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【文例あり】訪問介護の事故報告書で押さえるべき書き方ポイント5選

 

訪問介護 事故報告書 

 

  • 事故報告書ってなに?
  • 事故報告書をどう書いていいかイマイチ分からない…
  • そもそも訪問介護に事故報告書って必要?

 

訪問介護では事故が発生した場合、記録に残しておく必要があります。

ですが、日々忙しいヘルパーやサービス提供責任者からすると「書き方に迷って時間がかかる…」、「ただただ面倒…」と負担に感じている方は多いですよね。

そこで本記事では事故報告書の実践的な書き方を5つのポイントに分けて解説します。

よくある場面ごとの「文例」も紹介していますのでぜひ参考にしてください。

 

※『事故報告書の書き方ポイント』をすぐに見たい方は下記からジャンプしてください。

事故報告書の書き方をすぐ見る

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この記事を書いた人

ヘルパー会議室編集部

くらたろう

30代男性。大阪府在住。東証一部上場企業が運営する訪問介護事業所に3年従事し、独立。事業所の立ち上げも経験。訪問介護の経験は11年目、現在も介護現場に自ら出つつサービス提供責任者として従事している。ヘルパー・サ責の学ぶ機会が少ないことに懸念を抱き、2018年に訪問介護特化型ポータルサイト「ヘルパー会議室」を設立。

【保有資格】 訪問介護員2級養成研修課程修了/介護職員基礎研修修了/社会福祉士/全身性ガイドヘルパー/同行援護従業者養成研修修了  
「ヘルパー会議室」コラム内文章の引用ポリシー
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訪問介護の事故報告書とは

訪問介護 事故報告書とは

 

訪問介護の事故報告書は、サービス提供を原因として発生した事故の対応記録を指します。

 

  • 利用者の所持品の紛失や破損
  • 誤嚥
  • 転倒、転落
  • 誤薬
  • ケア抜けや情報漏洩といったコンプライアンス関連

 

このように事故と、ひとことで言っても訪問介護で発生する事故は多岐にわたります。

基本的には事故の大小や、利用者への実害の有る無しにかかわらず事故報告書を書くと理解しておきましょう。

 

 

訪問介護の事故報告書は省令で定められている義務

 

【事故発生時の対応】
第三十七条

2.指定訪問介護事業者は、前項の事故の状況及び事故に際して採った処置について記録しなければならない。

厚生労働省令「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準」より引用

 

上記のとおり訪問介護は、省令により事故報告書の作成を義務付けられています。

仮に事故が発生しているのにもかかわらず、事故報告書が未作成だった場合、行政処分を受ける可能性もあるので注意が必要です。

このあたりは行政からの実地指導でもチェックされるポイントですのでしっかり押さえておきましょう。

 

 

【5日程度が目安】事故報告書を書くタイミングは?

 

事故報告書の作成は、早ければ早いほど良いです。

しかし、事案によっては過失や損害賠償の有無・範囲などの調査に時間がかかることも。

そのため現時点で分かる範囲で、事故発生の当日から書き始め、5日程度を目安に完成を目指しましょう。

明らかになった事項はそのつど追記すればOKです。

 

 

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訪問介護の事故報告書を作成する3つの目的

訪問介護 事故報告書 なぜ必要

 

訪問介護の事故報告書は、なぜ作成する必要があるのか?というと

理由は下記の3つがあげられます。

 

3つの目的
  1. 事故の内容によっては市町村への報告が必要だから
  2. 事故の再発防止のため
  3. ヘルパー自身を守るため

 

目的① 事故の内容によっては市町村へ報告しなければならない

 

厚生労働省は、下記の事故が発生した場合は、遅くとも5日以内に市町村へ報告するよう通達しています。

 

【市町村へ報告すべき事故】

  1. 死亡に至った事故
  2. 医師の診断を受け投薬、処置等何らかの治療が必要となった事故

厚生労働省「介護保険施設等における事故の報告様式等について」より引用

 

基本的に市町村への報告は事故報告書をとおして行います

他にも自治体によって報告すべき事故の対象・種類・範囲が異なりますのであらかじめ確認しておきましょう。(※自治体HPにのっています)

 

 

