同行援護の『目的』と『サービス内容』を実際の現場にそった形で解説します。

 

 

本記事で学べる事

 

・同行援護ってどんなサービス?

・具体的なサービス内容

 

この2点を実際の現場に沿った形で解説していきます!

同行援護で働きたい方はぜひチェックしてみてください。

 

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本記事の信頼性
  • 介護業界11年目のちょいベテランで現役の管理者兼サービス提供責任者が執筆しています。
  • 保有資格:ヘルパー2級、基礎研修、社会福祉士、同行援護、全身性ガイドヘルパー、ほか
  • 制度などの解説記事は「厚生労働省の一次情報」をもとにしています。

 

そもそも同行援護って?何を目的にしたサービス?

杖

 

同行援護は端的にいうと「視覚障がい者に対しての外出支援」のことを指します。

 

そして日本視覚障害者団体連合会では同行援護の目的を下記のように定めています。

 

同行援護の目的は、安全かつ快適に視覚障害者への『移動の支援』を行い『視覚情報の提供』を行うことです。

(日本視覚障害者団体連合会HPより引用)

 

目の不自由な方に、安全で快適かつスムーズな移動ができるように助け、まわりの情報を知ってもらうためにあるということですね。

外からの情報の8割は目から入ると言われています。

見てわかる情報が80パーセント、あとの20パーセントは耳、鼻、口(味覚)、触感ということです。

目からの情報が受け取りにくい方が外に出る時、ガイドヘルパーがともに歩いて8割を利用者に伝えていきます。

ガイドヘルパーが利用者の目になって、利用者がスムーズに社会生活を送れるように、同行援護はあるのです。

 

 

同行援護の具体的なサービス内容とポイント

女性介護士と男性利用者

 

前述の通り、同行援護ではガイドヘルパーが利用者の目になって「移動の支援」を行うとともに「視覚情報の提供」を行います。

 

厚生労働省が明示している同行援護のサービス内容は下記のとおり。

 

① 移動時及びそれに伴う外出先において必要な視覚的情報の支援(代筆・代読を含む。)
② 移動時及びそれに伴う外出先において必要な移動の援護
③ 排泄・食事等の介護その他外出する際に必要となる援助

厚生労働省資料「同行援護について」より引用

 

もう少し具体的な外出項目をあげていきます。

  • 映画
  • 旅行
  • ご飯を食べに行く
  • 散歩
  • 買い物
  • スポーツ
  • カラオケ
  • コンサート

その他にも、日常生活、社会生活の中で必要とされる目的は以下のものがあります。

  • 宗教の集会
  • 礼拝
  • 墓参り
  • 初詣
  • 選挙投票

など、利用目的は多くあります。

 

同行援護は楽しむために利用することも多いので、性別や相性なども重要になります。

例えば、男性の利用者がプールや温泉に行きたい場合、男性でないと同行できませんし、トイレに入る際も、同性のほうが介助できます。

 

同行援護を利用できない外出もあるので要注意

同行援護では利用を認められない外出もありますので注意が必要です。

原則、下記の3つは厚生労働省から認められないとされている外出です。

 

  1. 営業活動等の経済活動に係る外出
  2. 通年かつ長期にわたる外出
  3. 社会通念上適当でない外出

 

ちょっとわかりにくいので簡単に例をあげると

  • パチンコ、競馬、スナック、風俗
  • 通勤や通学
  • 宗教の布教活動、選挙運動

このような外出は同行援護の利用を認められないとされています。

 

ただ正直なところ、認められないとされる外出の判断はなかなか難しいです。

なので私の経験をもとに網羅的にまとめたQ&Aを作成しましたので下記を参考にしてみてください。

 

同行援護はただ利用者と一緒に歩くだけではない

視覚障がい者にとって外出は命の危険と常に隣り合わせだということを理解しておきましょう。

ガイドヘルパーは危険性を回避し、安心・安全に歩けるようにうながします。

利用者が危ない目に合わないように情報を伝え、誘導し、命を守ります。

 

どのように「視覚情報の提供」を行えば良いの?

日常生活や娯楽、県外や旅行などにも使えるのが同行援護の特徴ですが

前述のとおり「視覚情報の提供」をおおきな目的のひとつとされています。

 

では具体的にガイドヘルパーは何をすべきなのでしょうか。

例えば、移動中は

  • ヘルパーの肩を持ってもらう
  • 腕を組む
  • 腕を掴む

など利用者の希望にあった方法で安全に誘導します。

そして

  • 交差点などでの安全確保
  • 階段などの障害物を知らせる
  • 文字を代読し、利用者に情報提供する
  • 本人に代わって、代筆する

など視覚的な情報をあらゆる形でヘルパーが提供していきます。

 

もう少し具体的な例をあげてみましょう。

例えば、電車の乗り降りであれば

  • どこ行きの電車が何時に来るのか
  • ホームに入ってきた電車はどこから乗車するのか
  • 電車内はどの程度の混雑具合か
  • 空席はあるか

このように周囲の様子がわかるように、具体的な言葉で利用者に伝えます。

 

さらにガイドヘルパーは利用者の気持ちにも配慮する必要があります。

 

座席に座りたいのか?それとも立ったままが良いのか?

立ったままが良いなら、つり革や手すりの位置はどこにあるのか?

 

このように利用者の心情を要所要所でキャッチし対応していくことがガイドヘルパーに求められている資質でもあります。

 

余談ですが比較的若い世代の視覚障害者は、スマートフォンを使いこなしています。

有料ですがエンビジョンAIというアプリがありまして

  • スマートフォンをかざすと文字を読む
  • 直筆も読むことができる
  • イベント会場などの雰囲気で「~の会場でしょう」など説明する

などのレベルのものが出ていますので参考までに。

【最後に】同行援護の知識をさらに深めたい方へ

今回は同行援護の目的と具体的なサービス内容を解説しました。

同行援護のヘルパーは『娯楽』を利用者と一緒に楽しめるセンスも大切だったりしますのでヘルパー自身も楽しんでいきましょうね。

 

また同行援護サービスの知識をもっと深めたい方向けに

同行援護で働くうえで最低限知っておいた方が良い7つの知識をまとめてます。

 

リアルに役立つと思いますので下記からどうぞ。

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