訪問介護における「ゴミ出しだけ」の支援の問題点とは?

ゴミ出し

 

日常生活を送っているとゴミを捨てなければならないのは当然です。

日によってはゴミが多くなり、若い人でも「集積所へ運ぶのに一苦労した」という経験があるのではないでしょうか。

高齢になるとゴミ出しの問題は顕著となるため、支援が必要になるのも理解できるかと思います。

 

そんなゴミ出しの支援ですが、

ゴミ出しだけを必要としている人の場合、気をつけなければならないことがあるのはご存知ですか?

 

今回は訪問介護におけるゴミ出しについて解説をしていきたいと思います。

 

 

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訪問介護でゴミ出しだけ行うことは難しい

×マークを持った女性

 

ゴミ出しだけを必要としている人の場合に気を付けなければいけないこととは、

「訪問介護ではゴミ出しだけを行うことが難しい」ということです。

「ゴミ出しだけ」というのがポイントになるのですが、ゴミ出しそのものは訪問介護で支援することが可能です。

なぜゴミ出しは訪問介護で支援できるのに、ゴミ出しだけの支援を行うのは難しいのでしょうか。

訪問介護の算定要件を見てみると疑問が解消されるかと思います。

 

算定要件から見る訪問介護

ヘルパーが利用者に代わってゴミ出しを行う場合は生活援助になります。

生活援助の中でも最も短時間の区分は「生活援助2」です。

では、この「生活援助2」の算定項目がどうなっているのかと言うと、「20分以上45分未満」になっています。

つまり「生活援助はどんなに短い時間であっても20分以上ないと算定できない」ということになります。

ちなみに、身体介護と組み合わせて行う場合は「身体1生活1」になりますが、これも生活援助に関しては20分以上45分未満となっています。

 

では、ゴミ出しだけの支援に20分以上の時間がかかるでしょうか?

おそらくですが、20分以上かかることはないかと思います。

訪問介護でゴミ出しだけを行うことが難しい理由はここになります。

 

他にも生活援助が必要な場合は可能に

ゴミ出しだけを行うことは困難ですが、他にも生活援助が必要であり、それらを組み合わせて20分以上の生活援助を行う場合はゴミ出しを行うことができます。

しかし、アセスメント等の結果、他の生活援助が必要ないと判断される場合には支援を受けることができないため、注意が必要です。

 

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どこの地域でもゴミ出しに関する問題は存在している

悩んでいる女性

 

「ある程度の生活を維持できているため訪問介護に頼る必要はないが、ゴミ出しだけが難しくて困っている」という高齢者は多くいるのが実情です。

大きなゴミ袋が重くて持てないという身体機能の問題もありますが、もの忘れや認知症の影響でゴミ出しの日にちがわからなくなってしまったり、分別が難しくなってしまったりと、ゴミ出しに関する問題は複数存在しています。

介護保険だけでは補うことが難しい問題ではありますが、独居または高齢者だけの世帯も増えているため、何らかの支援の手段を把握しておく必要があります。

 

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地域の資源を活用してゴミ出しを・・・

サポート

 

ゴミを出さずに過ごしていくというのは現実的ではないので、介護保険で補うことが難しい以上は地域の資源を活用して対応していきましょう。

地域の資源に関しては地域によって異なることも考えられるため、こちらの情報を参考にしつつ、ご自身の地域の資源を確認してみてください。

 

親族や友人

親族や友人でゴミ出しを行える人がいる場合は、お願いするのも手段のひとつです。

遠くに住んでいる場合は難しいかと思いますが、近くに住んでいる場合はお願いしてみても良いかもしれません。

 

自治会や町内会

自治会や町内会で積極的に地域の高齢者を支える活動をしていることもあります。

地域によって異なりますが、ゴミ出しの問題を抱えているのはどの地域も共通していることと言えるので、相談しやすい問題かと思います。

高齢化が進む今、地域住民の支え合いは非常に大切になっていきます。

 

シルバー人材センターやボランティア

親族や友人、自治会や町内会での対応が難しい場合は、シルバー人材センターやボランティアの活用を検討してみるのもいいでしょう。

有償のボランティアもあり、若干の費用はかかってしまいますが、このような地域の資源があると便利でとても助かります。

費用等は問い合わせて確認できるので、有効に活用していきましょう。

 

市区町村の個別収集

ゴミ出しの問題を受けて、市区町村でも個別収集の支援を行っているところが増えています。

ただし、介護度や障害の有無によって支援を受けられるかが決まってしまうこともあり、必ず支援を受けられるというものでもありません。

とはいえ、支援の必要性は介護度や障害の有無だけに左右されるものでもなく、必要性が行政に認められれば支援を受けられることもあるので、まずは担当の課や地域包括支援センターへ相談してみるのが良いでしょう。

 

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まとめ

ゴミ出しは訪問介護で支援することが可能ですが、ゴミ出しだけになってしまうと算定要件の都合上、支援が難しくなってしまいます。

介護保険で認められているのに支援ができないというのは、介護保険の落とし穴のような印象です。

他の生活援助が必要な場合は問題ありませんが、ゴミ出しだけの支援が必要な場合は地域の資源を上手に活用しましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。