ヘルパーが行う口腔ケアの4つの目的と実践方法を解説!

 

ヘルパーとして働いていると口腔ケアをする機会が必ずと言っていいほどあります。それほどメジャーな介護技術が口腔ケアですよね。

ですが、口腔ケアについて訪問介護事業所のヘルパー研修で行うことは少ないのではないでしょうか?

他の身体介護研修では「おむつ交換」や「車いすからベッドへの移乗」等を行うことはあっても口腔ケアについての研修は私の経験の中でも受けたことがありません。

 

なのに実際に訪問介護現場でヘルパーに求められる口腔ケアは様々ですよね。

「認知症などで意思の疎通が難しい利用者さんにはどういう口腔ケアがいいの?」と悩んだり

「そもそもなんのために口腔ケアをするの?」なんて疑問に思うこともあるでしょう。

 

 

そこで今回は私の経験から訪問介護現場に沿った形で

  • ヘルパーの行う口腔ケアの4つの目的と実践方法

を解説します!

 

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ヘルパーが口腔ケアをする4つの目的と実践方法

 

ヘルパーが行う口腔ケアは、誰でも同じように口腔ケアすれば良いという訳ではありません。

当然ながら利用者一人一人口腔内の状態は異なります。

つまり利用者それぞれに合った口腔ケアの実施方法があるということになります。

口腔ケアをする目的を明確して実施方法を学んでいきましょう!

 

義歯の洗浄のため

歯磨きは「口の中に歯がどのくらい残存しているか」がポイント

  • 歯が殆ど残存しているのか?
  • 残存している歯は部分的なのか?
  • 総入れ歯なのか?

歯磨きは本人の力で可能なところは自力でしてもらいましょう。

本人ができないところを介助し、仕上げ磨きを行います。

 

義歯を洗う際は、「熱や乾燥、摩擦を避ける」ことがポイント

歯ブラシで洗い、専用の洗浄剤につけて除菌します。

うがいが可能であればしてもらいましょう。

 

口腔内の粘膜洗浄のため

胃瘻などで食事を経口摂取していない状態であっても口腔内は汚れているため、口腔内の洗浄は重要になります。

例えば

  • 義歯を必要とせず起き上がり不可能
  • 寝たきりでうがいができない

このような利用者に対しては口腔清拭を実施します。

ガーゼなどを指に巻いて湿らせて口の中を清潔にしましょう。

その他にも、利用者の状態にあわせて口腔ケア用のスポンジやブラシを使用し清潔の保持を行います。

 

舌洗浄のため

舌の表面には口腔内の汚れが付着した「舌苔」がつくことがあります。普通は唾液で口腔内の汚れは流されていきますが、唾液の少ない高齢者は余計に舌苔が付きやすくなりがちです。

舌苔がつくと雑菌が増えて口腔内がさらに不潔になり、口臭の原因にもなってしまいます。

 

舌の洗浄は必要に応じて舌ブラシやスポンジブラシを使用しましょう。

舌の奥から舌先にかけてブラシを2~3回程度動かすように行います。

注意するポイントとしては

  • ブラシを上下(前後)にこすらない。奥から先にかけて一方向に2~3回動かす。
  • ブラシは優しく動かす。舌を強くこすると傷がつき味覚障害になる場合も。
  • ブラシを奥まで入れると嘔吐反射がるので無理なく。

この3点を意識して行ってみてくださいね!

 

唾液腺刺激

さっきも少し触れましたが高齢者は唾液が減少する傾向があるのでドライマウスになりがちです。

原因としては

  • 加齢
  • 薬の影響
  • 疾患
  • 咬む力の低下など

様々な要因が影響し唾液の量が減少します。

唾液の量が減ると虫歯や歯周病が悪化しやすくなったり、雑菌の繁殖から感染症のリスクも上がります。

 

唾液線刺激の方法は口腔ケアの際に歯ブラシや指を、頬の内側から頬がふくらむように上下に動かして刺激します。

他にも耳下腺、顎下腺、舌下腺を刺激するなど唾液を促進するケアも取り入れると良いですね。

継続して行っていくと唾液はさらに出やすくなってきますので継続は力なりです!

 

 

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認知症で意思疎通が困難な利用者への口腔ケアはどうしたら上手くいく?

最初に言っておくと意思疎通が困難であろうがなかろうが、全員に共通する確立された口腔ケアの方法はありません。

ですが、ヘルパーをしていると意思疎通が難しい方への介護で悩むことがしょっちゅうありますよね。

例えば、認知症で「歯磨きをする行為」が理解できない場合、口の中に歯ブラシを入れられることに拒否反応を示すことが多々あります。

そこをどのように穏やかに口腔ケアまでもっていけるかはヘルパーのコミュニケーション能力や経験値にかかっているともいえます。

 

確立された方法は無いとは言え、押さえておきたいポイントが2つあります。

 

いきなり口腔ケアをしない

当たり前の事ですが、意外とできていないヘルパーが多いです。

例え、会話が不可能な方でもいい加減な対応で口腔ケアしようとすると介助されることに拒否反応を示してしまうことがよくあります。

そのため、いきなり口腔ケアするのではなく、安心するように声をかけてから歯ブラシを見せる。

そしてゆっくり落ち着いた声で説明しながら行うと良いでしょう。

 

口腔ケアの拒否は別の所に原因があるかも・・・

ヘルパーがあの手この手で口腔ケアを行おうと頑張ってみても拒否されっぱなし・・・

ということがあれば口腔ケアの実施方法以外の所に目を向けてみましょう!

例えば、口腔内に炎症や痛みがあることが原因の場合もあります。

ヘルパーの観察力が重要になってきます。

 

 

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ヘルパーが口腔ケアを行う前にチェックしておくべき2つの事

 

口腔ケアの目的や実施方法を解説してきましたが、口腔ケアを行う前に必ずチェックしておいてほしい事があります。

それは口腔ケアは医療行為に該当しませんのでヘルパーが実施することは可能ですが、

下記の2つの条件をクリアしていることが前提となるという事です。

  • 口腔ケアがケアプランに位置付けられている
  • 重度の歯周病などがない場合に限る

 

「ケアプランに記載がないのに家族の要望で行うこと」や、「歯周病が重度になっていた」など、利用者の状態はその都度変化していくので柔軟な対応が必要となりますので注意しておきましょう!

 

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まとめ

今回は、ヘルパーの行う口腔ケアの目的と実施方法について解説しました。

当記事の口腔ケアは何のために行うのか?そしてどのように行うのか?を介護現場で活かしていただけたら幸いです。

 

ちなみに口を開きたがらない利用者さん場合に

口角から指を入れてから歯ブラシを入れるなどの方法もありますが、嫌がって指を噛んでしまうことがあるため止めた方が良いですよ!

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

ヘルパー / サービス提供責任者
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