訪問介護でおこなう指導の基本。ヘルパーへ指導すべき15項目。

男性に説明している女性

 

サービス提供責任者になるとヘルパーへの指導を行うことになります。

このヘルパーへの指導、非常に頭を悩ましているサービス提供責任者は多いのではないでしょうか?

私もサービス提供責任者になりたての頃はかなり苦労しました。

  • 「何をどのように教えて良いか分からない・・・」
  • 「ヘルパーさんが言うことを聞いてくれない・・・」
  • 「利用者さんの所で勝手に指示していない事をしているヘルパー・・・」

と悩みがち。

 

今回はそんなサービス提供責任者の方々のために

 

ヘルパーに指導する際に伝えるべき15項目

 

を解説します。

ぜひ参考にしてみてくださいね!

 

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本記事の信頼性

介護業界11年目のちょいベテランで現役の管理者兼サービス提供責任者が執筆しています。

保有資格:ヘルパー2級、基礎研修、社会福祉士、同行援護、全身性ガイヘル、ほか

制度などの解説記事は「厚生労働省の一次情報」をもとにしています。

訪問介護で行うべきヘルパーへの15個の指導項目

ひらめいた女性

 

訪問介護事業でサービス提供責任者がヘルパーに伝えるべき指導項目は下記の15個です。

  1. 制度を知り、遵守する
  2. 利用者基本情報を把握する
  3. 身だしなみを整える
  4. 言葉使いに注意する
  5. メモをする
  6. 守秘義務を理解する
  7. サービス内容の把握を行う
  8. 同行訪問でOJTを行う
  9. 感染症対策を行う
  10. 利用者宅の物品の取り扱い方
  11. 記録の書き方
  12. 報告の仕方
  13. 愚痴や悩みを聞く
  14. 価値観の違いを説明する
  15. 余計なお節介をしない

 

それぞれ見ていきましょう!

 

 

 

①制度を知り、遵守する

訪問介護は介護保険法にもとづいた介護保険制度におけるサービスですので、法令を守ることは当然の職務になります。

介護保険サービスで「できること」「できないこと」への理解を深める必要があり、決してヘルパー自身による拡大解釈はしてはいけません。

そのためサービス提供責任者はヘルパーに対して生活援助、身体介護、医療行為についての範囲をしっかり理解させる必要があります。下記にまとめてますので参考にしてみてください。

 

 

②利用者の基本情報を把握する

利用者の氏名や住所、生活歴、既往歴、家族構成、住宅環境、提供サービス内容・時間など、最低限で良いので把握した上でサービスを提供する必要があります。

サービス提供責任者は忙しいこともあって、ヘルパーとの基本情報の共有を怠りがちですが、現場のヘルパーが知らないことが多すぎると事業所としての体制を疑われますので注意が必要です。

 

 

③身だしなみを整える

会社指定の制服があれば制服を着用し、なければ動きやすい服装にしましょう。

その他にも髪やひげ、においにも気を配っておく必要があります。

また訪問介護は身分証の携帯義務がありますので、ヘルパーひとりひとりに作成して渡しておく必要があります。

身だしなみについては下記で詳しく解説してますので参考にしてみてください。

 

 

④言葉使いに注意する

ヘルパーは利用者を敬った言葉使いをする必要があります。慣れてくればタメ口になってしまったり、馴れ馴れしい話し方になってしまうこともありますので注意しておくことが大事です。

また、丁寧すぎたり、へりくだりすぎた話し方をすると、利用者が委縮したり、利用者の方が立場が上だと勘違いしたりすることもあります。

そのため、適度な距離感での言葉使いを意識してバランスをとることが重要だということも同時に指導しましょう。

 

 

⑤メモをする

利用者の方々は当然ながら、一人ひとり何から何まで違いがあります。サービス内容や注意点、性格や家の形状などあらゆることが違うため、メモを取る習慣をつけておくよう指導する必要があります。

ヘルパーの中にはメモをとっても良いのか分からず気を使う人もいるため、サービス提供責任者が事前にメモを取るように伝えてあげましょう。(利用者によってはメモを取ることを嫌がる方もいるので注意してくださいね。)

 

 

⑥守秘義務を理解する

“利用者宅で知りえた秘密は他言しない”は基本中の基本です。

必要のない部屋に入らない。必要のない引き出しや物入、押し入れは開けない。郵便物はご本人の許可なく触らない。等、注意するよう指導します。

また、利用者宅で知りえた情報に関しては、事務所で管理者やサービス提供責任者、ヘルパー同士での情報交換を行う以外には話さないように徹底させなければなりません。

ましてや道端や店舗、居酒屋などで話すなんてことをしないように指導していきましょう。

プライバシーについて下記に解説していますので良かったら合わせて読んでみてくださいね。

 

 

⑦サービス内容の把握を行う

担当者会議で決められたサービス内容の説明をヘルパーへ行います。

サービス提供責任者は手順書を作成し、それを基にヘルパーへの説明を行います。

細かいところの記入が出来ないときは、利用者宅で説明を行うことが出来るように、ヘルパーが訪問する前に自分がケアに入って、説明することが出来るようにしましょう。

 

 