目的② 事故の再発防止

 

訪問介護で発生する事故は、ヘルパー個人の問題ではなく事業所全体の問題として取り組む姿勢が大切です。

事故報告書をもとに事故の状況、原因、対策を職員間で共有することで再発防止に役立てます

 

さらに今回発生した事故を、他のケースに当てはめて検証してみると良いでしょう。

他の利用者でも似たような状況になっていることは多いもの。

こういった積み重ねが、事故の再発防止&未然に防ぐことにつながり、事業所のサービスクオリティを高めてくれるのです。

 

 

目的③ ヘルパー自身を守る

 

事故によっては利用者や家族から損害賠償請求されたり、訴訟に発展するケースもあります。

この際にポイントとなるのは「ヘルパーに過失はあったのか?」「安全に配慮していたか?」です。

 

例えばヘルパー側に過失がない事故が発生したとします。

この場合、もし記録を残していなかったら誰がヘルパーに過失はなかったと証明してくれるでしょうか?

誰も証明できませんし、さらにヘルパーにとって不利な状況になるでしょう。

事故発生時の状況や対応を、細かく記録した事故報告書があることで、ようやく「ヘルパーが適切な対処をした」証拠材料になるわけです。

このように事故報告書はヘルパー個人や事業所を守ってくれるものでもあるとよく理解しておきましょう。

 

 

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訪問介護の事故報告書に書くべき項目フォーマット

訪問介護 事故報告書 テンプレート ひな形

 

上記は私の訪問介護事業所で実際に使用している事故報告書になります。

事故報告書には最低でも下記項目を記載します。

 

  • 作成者氏名
  • 事故発生の日時
  • 事故発生時の状況
  • 事故発生時の対応
  • 家族への連絡
  • 損害賠償の有無
  • 事後が発生した経緯、原因
  • 事故の再発防止策

 

当サイトでは上記項目を網羅した事故報告書テンプレを無料配布しています。欲しい方は下記からどうぞ。

※厚生労働省が公開しているフォーマットは施設向けですので、訪問介護仕様にアレンジしてます。

>> 事故報告書のテンプレートをダウンロードする

 

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訪問介護の事故報告書で押さえるべき書き方ポイント5選

訪問介護 事故報告書 書き方

 

訪問介護の事故報告書は、場合によって利用者・家族が見る可能性もあります。

そのため第三者が見ても分かりやすい表現や書き方を意識しておかなければなりません。

ここではポイントを5つ紹介します。

 

5つのポイント
  1. 書き方の基本は『5W1H』
  2. 事故の状況・対応は『ありのままの事実』を書く
  3. 『事実と憶測』は分けて書く
  4. 『数字』をうまく使って具体性をつける
  5. 『気を付けてケアにあたる』などの防止策はNG

 

ポイント① 書き方の基本は『5W1H』

 

訪問介護の事故報告書は、5W1Hを基本として書くと分かりやすいものになります。

 

【 5W1H 】

 

  • When(いつ)
  • Where(どこで)
  • Who(だれが)
  • What(なにを)
  • Why(なぜ)
  • How(どうした)

 

When(いつ)

When(いつ)は「15時35分」や「14時10分」など具体的な時間を書きます。

  • サービス開始時間
  • 事故が発生した時間
  • 医療へ連絡した時間
  • 家族へ連絡した時間
  • その他の関連機関へ連絡した時間

これらを時系列で書くように意識しておきましょう。

 

Where(どこで)

Where(どこで)は「利用者宅のトイレで」「外出先のスーパー内で」「寝室のベッドで」など事故発生の場所を具体的に書きます。

 

Who(だれが)

Who(だれが)は「ヘルパーの○○が」「利用者○○様が」など事故発生に伴う登場人物を正確に書きます。

 

What(なにを)

What(なにを)は「骨董品が破損した」「皿を割った」「転倒した」など事故の結果を書きます。

 

Why(なぜ)

Why(なぜ)は「車いすがぶつかった」「手が滑って落とした」「歩行中につまづいた」など事故の発生原因を具体的に書きます。

 

How(どうした)

How(どうした)は「床に落ちた皿の破片を片付けて謝罪した」「状態の確認をして救急搬送した」「訪問看護に連絡して支持を仰いだ」など発生した事故への対応を具体的に書きます。

