しましたので、事前の対策、道中の対策などをとっておきましょう。
当サイトでは訪問介護の『外出介助の範囲』を解説した記事を公開しています。
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