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訪問介護の「整容」とはどんなサービス?

 

訪問介護では身体介護や生活援助などを通じで、利用者の生活を支えています。

サービスの中でも整容は利用者の生活を活気づけるために非常に重要なサービスの一つになります。

 

今回は

 

ヘルパーが行う整容の内容

整容を行うためのポイント

 

について解説します!

是非参考にしてみてくださいね。

 

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この記事を書いた人

ヘルパー会議室編集部

くらたろう

30代男性。大阪府在住。東証一部上場企業が運営する訪問介護事業所に3年従事し、独立。事業所の立ち上げも経験。訪問介護の経験は11年目、現在も介護現場に自ら出つつサービス提供責任者として従事している。ヘルパー・サ責の学ぶ機会が少ないことに懸念を抱き、2018年に訪問介護特化型ポータルサイト「ヘルパー会議室」を設立。

【保有資格】 訪問介護員2級養成研修課程修了/介護職員基礎研修修了/社会福祉士/全身性ガイドヘルパー/同行援護従業者養成研修修了  
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訪問介護で行う「整容」は具体的に何をする?

 

整容はその名の通り容姿を整えるということです。

それでは具体的にどのようなサービスを実施していくのでしょうか?

 

髪を整える

整容で代表的なことは髪を整えるということです。

利用者の中には毎日お風呂に入ることが出来ず、髪の毛がべたついている方も少なくはありません。

そういった方でもクシで髪をとかすだけで随分印象が変わります。

 

また、寝たきりの方などは常に寝ている状態ですので後頭部の髪がへたっており、反対に頭頂部の髪がせりあがっているような状態になっています。

そういった髪を水やクシなどで直していきます。

更に髪を整えることによって目に髪が入ることを防いだり、ホコリを落としたりする効果もありますよ!

 

着替えを行う

外出する機会がない方や、人が自宅に来ない方、それでいて要介護状態で体がうまく動かない場合は着替えを行わない方もいます。

一日中パジャマで過ごしているケースもあります。

そういった場合に、ヘルパーが着替えを手伝っていきます。

特に一人で脱ぎ着が出来にくい半身まひなどの方に対しては、着替えの支援が必要ですので、ヘルパーが支援をしていきます。

 

髭を剃る、爪を切る

髭や爪は放っておいたらすぐに伸びてきてしまいます。

特に爪は伸びすぎてしまいますと脆くなり、割れてしまうこともありますので注意しておきましょう。

ケガにつながる可能性もあります。

 

また髭については特に事故などが起きることもありませんが、髭が伸びた状態でそのままにしておくと不潔になりやすいので、出来るだけ剃っておいた方が良いでしょう。

 

爪を切る際はヘルパーでは対応できない場合もあります。

特に巻き爪などの切りにくい場合は、無理をせずに看護師やケアマネに相談をするようにしましょう。

足の爪切りを失敗してしまい、肉を切って、歩くことが困難になったケースもありますので慎重に行う必要があります。

 

また髭剃りを行う場合は注意してほしいポイントがありますので下記をご参考ください。

 

 

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整容を行うことで得られる3つの良いこと

 

なぜ人に会わないのに整容をしないといけないのかと思うヘルパーもいるかもしれませんが

整容は周りの方に良い印象を与えるだけではなく、利用者自身にも良い影響を与えます。

ヘルパーとしても整容を行うメリットを知っておいた方が、整容について力も入るはずですので是非覚えておきましょう!

 

時間のリズムを感じることで生活に張りがでる

例えば、毎朝ヘルパーが来て整容するというパターンが決まっていれば、

利用者は整容=朝が来たと感じるようになります。

生活リズムを感じるということは、自宅で過ごす利用者にとっては非常に重要なことであり、

決まった時間に整容をすることによって昼夜逆転が治ることもあるぐらいです。

 

また、食事を食べた後に歯磨きをする、寝る前にパジャマに着替えるなどのリズムを作るようにしておけば、

一日の時間を把握しやすく、生活に張りが出ます

 

反対に整容を全くしない状態を考えてみましょう。

例えば、朝に起きてから夜寝るまでの間、同じ服装、顔も洗わない、歯も磨かないといった場合、その方の日常生活は健康ではないといえます。

QOL(生活の質)は低いといえるでしょう。やはり整容をきちんとしてリズムを整えて生活することが大切であるといえますね。

 

社会との交流を持ちやすくなる

社会性を失うことは、その方の生活の質を低下させてしまう原因となります。

整容と社会性というのは非常に密接な関係があり、整容を行わないと社会性が損なわれることがありますので注意しましょう。

 

ある程度の身だしなみは非常に大切なことであり、身だしなみを行わないと人から声を掛けられることは少なくなります。

また整容をすることによって体臭などについても軽減することが出来ますので、整容は社会との交流を持つためには必要なものであるといえるでしょう。

 

ヘルパーとの交流にも繋がる

整容を行うことは直接体に触れるという事です。

直接体に触れるのであればそれだけでコミュニケーションにもなりますし、それを継続することによって信頼関係も築きやすくなると言えます。

また整容を通じて服の趣味や好みの話をしたり、身だしなみのこだわりを知れたりすることもできます。

身体介護や生活援助でももちろん交流を図ることも出来ますが、整容は他とは違うコミュニケーションも図ることができるのです。

 

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まとめ

整容は髪を整えたり、服を着替える、髭を剃るなどなど、日常生活には欠かせない物です。

整容を行うことによって社会性が向上したり、生活リズムが整うこともありますので、積極的に行うようにすることをおすすめします。

 

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