 

 

ポイント② 事故の状況・対応は『ありのままの事実』を書く

 

事故報告書の『事故発生状況・対応』の項目は“ありのまま”の事実を具体的に書きましょう。

例えば「声掛けをして車いすへ移乗介助を行った」であれば・・・

 

【ヘルパーはどのような声掛けをして、利用者はどのように返答したのか?】

 

  • ヘルパーが「車いすへ移りますね」と声掛けし、利用者は「はい」と返答した

 

【車いすはどの位置にセットしたのか?】

 

  • 車いすをベッド横30度の角度でセットした

 

【ヘルパーがどのような体制で介助したのか?】

 

  • ヘルパーの肩に利用者の腕を回してもらい、上肢を抱える形で車いすへ移乗介助した

 

このように具体的に書くことでありのままの事実を、正確に第三者に伝えれます。

 

 

ポイント③ 『事実と憶測』を分けて書く

 

事故報告書には事実とヘルパーの推測・憶測を混同しないように注意してください。

例えば「ヘルパーが目を離した間に転倒した」はヘルパーの推測・憶測です。

なぜならヘルパーは利用者が転倒した様子を見ていないのですから、転倒したかどうかは分かりません。

力が抜けて座り込んでしまっただけかもしれませんよね。

この場合、下記のように書くと良いです。

 

【事実と憶測を分けて書く文例】

 

  • 居室ソファーに座っていた利用者に「トイレ掃除してきますね」と声掛けし、トイレ掃除を行う
  • トイレ掃除後に居室にもどると、利用者がうつ伏せの状態で床に倒れているのを発見、状態の確認する
  • 右手首と右ひざに痛みが伴っている状態だったため、ソファーから立ち上がろうとした際に前のめりに転倒したと推測

 

このように、ありのままの事実と推測をわけて書くようにしましょう。

 

 

ポイント④ 『数字』をうまく使って具体性をつける

 

例えば、「顔色が悪かった」「苦しそうにしていた」「声掛けを続けた」「かなりの量を飲んだ」「車いすを動かした」など、あいまいな表現では具体性にかけます

この場合、数字で表現することで客観的な文章となります。

例えば

  • 体温○○℃
  • 血圧○○/○○
  • 15秒声掛けを続けた
  • 150ml程度飲んだ
  • 車いすを約10センチ移動した

 

このように書くことで第三者が見た時にイメージしやすくなるでしょう。

 

 

ポイント⑤ 『気を付けてケアにあたる』などの防止策はNG

 

「今後細心の注意を払う」「気を付けてケアにあたる」など、ヘルパーの単なる注意不足で片付けてしまう防止策はNGです。

事故報告書の大きな目的は、事故を繰り返さないこと。

そのために事故の原因を「利用者要因・ヘルパー要因・環境要因」の3つから分析します。

例えば下記のとおり。

 

  • 利用者要因…「前日に睡眠薬を服用していてふらつきが強かった」「嚥下機能が落ちていた」「不穏だった」
  • ヘルパー要因…「精神的なトラブルを抱えていた」「体調が悪かった」「介助スキルが伴っていなかった」
  • 環境要因…「サービス時間が一杯一杯だった」「床が滑りやすかった」「車いすが故障していた」

 

このように事故原因を分析することで、事故が発生した背景が浮き彫りになります。

そして事故原因に対する防止策を検討していきます。

例えば下記のとおり。

 

  • 嚥下機能が落ちていた…「再アセスメントをする」「作業療法士に評価してもらう」
  • 介助スキルが伴っていない…「サ責が同行訪問する」「研修を実施する」
  • サービス時間が一杯一杯…「サービス内容を見直し、○○に変更する」
  • 床が滑りやすかった…「滑り止めマットを使用する」「滑り止めの靴下を活用する」

「注意してケアにあたる」などの精神論ではなく、仕組みやルールを変えることで再発防止につながる対策を書ければgoodです。

 

 

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【記入例6つ】訪問介護の事故報告書の「文例集」

訪問介護 事故報告書 文例集

 

