訪問へルパーが覚えておきたい感染症対策、予防方法。【訪問介護】

感染対策、感染予防は介護従事者であれば気を付けたいことです。施設で勤務する介護職の場合は、施設自体が感染対策をしていることが多いですので、その指針通りに従っていれば問題ありませんが、ヘルパーの場合は高齢者の自宅に行きますので、ある程度自己防衛の知識が必要になります。

ここでは感染対策、予防方法についてご紹介していきます。

 

感染が起きないようにするために

感染は細菌によって引き起こる病気であり、細菌が体の中に入らないように注意する必要があります。もちろんすべてを防ぐことは難しいですが、ある程度自己防衛をすることによって感染を防止することが出来ます。感染が起きないようにするためにはどのような方法があるのでしょうか?

自宅ごとに靴下を変える

少し手間かもしれませんが、自宅ごとに靴下を変えることは非常に有効な事であると言えます。手であれば洗うことが出来ますので対処できますが、足は床に付きますし、洗うことは出来ません。

そのため、他の高齢者の自宅で付いた菌を他の高齢者宅に持ち込んでしまう可能性があります。出来るだけ靴下は高齢者の自宅から出る際に履き替えるようにしましょう。

上着を着替える

インフルエンザなどが流行っている季節なら、外から自宅の中に菌を持って帰ってしまうことがあります。手洗いうがいなどである程度防止することが出来ますが、上着にも付着していることがありますので、高齢者の自宅に上着を持ち来ないことによって一定の感染予防が出来ます。

特に冬場であれば、菌が発生しやすくなっていますので、極力持ち込まないように気をつけましょう。

加湿器で湿度対策をしておく

インフルエンザは加湿に弱い傾向があります。加湿を十分することによってインフルエンザの活動を抑えることが出来ますので、加湿はマメに行ってもらうようにしましょう。

また、換気も非常に重要になります。訪問をするたびに5分程度換気をすることによって、感染予防が出来ますし気分的にもすっきりとするでしょう。

 

感染症にかかった方の自宅に行く際の注意点

風邪や胃腸炎などウィルスが原因とされる感染症にかかっている方の自宅に行く場合もあります。

こういった際はどのような方法で感染しないように介護をしていけば良いのでしょうか。

 

①適切な方法で対処する

感染リスクがあるからといって訪問介護が中止されることはありません。介護は常に必要なものなので、出来る限り対応していきます。感染症に対して知識が無いと、間違った認識になりやすいので注意しておきましょう。

例えば、その感染が飛沫感染で感染するのか、接触感染で感染するのかによっても対応が異なります。高齢者がよくなりやすい感染症としてノロウイルスがありますが、これは飛沫感染でも感染しますのでマスクは必須ですし、消毒は次亜塩素酸でないと効果がありません。

疥癬でも通常疥癬と角化型疥癬がありますが、通常疥癬の場合は隔離の必要が無いので不必要に隔離をする事はやめておきましょう。

 

②ヘルパーが行える感染対策方法

ヘルパー自身が自分の身を守るために行えることはどのようなものがあるのでしょうか?

最も基本的な方法として手洗いとうがいがあります。これらは簡単に行うことが出来ますし、効果もそれなりにありますので、出来るだけ毎回行うことをお勧めします。

また、マスクなどは適時使用することが望ましいですが必要ない時には外しておいた方がコミュニケーションが取りやすいといったメリットがあります。お勧めの感染予防としては、アルコール消毒を持ち歩くというものです。毎回アルコールで手などを消毒をしておけば手洗いで落としきれなかった菌を滅菌することが出来ますので、小瓶などに移して持ち歩くようにしましょう

 

③情報共有は忘れずに

情報共有をしっかりとしておくことによって感染症の拡大を防止することが出来ます。一人の高齢者の自宅に何名ものヘルパーが行くことがありますが、この際1人でも感染症にかかっていることを知らない場合は危険です。1人がしっかりと感染予防をしていないと、事業所に帰った際などに他の職員に感染するリスクがありますので、しっかりと情報を共有して同じ対応をするようにしましょう。

 

食中毒に注意する

調理で訪問介護に入っているヘルパーであれば、食中毒などの感染症に注意しておきましょう。賞味期限切れの物はもちろん使用してはいけません。高齢者の中には自分で冷蔵庫の管理が難しい方もいますので、マメに冷蔵庫のチェックを行って腐っているものなどは廃棄するようにすることをおすすめします。

また、高齢者自身の体調が悪い時は感染症にかかりやすいですので、火をしっかり通したものにして、野菜など消化の良い物を中心に調理しましょう。

 

まとめ

在宅で生活している方が感染症にかかってしまいますと、常時介護を受けれるわけではありませんので状態が低下しやすいです。

しっかりと感染の知識を持って適切に対応をするようにしましょう。