訪問介護は身内への介護サービスを提供できるのか?同居家族、別居家族は?

 

訪問介護のヘルパーを目指すきっかけの一つに

「身内に介護が必要になって訪問介護の資格を取得して働こう」と考えている人は多いのではないでしょうか?

また、すでにヘルパーとして働いている人の中には両親の介護が必要な人もいると思います。

そこで誰しもが疑問に思うのが

「身内に訪問介護サービスをしても良いの???」

と。

 

そこで今回は

 

同居家族、別居家族への訪問介護サービスへの規定

代表的な「不正」のケース

 

を解説したいと思います!

 

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本記事の信頼性

介護業界11年目のちょいベテランで現役の管理者兼サービス提供責任者が執筆しています。

保有資格:ヘルパー2級、基礎研修、社会福祉士、同行援護、全身性ガイヘル、ほか

制度などの解説記事は「厚生労働省の一次情報」をもとにしています。

訪問介護は同居している身内へのサービス提供は「できない」

 

訪問介護では同居している身内(家族)の介護サービスを提供することができません

 

厚生労働省も下記のように明記しています。

運営基準第25条

第二十五条 指定訪問介護事業者は、訪問介護員等に、その同居の家族である利用者に対する訪問介護の提供をさせてはならない。

指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準(厚生省令第三十七号)から引用

 

理由は2つあります。

 

訪問介護は家族介護での負担を軽減することを目的としているため

介護保険制度は同居家族の介護負担を軽減することを目的のひとつとしています。

そのため、同居家族が介護できる余裕があるのであれば、そもそも介護サービスを提供する必要がないということになります。

 

費用の不正利用になるため

介護保険サービスのひとつである訪問介護の財源は、国、都道府県、市町村、介護保険料から賄われています。

もし、利用者の身内が訪問介護事業所に所属し、サービスを提供し給与をもらうことになると、費用を不正に得ていると判断されるため禁止されています。

 

 

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別居している身内に対する介護サービスの提供も「原則禁止」

拒否サインをしている女性

 

別居している家族の介護サービスは厚生労働省によると明確な規定はありません。

明確に規定されている自治体は「兵庫県」と「沖縄県」です。

この2県では別居家族でも以下の人は原則禁止とされています。

  • 6親等内の血族
  • 配偶者
  • 3親等以内の姻族へのサービス

 

しかし、沖縄県や兵庫県にも例外があり

訪問介護のみしか提供する方法がないことや、市町村と協議して認められた人は別居で上記の人でも介護サービスをすることが認められています。

 

補足ですが、この他にも別居している家族のサービスを行うには事前協議書などの書類の提出や規定が決められたところも多いです。

そのため住んでいる地域の自治体に相談してみましょう!

 

 

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過去にあった身内への訪問介護でおきた「不正のケース」

 

これまでほとんどの地域で別居している家族の介護サービスは提供できていましたが

身内が訪問介護をしたことで不正とみなされたケースがとても増えています。

今回はその中で代表的な不正のケースを紹介します。

 

  1. 別居家族がヘルパーとして介護サービスを行い適切な時間で提供していない
  2. 姓を変え、身内でないと偽り身内の介護サービスを行った

 

姓を変え、身内でないと偽ったケースは悪質です。が、実際このような不正で介護サービスを提供しているケースが多いです。

訪問介護事業所が閉鎖しなければならないことも増えていますので注意しておきましょう!

 

基本的に身内への訪問介護は同居であれ別居であれ、どちらにせよ止めておいた方が良いです!

 

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訪問介護で働いていて身内の介護が必要となった場合に注意するべき2つの事

 

訪問介護として働き、身内に介護が必要となった場合に注意しておいてほしいことがあります。

 

同居家族に介護が必要となれば、他の介護保険サービスは利用できる

冒頭でも説明しましたが、いかなる理由があっても同居家族に介護が必要となれば、身内の訪問介護は受けられないことを頭においておきましょう。

誤解を招くことがあるため訪問介護自体を利用しない人も多いです。

しかし、訪問介護以外(通所介護や施設入所、訪問看護など)のサービスは利用できますので安心してくださいね。

 

 

別居家族の場合は、身内以外の人がサービス提供することを頭に置いておく

訪問介護として働いている場合、身内以外の人がサービス提供することを頭に置いておくようにしましょう。

実際、私のヘルパーの友人に、友人が働いている介護事業所で別居している父が訪問介護サービスを提供してもらっている人がいます。

友人が訪問介護サービスをすることはなく他の人がサービスを提供しています。

同じヘルパーですので気になる点もあると思いますが、気にせずに訪問介護サービスを受けるようにしましょう。

 

逆に介護をする側もヘルパーが身内ということでサービスを提供しにくいことがありますので、できるだけ訪問時間には家族のところにいないようにすると良いですよ。

こういったことがお互いのためになりますので。

 

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まとめ

今回は身内に対しての訪問介護サービスについて解説しました!

ヘルパーとして働いている方の中には身内に要介護者がいることも多いと思います。

ヘルパー自身が身内に行った介護を保険請求できたら良いなと思った事もあるかと思います。

ですが、残念ながら請求してしまうと不正になります。

身内に対しての訪問介護は同居であれ、別居であれ基本的には行わない方が良いという事ですね。

ただ別居の場合で致し方ない理由がある場合は自治体に相談してみてくださいね!

少しでも参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!

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