これまで解説した書き方のポイントを押さえた文例を6つ紹介しておきます。

わかりやすいように「物損事故」「対人事故」「コンプライアンス事故」に文例を分けています。

 

 

訪問介護の『物損』事故の文例2つ

 

利用者宅で皿を割ってしまったパターン

 

【事故発生時の状況】

  • 〇時〇分、ヘルパーが食器洗いの最中に手を滑らせ、利用者の所有物である直径10センチ程度の黒い茶碗を床におとし割ってしまった

【事故発生時の対応】

  • 割れた茶碗を片付け、利用者に謝罪した
  • 利用者からは「気にしないで大丈夫です」とのお言葉をいただく

【家族への連絡】

  • 同日〇時〇分に長女に連絡し状況の報告、謝罪した
  • 家族からは「こちらこそいつもありがとうございます。気にしないでください」とのお言葉をいただく

【損害賠償の状況】

  • 適用なし

【事故の原因】

  • 食事介助の終了時点でサービス終了の5分前になっていたことから焦っていた

【事故の再発防止策】

サービス内容、手順を下記のとおり変更

  • 11時~12時(身1生活1)のサービスでは下膳まで行い、17時~18時30分(身1生2)のサービスで食器洗いを行うように変更した

 

利用者宅の壁を破損させてしまったパターン

 

【事故発生時の状況】

  • 〇時〇分、利用者居室にて利用者が乗っている車いすをヘルパーが押し、リビングへ移動
  • 移動の道中にあるポータブルトイレを避けようと、車いすを左向きに方向転換したところ、左フットレストが壁にぶつかり10cm程度の穴が開いてしまった。

【事故発生時の対応】

  • 利用者、車いす、壁の状態確認し、謝罪した(利用者にケガや痛みは無かった)
  • 同日〇時〇分にサービス提供責任者が訪問し、状況確認、利用者へ謝罪した
  • その後、壁の破損については当社が加入する損害賠償保険にて対応する旨を伝え、了承を得る
  • 同日〇時〇分に福祉用具業者に連絡し、車いすの点検、車いすの破損はないとの事だった

【家族への連絡】

  • 同日〇時〇分に長男妻に連絡、状況を報告し謝罪した

【損害賠償の状況】

  • 適用あり
  • 〇日〇時〇分に長男に改めて謝罪した
  • 壁の補修費用は当社が加入する損害賠償保険にて対応する旨を伝え、了承を得る

【事故の原因】

  • ポータブルトイレと壁の間が狭くなっており導線の確保ができていなかった

【事故の再発防止策】

  • 車いす移動の前に、ポータブルトイレを動かして、導線を確保する
  • 全担当ヘルパーへ周知する

 

 

訪問介護の『対人』事故の文例2つ

 

転倒事故パターン

 

【事故発生時の状況】

  • 〇時〇分、ベッド脇に座っていた利用者から「トイレに行きたいから手伝ってほしい」と依頼がある
  • その後ヘルパーの肩に利用者の腕をかけ、ヘルパーは利用者の腰を支える体制で「立ちますよ」と声かけ、利用者は「わかりました」と返答、立位介助を行う
  • 立位時に、利用者の両足が前方にすべり、床に座り込むような形で転倒(転落)してしまった

【事故発生時の対応】

  • ヘルパーが利用者の身体状態を確認した
  • 外傷や痛みはない様子だった
  • ベッドへ引き上げ利用者の楽な姿勢になってもらう
  • 〇時〇分、訪問看護に連絡し状況を説明
  • 〇時〇分に訪問看護が来訪し状態を確認してもらう
  • 医療機関の受診はせず様子観察をすることになった

【家族への連絡】

  • 〇時〇分、同居している長女に連絡し状況を報告、謝罪した
  • 床が滑りやすくなっているため滑り止めマットの設置を提案し了承を得る
  • 滑り止めマットは長女が用意して下さることになった

【損害賠償の状況】

  • 適用なし

【事故の原因】

  • 床が滑りやすくなっていた
  • 立位時の両足の位置確認を怠った

【事故の再発防止策】

  • 滑り止めマットを設置する
  • サービス提供責任者が同行訪問して立位介助時の要点を再指導する

 

誤嚥事故パターン

 

