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訪問介護でカビキラーって使って良いの?迷いがちなヘルパーの疑問を解説!

 

訪問介護の生活援助では調理、洗濯、掃除を実施します。

カビキラーを使用するのはこれのうち掃除に当てはまりますが

 

  • 「カビキラーは大掃除になるのでは・・・?」
  • 「前の訪問介護事業所ではカビキラーは使ってはダメだった・・・」

 

と現場のヘルパーさんはカビキラーを使用しても良いのか迷われる方もいます。

 

そこで今回は

 

■そもそもカビキラーを使用しても良いの?

■カビキラーの使い方など

 

を解説します!

 

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この記事を書いた人

ヘルパー会議室編集部

くらたろう

30代男性。大阪府在住。東証一部上場企業が運営する訪問介護事業所に3年従事し、独立。事業所の立ち上げも経験。訪問介護の経験は11年目、現在も介護現場に自ら出つつサービス提供責任者として従事している。ヘルパー・サ責の学ぶ機会が少ないことに懸念を抱き、2018年に訪問介護特化型ポータルサイト「ヘルパー会議室」を設立。

【保有資格】 訪問介護員2級養成研修課程修了/介護職員基礎研修修了/社会福祉士/全身性ガイドヘルパー/同行援護従業者養成研修修了  
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訪問介護でのカビキラー使用はグレーゾーン

 

結論から言うとカビキラーの使用はグレーゾーンであるといえます。

それでは、なぜ訪問介護でカビキラーを使うのはグレーゾーンなのでしょうか?

 

 

介護保険の基本を知っておく

介護保険で訪問介護を行うことは、保険が適用されているということです。

そのため、介護保険できることは決められています。

何をすることが出来るのかということですが、介護保険は本人のために日常生活に必要な支援を行うということです。

つまり、日常生活に必要でないことは行ってはいけないということになります。

 

日常生活に必要なことというと、掃除なら掃き掃除や拭き掃除です。

例えば、エアコンの掃除や、網戸の掃除などの大掃除的なことは認められていません。

そういった視点から考えていくと

カビキラーは日常的な掃除に含まれない可能性もあります

 

 

では、どのように判断をしていけばいいのか?

例えば、登録ヘルパーや正社員のヘルパーの場合は

カビキラーを実施する前にはサービス提供責任者に

カビキラーを使用しても良いのかを確認することが大切になります。

 

サービス提供責任者の場合はどこに確認をすればよいのでしょうか?

答えとしては保険者です。

 

保険者が保険を適用させるかどうかの判断を行ってくれますので、保険者に直接確認することをお勧めします。

 

また、その際は現状をしっかりと伝えることが大切になります。

 

例えば

  • カビが発生しており非常に不衛生な状態であること
  • カビが発生していない状況だが利用者からの要望があった場合
  • 以前は日常的にカビキラーを利用者自身がしていた

など、状況をしっかりと伝えてることが大切です。

 

 

ちなみに僕は大阪市で訪問介護をしていますが、大阪市に

 

「以前から日常的にカビキラーを利用者本人が行っていたが、現在は身体的な要因で風呂掃除ができない。そこでヘルパーにカビキラーでの掃除を要望されているが認められますか?」

 

と聞いたことがあります。

 

その際の返答は

「日常的に行っていたのであれば、訪問介護で行っていただいて問題ない」

との事でした。

 

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カビキラーを上手に利用するためのポイント

 

カビキラーを効率よく利用するためには、最初に放布してから時間を置いて流すということです。

そのため、サービスの最初にまずカビキラーを散布しておきましょう。

 

散布してからは調理や洗濯などの他の作業を実施して、時間を置いてから洗い流すことをお勧めします。

カビキラーは非常に強い薬剤ですので、予備洗いは必要ありません。

 

ある程度カビがある状態でも放布すれば効果がありますので、予備洗い無しで利用できるもの強みであるといえます。

 

 

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カビキラーを使用する際に注意したい事

 

カビキラーは非常に強力な薬剤ですが、その用途には注意が必要です。

場合によっては頭痛がしたり、吐き気がしたりすることもありますので、十分用途を理解しておきましょう。

 

酸性と混ぜないように

カビキラーは塩素系の漂白剤でアルカリ性になっています。

その為酸性の薬剤と一緒に使ってしまいますと塩素ガスを発生させてしまいます。

 

塩素ガスは人体に有害な物質であり、重篤な場合は意識障害などに繋がりますので注意しておきましょう。

酸性系の洗浄剤はもちろんですが、酢などの食品も酸性ですのでキッチンなどで使用する際は周りに酢がないか確認しておきましょう。

 

 

十分な換気を行う

酸性とカビキラーが混ざってしまい塩素ガスが発生したとしても、換気さえ十分に行って いれば重篤な状態を回遊できる可能性が高まります。

また、カビキラーは非常に強い薬剤ですので、成分が揮発して空気中に漂うこともあります。

 

カビキラーを使用する際は換気は必須であり窓を開けて空気の流れを作っておきましょ う。

換気を行わないと揮発した成分が体の中に入って気分不良などの症状を起こす可能性があります。

 

特に高齢者などは薬剤に敏感な方がいますので、ヘルパーがカビキラ ーを使用する際は窓を開けて換気を行いましょう。

季節や場所によって換気が出来にくい時は、換気用を回すだけでも良いです。

極力空気の流れを作っておくことをお勧めします。

 

 

脱色してしまう場合もある

カビキラーは非常に強力な薬剤ですので、散布する場所によっては脱色する可能性もあり ます。

特にゴム製品などの場合は、薬剤が染み込みますので事前に目立たない場所で確認することをお勧めします。

 

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まとめ

今回は訪問介護でカビキラーの使用は可能なのかを解説しました。

訪問介護の生活援助には「できること」「できないこと」の線引きが多くありヘルパーを悩ませますよね。

当サイトではリアルな現場でよくあるケース25個をQ&A方式で解説した記事を公開しています。

良かったら下記をご活用ください!

 

※ホームヘルパーの仕事内容が知りたい方は下記をどうぞ。

※サービス提供責任者の仕事内容が知りたい方は下記をどうぞ。

 

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