⑧同行訪問でのOJTを行う

ヘルパーとともに、利用者宅を訪問します。

利用者への挨拶を行い、ヘルパーの紹介をします。ヘルパーを利用者へ紹介するときは、目線を合わせるようにします。

立ったままの挨拶は威圧感があるので、行わないように配慮しましょう。

利用者への紹介を行った後、ヘルパーが利用する部屋や道具の説明を行います。

この時、ヘルパーにはメモを取るように声掛けをしておきましょう。

 

 

⑨感染症対策

ヘルパーは感染症対策を行う必要があります。

利用者宅を訪問した時、帰る時は手洗いの徹底、必要時にはゴム手袋を着用するなどの感染症対策を指導します。

下記により詳しく解説していますので参考にしてみてください。

 

 

⑩利用者宅の物品の取り扱い方

サービス提供時に使った品物は元の場所に戻すように指導します。

特に、台所で調理を行ったときは、気を付ける必要があります。包丁や調味料、鍋やフライパン、ボールなどの調理器具、食器や食材等です。

元の場所に戻していない場合、利用者家族や、ヘルパーが使うときに時間を要します。

他にも視覚障害などがある利用者は、物の置き場所が変わると重大な事故につながる可能性もありますので特に注意して指導しましょう。

 

 

⑪実施記録の書き方

ヘルパーは実施記録をおざなりにしがちです。ですが実施記録は公文書扱いになりますのでしっかりと指導しておく必要があります。

記録簿はきちんと意味が伝わるように、訪問中の状態や出来事を記載し、間違えている部分には訂正印を押すように指導します。

下記にポイントをまとめてますので良かったら参考にしてみてください。

 

 

⑫報告の仕方

ヘルパーはサービス提供責任者に利用者の状態変化などを報告する必要があることを指導します。

ただ新人ヘルパーの場合「どこまでの内容を報告すれば良いか分からない・・・」といった悩みを抱えがちなので、新人の場合はどのような内容でも報告するように伝えます。極端な話、毎回のサービス後に報告をするぐらいで良いです。

その場合、サービス提供責任者の負担は大きくなりますが、決して鬱陶しい態度をとってはなりません。ヘルパーが報告をしてくれなくなりますので注意が必要です。

 

 

⑬愚痴や悩みを聞くことも指導

ヘルパーの『愚痴や悩み』を聞くこともサービス提供責任者が行う指導の一環だと認識しておきましょう。

利用者の愚痴や家庭の愚痴、悩んでいることを吐き出せる場を作ることが大事です

愚痴や悩みを聞くことで、そのヘルパーの問題が一時的にでも解決されれば、良い介護が提供できる環境が作れます。

また、愚痴や悩みを聞くことが、ヘルパーとの信頼関係を築くことに繋がります。信頼関係ができていれば、少し難しい利用者宅でも入ってくれるようになったりします。

 

 

⑭価値観の違い

ヘルパーと利用者の価値観の違いはトラブルを誘引する要素のひとつです。

「私はこういう風にしています。」

「これはいらないものだと思いました。」

とヘルパーが言うことがあります。

しかし、それはそのヘルパーの価値観であって利用者の価値観ではありません。

例えば、物の価値観であればヘルパーがごみと思っていたものは、利用者にとって大事なものだったりするので、処分する前には必ず利用者への確認が必要です。

自分と他人は価値観が違っているのが当然で、その価値観の違いは尊重されるべきものだ

ということをヘルパーに理解させなければなりません。

価値観の違いが分からない場合は、利用者も困惑してしまい、ヘルパーが入れなくなることもあるのでしっかりと説明しましょう。

 

 

⑮余計な「おせっかい」をしない

これは、非常に重要です。

いわゆる「暴走ヘルパー」はお節介が原因であることが多々あります。

例えば

「利用者は一人暮らしで大変だろうから、自分の家で調理したものを持っていこう。」だったり

「困っているようだったから買ってきた。」だったり

たしかに、困ってはいるのでしょうが「このヘルパーさんはここまでしてくれたけど、このヘルパーさんはしてくれない。」といったことが発生すると、他のヘルパーが入ることができなくなってしまいます。

また病気などでヘルパーが休んだ場合にサービス提供が滞ってしまい困るのは利用者です。

そのため依存心を生むようなサービス提供は避けなければなりません。

 

訪問介護サービスはあくまでも自立支援であって、余計なお節介は自立を阻害するということを

余計なお節介をしがちなヘルパーに対しては指導し理解をもとめる必要があります。

 

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まとめ

今回はヘルパーの具体的な指導項目を15個解説しました。

  1. 制度を知り、遵守する
  2. 利用者基本情報を把握する
  3. 身だしなみを整える
  4. 言葉使いに注意する
  5. メモをする
  6. 守秘義務を理解する
  7. サービス内容の把握を行う
  8. 同行訪問でOJTを行う
  9. 感染症対策を行う
  10. 利用者宅の物品の取り扱い方
  11. 記録の書き方
  12. 報告の仕方
  13. 愚痴や悩みを聞く
  14. 価値観の違いを説明する
  15. 余計なお節介をしない

結構多いですが、この15項目をおさえて指導してみてください。指導に終わりはありませんが、質の高い介護の提供のためには必要不可欠なことです。

今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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