【事故発生時の状況】

  • 〇時〇分よりリビングにて昼食の食事介助を開始する
  • その後、ヘルパーが「次はにんじんを食べますか?」と声掛け、利用者が「はい」と返答。2㎝程度のニンジンを口へ運び、約5秒咀嚼していたが急に大きくムセこみだした

【事故発生時の対応】

  • 利用者の顔を下に向け、背中を軽くたたき、口の中に溜まっていた残渣物を吐き出すように声掛けを約30秒続けた
  • 大きなムセこみから30秒程度で落ち着き、意識はしっかりしていることを確認した
  • その後、口腔内の残渣物がないことを確認した
  • 食事の継続は困難と判断し、主食2/3、副菜1/3程度でストップ
  • 〇時〇分に上記内容を訪問看護に連絡し報告した

【家族への連絡】

  • 〇時〇分、同居している長女に連絡し状況を報告

【損害賠償の状況】

  • 適用なし

【事故の原因】

  • 1ヵ月前のアセスメント時よりも嚥下機能が落ちていた
  • 入れ歯の嚙み合わせがあっておらず、噛む際に痛みが伴っていた

【事故の再発防止策】

  • 作業療法士と共に再アセスメントを実施し、嚥下機能の評価をする
  • 現状の嚥下機能に適した食事形態に変更する
  • 歯科通院により入れ歯の調整をしてもらう

 

 

訪問介護の『コンプライアンス』事故の文例2つ

 

ケア抜け(シフト抜け)パターン

 

【事故発生時の状況】

  • 〇時〇分に利用者から「ヘルパーが来ない」と連絡があり、本来は〇時〇分に訪問予定だったがサービス不履行が発覚した

【事故発生時の対応】

  • すぐにサービス提供責任者が訪問し〇時〇分から同サービスを提供し、謝罪した

【家族への連絡】

  • 同日〇時〇分に長女へ連絡、状況を報告し謝罪した

【損害賠償の状況】

  • 適用なし

【事故の原因】

  • シフト作成時に記入漏れがあり担当ヘルパーにはサービスキャンセルと伝達されていた

【事故の再発防止策】

  • シフト作成後に各サービス提供責任者が2重チェックを徹底する

 

預かり鍵の紛失パターン

 

【事故発生時の状況】

  • 〇時〇分サービス終了後、鍵を閉めて退室。その後ポケットに鍵をしまい事業所へ帰社する道中で鍵を紛失した

【事故発生時の対応】

  • 鍵を探すも見つからず、〇時〇分に○○警察署にて紛失届を提出した
  • その後サービス提供責任者から利用者へ連絡、状況を報告、謝罪した
  • 〇日〇時〇分サービス提供責任者より利用者へ連絡、当社加入の損害賠償保険にて錠前の交換を行う旨を伝え了承を得る。

【家族への連絡】

  • 同日〇時〇分、長男に連絡し状況を報告、謝罪した

【損害賠償の状況】

  • 適用あり
  • 〇日〇時〇分サービス提供責任者より長男へ再度連絡し、謝罪した
  • 錠前の交換については当社加入の損害賠償保険にて錠前の交換を行う旨を伝え了承を得る

【事故の原因】

  • 鍵預かりに対するコンプライアンス意識が欠如していた

【事故の再発防止策】

  • 各ヘルパーにキーケースを配布し、利用者のカギを使用する際はキーケースを利用するよう指示
  • コンプライアンス研修を再度実施する

 

事故報告書は分かりやすければ、こんな感じの箇条書きでもOKです。

 

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さいごに

今回は訪問介護の事故報告書について解説しました。

事故発生時には、事故報告書の作成を後回しにせず、職員同士で情報共有しましょう。

また訪問介護の「事故対応」について知りたい方は別記事を用意してます。

こちらも合わせてチェックしておきましょう。

>> 訪問介護の「事故対応」完全マニュアル【事故発生時にすべき6つのこと】

 

 

当サイトではサービス提供責任者の初心者向けに『業務マニュアル』を無料で公開しています。

かなり参考になると思いますので下記をぜひチェックしておきましょう。

 

※そのほかの帳票一覧を知りたい方は下記をどうぞ。

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