【記入例あり】正しい『通院介助記録』の書き方【現役サ責が解説】

 

通院介助の記録ってどう書けば良いの?

いつもなんとなく書いてる・・・

 

そもそも通院介助の記録ってなんで必要なの?

 

確かに。通院介助の記録ってイマイチよく分からないよね。

 

てことで今回は訪問介護において

  • そもそも通院介助の記録は必要なのか?
  • 記入するうえでの注意点

実際の記入例を交えて正しい『通院介助記録』の書き方を解説していきます。

 

 

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本記事の信頼性
  • 介護業界11年目のちょいベテランで現役の管理者兼サービス提供責任者が執筆しています。
  • 保有資格:ヘルパー2級、基礎研修、社会福祉士、同行援護、全身性ガイドヘルパー、ほか
  • 制度などの解説記事は「厚生労働省の一次情報」をもとにしています。

 

訪問介護で『通院介助の記録』は必要なのか?

はてな 女性介護士

 

結論、通院介助の記録は『必要』です。

 

理由は訪問介護でおこなう通院介助は「算定できる部分」と「算定できない部分」が混在したサービスだからです。

詳しくは訪問介護の「通院介助」とは?間違いやすい算定方法を解説を参考にしてほしいのですが

ざっくり説明すると下記のとおり。

 

算定「できる」部分
  • 通院準備
  • 利用者宅から交通機関までの介助
  • 交通機関への乗り降りの介助
  • 車内での気分確認などの援助
  • 交通機関から病院までの介助
  • 受診手続きなど
  • 院内介助(病院が対応不可、かつ利用者の状態により安全確保、移動、排泄などの介助のみ可)
  • 会計、次回予約など手続き
算定「できない」部分
  • 移動車内で気分確認などの援助が必要ではない場合
  • 院内介助(病院側が対応できる場合、利用者の状態的に不必要な場合)
  • 院内での単なる待ち時間

 

このように算定できる時間帯と算定できない時間帯が制度上で決まっているので

明確に分けて保険請求をしなければ『不正請求』になってしまいます。

 

つまり、『正しく請求をしている』ことを証明するものが【通院介助記録】なのです。

 

 

記録が無い場合は「指導対象」に

行政による訪問介護の実地指導ではサービス実施記録などの記録全般を厳しくチェックされます。

 

※実地指導について知りたい方は下記をどうぞ。

>>訪問介護の【実地指導対策マニュアル】

 

この実地指導では「通院介助が正しく算定がなされているか」を細かくヒアリングされることもありますので

通院介助記録を残していると指導員が納得する『算定の根拠』を示すことができます。

 

逆に言うと通院介助の記録がないと、算定の根拠に欠けるため指導対象になるということ。注意しておきましょう。

 

私は「通院介助の記録を残しておくように!」と指導されたことがありますのでガチです。

 

通院介助記録でヘルパーが注意すべき3つのこと

記録作成 女性介護士

 

通院介助の記録についてヘルパーが注意しておきたいことは下記の3つです。

 

注意すべき3つのこと
  1. 『サービスの提供時間』を正確に記入する
  2. 『介助内容』はできるだけ詳しく記入する
  3. 通院介助時に『時間をメモ』しておく

 

①『サービス提供時間』を正確に記入する

例えば

  • 自宅内での通院準備に要した時間
  • 自宅⇒病院までの移動に要した時間
  • 診察までの待ち時間に要した時間
  • 院内でのトイレ介助に要した時間
  • 診察時間

など項目ごとにかかったサービス提供時間を正確に記入しましょう。

そうすることで算定できる時間帯」と「算定できない時間帯」を明確に分けることができます。

 

②『介助内容』はできるだけ詳しく記入する

例えば

  • 通院準備(更衣介助、診察券などの持ち物確認)
  • タクシーの乗降介助
  • 待ち時間のトイレ介助
  • 検査室への車いす移動
  • 診察台への移乗介助
  • 会計

など、どのような介助を行ったのかをできるだけ詳しく記入しましょう。

これで「定できる介助」と「算定できない介助」を明確に分けることができます。

 

ちなみに詳しく記入するということは、第三者が見てもはっきりとわかる文章です。

この辺りは経験が必要となりますので、慣れない方は自分が思う範囲で、できるだけ詳しく記入することを意識しておきましょう。

 

③通院介助時に『時間をメモ』しておく

通院介助の記録は事務所に戻ってから書きますので、通院介助時の記憶が薄れています。

 

「何時に自宅を出発して、何時に到着して、何時に診察に呼ばれて・・・」ってことを覚えてるわけがないですよね。

なので通院している時にメモに簡単に残しておくと記録を書きやすくなります。

 

実際の「記入例」から通院介助記録の書き方をみる

通院介助記録サンプル

上記の画像は、私の事業所で実際に使用している通院介助記録になります。

(※ちなみに報告書という名前ですがケアマネなどに提出する必要はありません)

 

必要な方は下記テンプレをどうぞ。

>>通院介助記録のダウンロードはこちら

 

 

実地指導で確認されるのは画像の赤枠部分ですので、ココを正しく記入することが重要です

 

記入例

今回はタクシー移動を例にした記入例となっています。

通院記録は基本的に時系列形式で記入をしていきます。

 

  • 10時00分~10時30分:(所要時間30分)

    〇〇様宅にて受診準備を行う。更衣介助、診察券・薬手帳などの必要物を確認する。バイタル確認。「今日は受診早く終わればいいけどね」と不安気に話をされる。

  • 10時30分~11時00分:(所要時間30分)(算定不可20分タクシー車内)

    タクシーが来たため乗降介助を行う。病院へタクシーにて移動。

  • 11時00分~11時30分:(所要時間30分)(算定不可20分診察待ち時間)

    〇〇病院に到着、乗降介助を行う。受付をヘルパーが済まして診察を待つ。

  • 11時30分~11時40分:(所要時間10分)

    トイレに行きたいと訴えあり、病院のトイレまでお連れし排泄介助を行った。排尿あり。

  • 11時40分~11時50分:(所要時間10分)(算定不可10分診察)

    診察に呼ばれる。○○様は介助が必要なため病院側から診察時の同室依頼あり。

  • 11時50分~12時00分:(所要時間10分)(算定不可10分会計待ち時間)

    会計待ち。

  • 12時00分~12時30分:(所要時間30分)(算定不可20分タクシー車内)

    診察が終わり会計を済ます。タクシーを呼んで乗降介助を行い、自宅まで帰る。

  • 12時30分~12時50分:(所要時間20分)

    自宅に到着。更衣介助、荷物の整理などを行いサービスを終了した。

 

このように記入します。

算定できる部分とできない部分が明確になっていて客観的に見ても分かりやすいですね。

上記の例の場合、おおよそ2時間50分ほどのサービスとなりましたが、算定できるのは1時間30分ほどになります。

 

あとは「医師からの指示」や「受診時の利用者の様子」などを特記事項に記入すればOKです。

さいごに

今回は訪問介護における通院介助記録の書き方を解説しました。

ぜひ今回の記入例と注意点を意識してみてくださいね!

 

また当サイトではサービス提供責任者の初心者向けに『業務マニュアル』を無料で公開しています。

かなり参考になると思いますので下記をぜひチェックしておきましょう。

 

※そのほかの帳票一覧を知りたい方は下記をどうぞ。

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