訪問介護で髭剃りはして良い?注意点を解説!

 

訪問介護で働くヘルパーは整容の一つとして

男性利用者の「髭剃り」をしたことが一度はあるのではないでしょうか?

が、現場のヘルパーからは色々な疑問の声を聞きます。

例えば

  • 「ヘルパーがT字型かみそりを使って髭剃りしていいの?」
  • 「訪問介護で電気かみそりでの髭剃りは大丈夫?」
  • 「ヘルパーみんながやっているから言われたように髭剃りしている・・・」

などなど・・・

 

そこで今回は

 

  • そもそも髭剃りはしても良いのか?
  • 髭剃りで注意してほしいこと
  • 「認知症の利用者で髭剃りを嫌がる」への対応方法

 

を解説します。参考にしてみてくださいね!

 

 

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本記事の信頼性
  • 介護業界11年目のちょいベテランで現役の管理者兼サービス提供責任者が執筆しています。
  • 保有資格:ヘルパー2級、基礎研修、社会福祉士、同行援護、全身性ガイドヘルパー、ほか
  • 制度などの解説記事は「厚生労働省の一次情報」をもとにしています。

 

訪問介護での髭剃りは電気シェーバーならば可能

 

さっそく結論から言いますと、電気シェーバーであればヘルパーが利用者に髭剃りをすることは可能となっています。

理由は「理容」「整容」の違いにあります。

 

 

理容・・・かみそりを使って髭剃りができるのは、理容師免許を受けた者に限り可能。理容師免許と必要な知識及び技能をもって行うことである。

整容・・・シェーバーでの髭剃りは、日常生活で必要な整容にあたる。刃物を使用しないため安全に行うことができ、特別な免許や技能は必要ない。

 

新潟県福祉保健部高齢福祉保健課 令和元年9月訪問介護に関するQ&A Q23参照 

 

理容師ができることと介護ヘルパーができる整容は全く違うことになります。

日常生活の中で必要なことで、かつ専門的な資格が必要ない電気シェーバーであれば、ヘルパーでも可能ということです。

 

訪問介護における『整容』について下記をご参考ください。

>> 訪問介護の「整容」とはどんなサービス?

 

まれに、理容師免許をもったヘルパーさんがいます。

理容師免許をもったヘルパーだとしても理容としてかみそりで髭を剃ることは、介護保険の対象とならないので注意が必要です。

理容は介護保険のサービスではできないのです。

 

 

ヘルパーが髭剃りをする際の注意点をチェック!

 

電気シェーバーならばヘルパーが髭剃りすることが可能なことが分かりましたが、実際に髭剃りする際には注意してほしいことがあります。

 

注意① 髭剃りを介して感染症リスクがある

利用者が感染症を持っている場合も注意が必要となります。

また他にも利用者と同居家族が同じシェーバーを使うなど、家族間で共用していることはよくありますので十分な感染症対策をしておく必要があります。

 

気をつけるべき感染症

感染症のウイルスや菌は目に見えません。

色々な疾患のある利用者さまの中には感染症キャリアの方もいらっしゃると思います。

体液や血液、皮膚に触れることでウイルスなどを媒介してしまうことがあるため、利用者の既往歴や現在の病状なども把握しておく必要があります・

B型肝炎

血液や体液を介して感染します。

ひげ剃りも血液が付着する可能性があるので本人専用にします。

C型肝炎

血液を介して感染します。体液にも血液が交じっている場合も感染します。

ひげ剃りもB型肝炎同様に本人専用が望ましいです。

MRSA

ありふれた菌で肌にも付着しています。抵抗力のある人であれば重症化することはありません。

ただし、MRSAの利用者の訪問介護をして、ヘルパーの手指を介して次の訪問先の利用者に媒介してしまう可能性もあります。

抵抗力の弱っている在宅訪問では対策や注意が必要です。

 

 

ヘルパー自身の感染症対策

高齢者の肌はデリケートで壊れやすいので、血液や体液などが付着することで感染症のリスクがあがることから、ゴム手袋を使って髭剃りをするのがベストです。

 

注意② 電気シェーバーの手入れは定期的にしましょう

ヒゲのくずが溜まったまま使い続けていると雑菌が繁殖しやすくなり不衛生です。

汚れをとって水洗いし、オイルを差すことも必要に応じて行いましょう。(家族ができる場合できれば家族にしてもらうのが良いです。)

 

注意③ 肌荒れを起こしやすい場合の3つの対策

肌がデリケートになっていて、ちょっとの摩擦で皮膚が傷ついてしまったり、ニキビのようになってしまうこともあります。

肌に傷を作らないことで感染予防にもなります。

肌への負担を少なくするためにできる3つのことをあげてみました。

  1. 顔を濡らしてからシェーバー
  2. お風呂上がりにシェーバー
  3. アフターケア(クリームなど)

男性のヘルパーなら良く理解できると思います。全然違うので!

 

 

認知症から髭剃りを嫌がる場合の対応方法

 

 

認知症の利用者には、なかなかスムーズに髭剃りができないことがあります。

しかし、伸ばし放題で整容ができないままだと、食事がひげについたり不衛生にもなりますよね。

 

そこで、私の経験から認知症の利用者に気持ちよくひげ剃りをさせていただくポイントを挙げてみます。

  1. テレビを見ている時などの気分が良い時間帯に行う
  2. 正面からいきなりではなく、隣に座って会話したりから徐々に安心できる形で
  3. 鏡でひげを見てもらって「結構のびてますね~」などの声掛け
  4. ひげ剃り後に「さっぱりしましたね~!」などの声掛け

 

すべての利用者に上手くいくわけではありませんが、ぜひ実際に試してみてください!上手くいくかもしれませんよー!

 

まとめ

訪問介護での髭剃りに関して解説しました。

ヘルパーが電気シェーバーを使って肌荒れしないよう安心して安全にひげ剃りができると、整容の時間もスムーズになるはずです。

 

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