重度訪問介護がきついって本当?現役介護職が実情を解説!

 

重度訪問介護は障害福祉分野でのサービスの一つであり、一定の条件を満たせば介護サービスを受けることが出来ます。

重度訪問介護で勤務するのはヘルパー2級や介護福祉士、初任者研修や実務者研修など介護を専門とする方々です。

重度訪問介護は高齢者介護に比べるときついと考える方も多いのですが、本当に重度訪問介護はきつい仕事なのでしょうか?

 

 

私の事業所でも重度訪問介護の指定を受けていますので今回は

 

  • 重度訪問介護が「きつい」のかどうかの実情
  • 事業所とヘルパーへのアドバイス

 

の2点を中心に実際の所を解説していきます!

 

 

 

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重度訪問介護はヘルパーの「訪問時間が長い」ので精神力・体力が必要です

 

重度訪問介護がきついと言われる一番の理由は1回の時間の長さにあります。

介護保険(高齢者)の訪問介護と重度訪問介護では「時間数」が大きく異なります。

 

 

高齢者の場合、要介護5でもヘルパーの訪問時間は月に100時間も満たないです。(1日身体2を3回でも大体月95時間程度。)

反面、重度訪問介護の場合は24時間継ぎ目なくヘルパーが訪問している利用者もいます。(制度と自費を組み合わせて24時間利用の人もいれば、1日10時間程度ヘルパーを利用している人も。)

 

 

というように介護保険(高齢者)の訪問介護に比べると重度訪問介護は圧倒的にヘルパーの訪問時間が長いです。

 

利用者によっては10数社の訪問介護事業所と契約し、10数人以上のヘルパーが訪問し利用者の生活を支えています

数多くのヘルパーが関わっているとはいえ、1人のヘルパーの訪問時間は長いです。

 

一回の訪問で2時間以上、長ければ8時間程度のサービスになるもあります。

 

重度訪問介護は24時間をヘルパー3交代制を想定してできた制度の様ですが、実情は3名のヘルパーで回っているわけではありませんよー。

 

重度訪問介護はヘルパーの精神力が必要な理由

 

ヘルパーと利用者が同じ空間に長時間一緒にいるということは、場合によっては非常にストレスに感じることもあります。

 

重度訪問介護の利用者は自身で体を動かすことが困難な方も多いです。

文字通りヘルパーが手足となって介助をしますが利用者本人の思い通りに動けるヘルパーはなかなかいません。その苛立ちをヘルパーに向けてしまう利用者も実際の所はいます。

また過去に質の悪い介護者から介護を受けた経験のある利用者も多く、ヘルパーを信用してくれず信頼関係を築きにくい面もあります。(もちろんすべての利用者ではありません)

 

重度訪問介護は身体障害だけではなく

精神障害、知的障害者も対応することになります。

 

経験上精神障害者の重度訪問介護は珍しいですが、知的障害・精神障害への介護は通常の介護とは違ったストレス、精神的な負担を感じる部分が多くあります。

行動に対して様々なサポートが必要になりますので、常に見守りをしておかなければいけない状況で介護者としてストレスが溜まりやすくなります。

例えば、知的障害の場合であれば食べてはいけないものを口に含んでしまったり、勝手に外に出ようとすることもありそれを常に見守っておかなければいけません。

 

 

そういった状況の中で、利用者と長時間一緒に過ごすのはヘルパーの精神的にも負担が強く、精神力が必要だと言えるのです。

 

 

重度訪問介護のヘルパーは体力が必要な理由

 

常に見守りをしないといけませんので、精神力が必要だという話をしましたが、それと同様に体力も必要になります。

常に見ておかないといけない、行動を支援しないというのは非常に体力を使います。

重度訪問介護の利用者は身体障害者の中でも重度の方が利用するため

重介護労働になりやすいのが特徴的です。

 

例えば、肢体不自由の障害者を介護する際は、ほぼ全介助でありヘルパーの身体的な負担は大きいといえます。

更に、重度の身体障害者は見た目だけではなく臓器に対しても障害を抱えていることが多く、デリケートな介護を求められるため精神的にも体力的にもヘルパーの負担は大きいのです。

 

 

利用者には体が大きな方が多い

高齢者の場合だと加齢によって体重が落ちている、身長が縮んでいるなどといったように、ヘルパーの体と比べると比較的小さい方が多いといえます。

 

しかし、障害者の場合はまだ体が大きな方も多く、若い世代の方もいますので体の小さな女性のヘルパーなどの場合は力が必要な場面も出てきます。

 

また、精神障害、知的障害の場合だと、体の大きな男性を見守りをしないといけない、いざとなれば自分がその方の行動を制止しないといけないため、女性のヘルパーは入れないこともあります。

 

 

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重度訪問介護の「きつさ」を乗り越えるためには・・・

 

重度訪問介護は非常にきついと言える仕事ですが、きついといっても障害者の方には必要なサービスの一つですので、働くヘルパーはその「きつさ」を乗り越えたいところ。

重度訪問介護のきつさを乗り越えるためにはどのようにしていけば良いのでしょうか?

 

 

できるだけ訪問時間を2時間程度で回す

 

これはどちらかというとヘルパーの対処方法ではなく、事業所側の対処方法ですが、訪問時間は2時間程度にしておくことオススメします。実際にヘルパーをしている方ならわかると思いますが、2時間以上の訪問は集中力が持ちません。

例えば、8時間を4人で2時間づつ分けるという方法とると、一人当たりの時間は2時間で済みます。

 

「人が足りてないので無理!」と言いたくなるのは分かりますが、事業所側はヘルパー管理の一環として重度訪問介護の依頼は2時間以上は受けないと最初から決めておいた方が良いです。

 

この方法であれば一人当たりの勤務時間が短くなり、一人当たりのストレスや身体的な負担も軽減でいますので、実践している事業所も多くあります。

 

 

事業所を運営していると重度訪問介護の新規依頼はめちゃくちゃあります。

毎月のように依頼があるのですが、なんでもかんでも引き受けていると事業所が潰れますので注意しましょう!(重度訪問介護はそれだけ人手が足りてないという事です。)

 

 

 

重度訪問介護は最初はきつい、後々楽になることも

 

重度訪問介護に初めて入って、非常にきつくてやめたいと考える方もいます。

しかし、介護は慣れないうちはしんどいものです。その方の行動パターンや考え方などが把握できるようになると、様々なことを予想することが出来ます。

 

人は予想できないことに対して非常にストレスを感じてしまうのです

 

特に知的障害者の方や精神障害者の方は私たちの予想できないことをします。しかし、これも数をこなせばある程度予想できるようになり、心身の負担は軽減できるといえます。

 

 

重度訪問介護に関しては「とにかく続けてみる」という事も意外と大事ですよ!

でも続けてみても何も変化が慣れければ、無理はしないようにしましょうね。

大きなストレスを抱えながらヘルパーの仕事はするものではありません!

 

 

 

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まとめ

重度訪問介護は正直申し上げると「きつい」面もあり、介護と比べるとまた違った「きつさ」があるでしょう。

しかし、社会には重度訪問介護は必ず必要なサービスですし、多くの方が利用し生活が成り立っているのも事実です。

最後までお読みいただきありがとうございました!少しでも参考になれば幸いです!

 

ヘルパー / サービス提供責任者
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