訪問介護の「2人介助加算」とは?算定条件と注意点を解説!

 

訪問介護は通常1人のヘルパーがサービスを実施するものとなっていますが、場合によっては2人で介助を行わないといけない時もあります。

その場合、「2人介助加算」という加算を算定することができることになっています。

 

今回は

 

2人介助加算を算定できる条件

算定時の注意点

 

を解説します!是非参考にしてみてくださいね。

 

 

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本記事の信頼性
  • 介護業界11年目のちょいベテランで現役の管理者兼サービス提供責任者が執筆しています。
  • 保有資格:ヘルパー2級、基礎研修、社会福祉士、同行援護、全身性ガイドヘルパー、ほか
  • 制度などの解説記事は「厚生労働省の一次情報」をもとにしています。

 

2人介助加算を算定するための条件とは?

 

2人で介助に入れば算定することが出来ますが

どの利用者に対しても2人で入れば加算を算定できるわけではありません

 

算定要件は、厚生労働省告示によると下記のとおりです。

 

 

  1. 利用者の身体的理由により一人の訪問介護員等による訪問介護が困難と認められる場合
  2. 暴力行為、著しい迷惑行為、器物破損行為等が認められる場合
  3. その他利用者の状況等から判断して、1または2に準ずると認められる場合

厚生労働省告示二十三号より引用

 

このように、「楽だから」とは「早いから」とかいう理由では2人介助加算を算定することはできません。

 

もう少し具体的に例をあげて深掘りしていきましょう。

 

2人介助加算を算定できる利用者の例

代表的な例を挙げると

✓体が非常に大きく、一人での介助が難しい場合

✓認知症によって問題行動が発生している場合

は2人介助加算を算定できます。

 

認知症による問題行動については、セクハラや暴力行為などがあげられます。

他にも、例えば岡山県では下記のような場合も算定可能としています。

 

 

(Q81)

盗難妄想のある利用者(訪問介護員等が帰る都度、訪問介護員等が盗んだと別居家族宅へ通報する。)に対する訪問介護において(盗難行為がないことを実証する目的で)2人の訪問介護員等による訪問介護を行うことを家族等の同意を得て行う場合、100分の200に相当する単位数を算定できるか

(答)

告示23号二のロ「著しい迷惑行為」に該当するものとして100分の200に相当する単位数を算定できる

平成21年岡山県保健福祉部長寿社会対策課「訪問介護QAとりまとめ集」

 

 

このように物取られ妄想のある利用者に対しても場合によっては2人介助でサービスを提供し加算を算定することができる事例もあります。

 

自治体によって判断はマチマチな部分もありますので気になる方は確認してみましょう!

 

2人介助加算を算定する際に知っておきたいこと

 

2人介助加算を算定する際には注意しなければならない点があります。後々トラブルにならないような注意点についてご紹介していきます。

 

 

サービスの算定時間は要注意!

2人介助加算が取れるのは2人で介助をしている間だけです。

これをしっかりと認識しておく必要があります。

例えば

2人で身体介護を行い、残りの時間を掃除などの生活援助をしたとします。

この場合、身体介護は2人で行いますが、生活援助は2人で行うことは認められませんので注意が必要です。

 

つまり身体介護は2人介助加算が取れて、生活援助は1人で介護サービスを提供したことにしておかなければいけません。

間違って両方ともに2人介助加算を算定してしまいますと不正請求となりますので注意しておきましょう。

 

 

家族への説明について

2人で介助を行う場合は、通常の単位数の200%を負担することになります。

倍の自己負担となりますので、きちんと家族に説明をする必要があります。

 

料金が増えるから拒否されるとこともあります。

そういった場合は2人で入れないとサービスを提供することが出来ないと毅然とした態度で対応するようにしましょう。

場合によってはケアマネなどと一緒に対応することも必要です。

 

 

ケアプランに記載してもらう

介護サービスの基本はケアプランです。

ケアプランに基づいたサービスを提供するために、2人で介助を行う必要があるという旨をケアプランに入れてもらっておきましょう。

 

またケアマネは利用者の持っている単位数が範囲内で収まるように給付管理をしています。

2人介助加算は単位数が200%増加しますので、必ずケアマネには伝えておかなければなりません。

ケアマネに伝えないまま2人介助加算を算定してしまいますと、限度額を超えた単位数となる可能性があり10割負担となってしまうこともありますので注意が必要です。

 

 

1人でもサービス提供できるような工夫も必要

 

 

2人介助は決して悪いものではありませんが、慢性的に2人介助加算を算定しないといけない状況はあまり良いとは言えません。

 

例えば自宅の階段を一人で降りられない為、ヘルパーを2名利用しているケースがあるとします。

ヘルパー2名でないとこの利用者は自宅から出ることができません。

これは、通常の生活としては望ましいのでしょうか?

 

答えとしては改善の必要があります。できるだけ簡易な形で自分のタイミングで出れるように工夫をしてあげる必要があります。

 

例えば

  • 昇降機を設置して1人介助でも階段を下りられるようにする
  • 車いすを変更して1人の介助でも降りられるようにする(もちろん第一です)

こういった工夫は必ず必要です。

 

他にも認知症の症状から2人介助が必要なケースもあるでしょう。

その場合も『症状が落ち着くように薬を調整する』『本人が落ち着く環境を工夫する』など行いましょうね。

 

最後に

今回は訪問介護の2人介助加算について解説しました。

サービス提供責任者は加算に関する知識は必須です。

下記で訪問介護の『加算・減算』をわかりやすくまとめてますので合わせてチェックしてみてください。

 

※サービス提供責任者の仕事内容が知りたい方は下記をどうぞ。

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