訪問介護の「買物同行」とは?上手く行うための事前準備とメリットを解説。

女性介護士と杖をついたシニア男性

 

訪問介護の身体介護の一つに買い物同行というサービスがあります。(介護保険では身体介護ですが障害福祉サービスで買物同行を行うと家事援助に含まれます。)

買物同行は、その名の通り利用者と一緒に外出し買物を行うことです。

高齢者からしてみれば買物は生活に欠かせないことですし、気分転換にもなって良い影響を与えます。

 

今回ここでは

  • 買物同行をするにあたっての事前準備
  • 買物同行のメリット

等について解説していきます!

 

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買物同行でヘルパーが行うべき事前準備とは?

女性介護士とシニア男性

 

買い物同行は誰が行っても同じでは?という疑問を持つ方もいますが、上手な人が買物同行を行うと非常にスムーズであり、利用者も喜んでくれます。

上手に買物同行を行うためには事前準備が非常に大事になってきます。

ではどのようなものがあるのでしょうか?

 

買物同行の行き先を調べておく

行き先が決まっているのであれば、その場所はどのような場所なのか事前に調べておくとよいでしょう。

調べるポイントは以下の通りです。

 

① トイレの状況

高齢者は若い方と違ってトイレの近い方が多く、少しの外出時間でもトイレに行きたくなる方がいます。

そういった不安を抱えると外出自体したくないという方もいますので、トイレの状況をして調べておきましょう。

どこにトイレがあるのか、洋式トイレなのか和式トイレなのか、車椅子の方であればバリアフリーになっているのかなどの状況を調べておきます。

またお店だけではなく道中にもトイレがあるかどうかも確認しておきましょう。

 

② 段差等があるかどうか

足が不自由な方にとっては段差を超えることが難しい場合もあります。歩くこと自体が難しくなったり、つまずいてコケたりすることがあります。

特に車椅子や歩行器を使用している方にとっては、段差を越えるのは非常に難しくなります。

車椅子や歩行器でも超えれるような段差なのか、迂回して超えれる声のかなどを事前に調べておくとよいでしょう。

スロープがあったりなど利用者に配慮したお店などもありますので、そういったところに積極的に行くことをお勧めであると言えます。

中には車いすを貸出ししてくれるところもありますので、一度も調べてみましょう。

 

③ 自宅からの距離について

買物同行は介護保険内で行うものですので、自宅からあまり離れた距離にあるお店には行くことができません。

できるだけ近くのところで、短時間で切り上げるようにしなければいけません。

そのため、自宅からお店までの距離をきちんと調べておいて、往復の時間や買い物をする時間などを考慮して、スケジュールを組み立てることが必要になります。

もし自宅から近い距離にお店がない場合は、少し遠出になることがあります。

その場合は、事前に距離と時間を調べておいて、途中で休息時間を取るなどの計算をしておきましょう。

 

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訪問介護で買物同行をすることで得られる3つの効果とは?

 

よしっ!のポーズの介護士女性

 

訪問介護において利用者と買物同行を実施することは、利用者にとって様々な効果を期待することができます。

メリットを知っていると、ヘルパーは利用者を主体的に考えるようになります。

買物同行は予め時間が決まっていますので、ヘルパーによっては利用者を急がしたり、ヘルパーが自ら率先して買物をしたりなど、せっかくのメリットを潰してしまう可能性もありますのでしっかり理解しておきましょう!

 

効果① リフレッシュ作用

買物同行と言っても買い物するだけが目的ではありません。

買物をする中で楽しみを見つけたりはもちろん、歩いたり外の空気を吸ってリフレッシュするなどの効果もあります。

 

効果② 身体機能の維持・向上を期待できる

買い物はリハビリになりますし、身体機能の維持や向上を期待することができます。

例えば、

「お店に行くまでに歩く」、「商品を手に取る」、「財布からお金を出す」などの動作は自宅にいるときはあまり行いませんのでリハビリになります。

 

効果③ 認知症への良い刺激になる

金銭の計算をしたり、自宅の冷蔵庫の中身を思い出しながら買物もするなど、買物をする際は頭を使って様々な計算をしながら行います。

こういった行為は脳に刺激を与えて認知症に効果があるといいます

高齢者自ら考えることによって脳に刺激が与えられますし、自ら動くことによってリハビリにもつながるのです。

 

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時には「買物代行」に切り替えて負担なくサービス提供を・・・

サポート

 

要介護・要支援者の利用者は何かしらの障害を持っていますので、毎回買物に行くのは負担が大きいという場合もあります。

そんな時は、無理をさせずにヘルパーが買物に行く「買物代行」で対応するようにしましょう。

買物代行は生活援助になりサービスの種類が変わっていきますので、サービス提供責任者に連絡をして、ケアマネジャーにケアプランを変更追加してもらう必要があります。

また急にサービス内容を変更することは基本的にはできませんので、あらかじめケアプランに買物代行を入れてもらっても良いかと思います。

 

「絶対に買物同行しなければいけない」と、疲れている利用者を無理に外に連れ出すことは利用者の負担を増大させてしまい、外出に対して嫌な気持ちを持たせてしまいかねません。

そうなるとメリットが台無しです。

大事なことは「楽しく長期的に外出の機会を保つこと」です。

 

 

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まとめ

今回は訪問介護の買物同行に関して解説しました。

買物同行の目的や実施のポイントなどを把握しておくと、良いサービスを提供することができて、利用者自身も気持ちよく買物をすることができます。

目的や効果を知ると、その効果が出やすいようにヘルパーが動くようになりますので是非覚えておきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。